ペリー・メイスン




 『ペリー・メイスン』(Perry Mason)は、アメリカ合衆国の作家E・S・ガードナーが創作した、法廷弁護士が活躍する推理小説シリーズおよびその主人公である。これを原作として、ラジオドラマや映画、テレビドラマシリーズが製作されている。
 日本語版は複数の出版社から刊行されており、ペリイ・メイスン、ペリィ・メイスンなどの表記も用いられている。また、後述のテレビドラマと同様に『弁護士ペリー(ペリイ)・メイスン』のシリーズ名で呼ばれることもある。

 概要

 ペリー・メイスンは刑事事件専門の弁護士であるが、依頼人である被告人が無罪という確信がなければ引き受けないことを信条としている。毎回引き受けた事件を捜査して依頼人の無実を実証するのが、このシリーズのセオリーである。女性秘書のデラ・ストリートと探偵のポール・ドレイクの協力で、法廷で検察官と対決していく課程がこの物語の山場である。小説は1933年に初登場作『ビロードの爪』から作者死後の1976年まで82編(日本語版)が出版された。





    テレビドラマ

 連続テレビシリーズ『弁護士ペリー・メイスン』(原題:Perry Mason)がレイモンド・バー主演によって、1957年から1966年までCBS系で放映された(最終回のみカラー放送)。また1985年から再びレイモンド・バー主演によるテレビムービーシリーズ『新・弁護士ペリー・メイスン』(日本での放送タイトル)[1]が製作され、日本でもNHKなどで放送された。



    スタッフ

 製作総指揮:フレッド・シルバーマン、ディーン・ハーグローヴ
 制作:バイアコム・プロダクションズ(1985-95)、インターメディア・プロダクションズ(1985-86)、ストラスモア・プロダクションズ(1985-88)、フレッド・シルバーマン・カンパニー(1987-95)、ディーン・ハーグローヴ・プロダクションズ(1988-95)(アメリカ)

    キャスト

 ペリー・メイスン  レイモンド・バー 佐藤英夫        若山弦蔵 鈴木瑞穂
 デラ・ストリート  バーバラ・ヘイル 藤野節子 佐野タダ枝  瀬能礼子 藤波京子
 ポール・ドレイク  ウィリアム・ホッパー 松宮五郎 北村憲司郎 中村正 出演なし
 ポール・ドレイクJR.  ウィリアム・カット     出演なし堀秀行
 マイケル・レストン  検事デヴィッド・オグデン・スティアーズ      家弓家正