KING KONG 2005

 『キング・コング』(King Kong)は、2005年のアメリカ映画であり、ラブロマンスとホラーの要素の入ったアクションアドベンチャー映画である。1933年の映画『キング・コング』のリメイクであり、同作を見て映画製作を志したというピーター・ジャクソン監督の悲願の企画であった。本作の邦題は、1作目と同じく(そして2作目と異なり)「・(中黒)」が入る。ちなみに主演のナオミ・ワッツは、37歳にしてヒロインを見事に演じた。
2005年のアカデミー賞においてアカデミー視覚効果賞、アカデミー音響編集賞、アカデミー録音賞の3部門で受賞した。

       あらすじ

 舞台は1930年代、世界大恐慌下のニューヨーク。
失敗作続きの映画監督カール・デナムは、スポンサーからも次回作への出資を断られ、もう後がない状態に追い込まれていた。そんな中、脚本家のジャック・ドリスコルや、失職した舞台女優アン・ダロウらを言いくるめ、どこからか入手した地図に描かれた謎の島『髑髏島』をカメラに収めるべく、密輸船ベンチャー号で強引に出航してしまう。
霧の中、座礁しながらも島に辿り着いた一行。しかし、不気味な島民の襲撃を受けて録音技師のマイクが槍に刺されて死亡し、ついにはアンを奪われる。彼女を救出すべく武装して島へ乗り込んだカール達は島民たちを蹴散らすが、彼らが髑髏島の王者として崇める巨大猿キングコングの生贄にされたアンは、いづこかへ連れ去られてしまう。
カールとジャック他15名で島の奥へと捜索に向かうが、そこで見たものは、恐竜をはじめとする絶滅したはずの原始動物や、独自の進化を遂げた巨大な昆虫たちだった。数多くの犠牲を払いながら島を探検し、凶暴なキングコングからアンを奪還したカール達は、キングコングをクロロホルムで眠らせてニューヨークへ連れ帰ることに成功する。
カールの目論見通りニューヨーク中に一大センセーションを巻き起こしたキングコングだったが、ショーの最中に興奮して鎖を引きちぎり、アンを求めて市街地を暴れ回る。顔を覚えられてしまったジャックはタクシーを使って彼を誘導し、キングコングはアンとの再会を果たす。しかし、そんな両者の間を引き裂くように、アメリカ軍の攻撃作戦が始まってしまう。地上での攻撃を避けてエンパイア・ステート・ビルに登ったキングコングに、空軍の容赦ない銃撃が襲い掛かる。

 KING KONGは幾度もリメークされて居ます。現代に時代を写した為に巨額の資金を使い乍失敗した例有り、オリジナル版の何故広いニューヨークでアンを観付け出せたかの疑問に答えて居ます。恐竜を貪欲に描き過ぎです、腹が満腹なら襲ったりはしないと思うので有るが。