開けれぬ玉手箱を何故貰って来たや浦島太郎



 童話や寓話や昔話の多くが最後は目出度しで終わるが普通で有るが、浦島太郎の物語は悲惨で有る。玉手箱さえ開けなければ、浦島太郎は幸せな人生を過ごせた事に成る。自分の家は無く成っても又建てれば良いので有る。親が亡くなっても嫁を娶ればよいので有る。釣り具も進歩してるし、農耕も進歩して居る。悪童に虐められて居る亀を助け、恩返しの為に竜宮城に招待されのに、玉手箱を開けて仕舞った為に白髪の老人に成って仕舞う。亀を虐めた悪童が罰せられず助ける善行をした浦島太郎が罰を受けて居る。元々の原作を後の世の作家が書き足したと思われる。竜宮城のイメージは志那の宮廷を模したものと思われる。志那の宮廷ドラマ后宮等で乙姫の様な宮廷女官が出て来る、琵琶を弾き、太鼓叩き、笛を吹き、舞を舞う。玉手箱の中には皇帝の御礼の親書が入って居た筈。