喉慣らしの猫の至福



 猫は飼われて居るとは思って居無い、数少ない家畜の一つで有る。昔の灰猫竃で寝て居て、火炙りの恐怖に曝されて居た。竃の無い現代では雪夜の晩
竃撰びで大童で有る、アッチの竃で頭を張られ、コッチの竃で尻を叩かれで有る。かくて、首に巻き付いたり、額の上に載ったりで有る。ヒトの寝床に忍び籠めても安住の地では無い。時々天災地変ではない人災に出会う。同じ寝床で寝て居ても見る夢は余りに違う、同宋異夢の世界でも有る。抱き猫の門出嫌いは有名で有る。飼い主を信用して居無い事が丸判りで有る。ヒト待ち顔の猫、座布団は未だか、湯たんぽは未だかで有る。座敷で新聞を大きく広げて記事を読んで居ると、決まって猫が遣って来て、土足で新聞の上に載り、読むを邪魔する。叱り付けて頭を張ると背に載り、鼠を退治して天下泰平を夢みたりで有る。背中はヒトの手や足が届か無い安住の地でも有る。昔、姉さん被りの若女将は拭きで座敷を掃き、座敷の角に猫の食べ残しの鼠の頭と尻尾を見付けて吃驚仰天で有る。
 猫は安住の地で良く喉を鳴らす。人差し指で身体を突くと喉を鳴らす、突くのをやめると鳴らすのも止める。喉を鳴らして居ても至福の時を感じてるとは思え無い。人の寝床も竃の代わりに過ぎ無い。開け広げの座敷に住む猫は昔から特異な存在で有った。昔、猫は繋いで飼ってはいけない法令が有った。結局野良猫が増え、泥棒猫が増えた。元来は猫は鼠の駆除の為に飼われて居た。餌も催促されるまで与える事も無かった。最近は犬迄座敷に上げ、犬と猫と赤子を雑魚寝させて居る。赤子は自分も犬で有るとは思わないので有ろうか。
 漢字の読め無いGHQが日本の教科書が自由平等博愛に外れるとして、墨で不適を塗らせ、言論統制を敷き、公職追放を行い、焚書をした。GHQの犬に成り下がった売国奴の学者が多数居た事が丸判りで有る。公職追放の後釜に共産党員が多数教育の場に入り込み、日本の教育を壊して仕舞った。日本で失敗した漢字の廃止は、朝鮮では成功した事に成る。米国の思惑通りに韓国は弱体化して仕舞った。漢字の廃止は言語学者の研究の場でも有る。只で出来る研究でも有る。対照言語に日本語が有る。
 韓国は漢字を廃止し、何を得て、何を失ったかの検証が出来て居ない。法律には何年後に見直すという一項が有る事が多い。消費税が典型で有る。消費税率を上げると景気が悪く成る検証結果が既に有る。武漢新型冠状病毒肺炎(COVIDー19)の蔓延で景気が悪化して居ても下げる気すら無い。IMFが消費税率は17%が最適と言い出す。内政干渉でも有る。日銀の金利は何も言わないので有る。国債を買い取ったり、株券を買い取ったりしても何も言わ無いので有る。誰かに言わされて居る事が丸判りで有る。