猫の子猫自慢
悠久の此の世も今しか存在し無い、昨日すらもう無い。されど、彼の世が在ると講談師の如くに観て来た如くに嘘を吐いて蔵を建てた俳優が居た。明日は未だ着て居無いので何処にも無い。明日の事は誰にも判ら無いが、確率で予想が出来る。有る星で生命が発生するには複数の必須条件が有る。一つでも欠けると生命は発生し無い。必須条件が増えると確率は乗算されるので限りなく皆無に近着く。地球の前例で確率の予想は可能。されど、月の存在が微妙で有る。月は衛星にしては大き過ぎる。惑星同士の連星にも見える。もし、月の存在が生命に必須なら生命の発生は皆無と言える。複数の星の何処かで発生する確率は加算される。宝くじも抽選券を多く買うと当たる確率は加算される。何処かで発生して居る事は期待出来るが、出会う事は決して無い。
或る実験が行われた。二台の原子時計一台を飛行機に乗せて世界一周の旅に出た。地上のもう一台と僅かに誤差が出た。時計が狂ったので有る。時計が狂って仕舞い、飛行機の乗客は誰一人時間於遅れに気が点か無い、人工衛星では時計の狂いは更に酷く成る。補正をしないと誤差が出て仕舞う。時間於流れが替っても此の世は今しか存在し無い。されど、己は時間が停まる日が必ず訪れる。
車椅子の宇宙論学者のホーキング博士が亡くなって久しい。宇宙論は数式で大宇宙の開闢や終焉を研究する奇妙な学問。大宇宙の開闢後の3分間が詳しく研究されて居る、されど、開闢前に何が有ったのかが、判ら無い。最近のインフレーション理論は日本人も貢献して居る。今や定番のビッグ・バン理論は可成り昔の理論で有る。提唱者のガモフは少年少女向けに、自然科学の読本を多数出版し、自論を説いて居た。『星の王子さま』のサンテグジュペリの如くに、自筆の独特の挿絵を載せて居た。ビッグ・バン理論で大宇宙の元素比が計算出来る。実際の観測値に等しい、其の元素比が生物に等しい。生物は大宇宙の在り来たりの元素で出来て居る事を意味する、生命の発生は必然とも言える。地球の元素比には似て居無い事が重要で有る。生命の発生が必然でも己が今の世にヒトに生れて来たは奇跡で有る。されど、死は必然で有る。