平成阿蘇山大変  野々上友之裁判長

 阿蘇山が四国電力伊方原発差止め仮処分訴訟の本審の判決が出る前に9万年前の破局的カルデラ大噴火と同程度のカルデラ破局的大噴火を起こし、火砕流が海を渡り、佐田岬半島の山々を越え、谷々を渡り伊方原発を襲い、原子炉が壊れ放射能漏れを起こし、瀬戸内海を汚染させ広島県の広島市や愛媛県の松山市の住民四名が被爆し健康を害し人格権が著しく奪われる急迫性が有るとして原発を止めさした。平成阿蘇山大変が実際に起こると言うので有る。日本沈没の様なSF映画の様な事態が実際に起こると言うので有る。クラカタウの大噴火を描いたジャワの東等の映画も有るが、噴火の地震で大津波が起きた事が描かれて居るが。火砕流が海を渡るは描かれては居無い。九州には火山が多い、桜島や硫黄島等も有る。縄文時代6500万年前の硫黄島の鬼界カルデラ大噴火も有名で有る。其れ以後の縄文遺跡が見付から無い。九州はシラス台地が多い事から火山の噴火か多かった事は万人が認める。

 野々上友之裁判長は原子力規制委員会の設置審査を一項を除いて適合とし合理性を認めた。唯一原子力規制基準の火山リスクの基準を持ち出し、リスクが充分に小さいとは言えないとし、設置審査が不合理として原発を停めた。ここに誤審が有る。原子力規制委員会は日本の総ての原発を考慮して使用基準の40年を目処に安全性を産出し原子力規制基準を決めた。仮処分の抗告審では本審の判決が出る迄の期間に確実に噴火が起き、放射能漏れ事故が起き瀬戸内海が汚染され原告住民四名が被爆し健康被害を受け人格権が侵害される事をを原告住民四名に立証させる責務が有る。充分に小さいとは言えないから停めるは誤審で有る。起こら無い事が小さいでは駄目と言って居る。無い事の証明は悪魔の証明と言って不可能。其の起こら無い事が充分に小さい事の立証を四国電力に求めた誤審。被告に入って居ない非当事者の原子力規制印会を裁いて居る。原子力規制委員会は事実誤認が有ると言うも自分は当事者で無いと知らん振りで有る。原子力規制委員会に弁明の場を与え無いは不当。

 伊方原発訴訟には以前の最高裁の尤もな判例が既に有る。火山学や地震や原子力の専門的な知識の要る高度な判断は専門家に任せ、判断の手順や方法に不合理が無いか審議すべきと言って居る。原子力規制委員会の審査を不合理と言うには原子力規制委員会が被告の債務者に入って居なければ成ら無い、原子力規制委員会に弁明の場を与え無いのは不当で有る。原子力規制委員会が決めた原子力規制基準の火山のリスク基準を持ち出すも、基準の合理性の立証をさす場を与えずは不当で有る。原子炉等規制法では異常な程に巨大な天災地変は国が責任を取ると事に成って居る。阿蘇山のカルデラ破局的大噴火なら異常なほどに巨大な天災地変に当たる。国が被告に入って居無いのは可笑しい。

 原告住民四名が阿蘇山の噴火を立証した事に成って居るが、気象庁や地震学者が大噴火の可能性を予報して居無い、原発を止めなければ成らない程の危険が迫って居るのに国民に告知しないのは可笑しい。原子力規制委員会の審査に不合理が有るなら、原子力規制委員会に審査のやり直しを命じ、合格を取り消させ、原子力規制委員会に原子炉の停止を命じさすが道理、浜岡原発を停止させる時に当時の首相の菅直人氏は原発を停める権限が首相にも無いのでお願いで停止させたのは有名な話で有る。電力会社は他の企業には無い、電力事業法や原子炉等規制法等に従って営業して居る、広島高裁の決定は電力事業法や原子炉等規制法違反の懼れも有る。憲法で保障された財産権の侵害でも有る。憲法違反でも有る。仮処分の決定は本審の判決が出る迄の仮の処分、期限を切って原発を停めるが常識、福井地裁の誤審が異議審で別の裁判官が認めた、大津地裁の誤審は大阪高裁が正した。広島高裁の誤審は異議審や最高裁で正される事で有ろう。期限付きで有るので最高裁での敗訴でも四国電力の損害は限定的で有るが、原告の敗訴では原告住民四名の仮処分が不当で有った事に成って仕舞い其の間の四国電力の損は原発の発電量分の電気代で有るから莫大な金額に成る。火力の焚き増しの燃料費の増額分では無い。大口企業の電気代は一般家庭より高い、払えるので有ろうか。

 眼には眼を、歯には歯をと言う諺が有る、世界の刑法の原典とも言えるハンムラビ法典の一条でも有る。復讐を容認するものと誤解して居る人も多い、歯を抜いた罪びと、眼を抉り出す罰を与えては成ら無いと謳って居る、原告が求める罰の重さと被告が犯した罪の重さが天秤に掛からなければ成らないと言って居る。仮処分では債権者の申し出が尤もで有っても、債権者の利益と債務者の損害が余りにも乖離が有る場合は仮処分は不適で、本審のみで戦うべきもので有る。



  ○債権者の損得(原告住民四名)
 
   ・阿蘇山が本審の判決が出る迄の数ヶ月の間に9万年前のカルデラ破局的大噴火と同程度の噴火を起こし、大火砕流が海を渡り、佐田岬半島の山々を越え谷々を越えて伊方に達し、伊方原発を損壊させ、放射能漏れを起こし、瀬戸内海を汚染させ、広島県た愛媛県の原告住民四名を被爆させ健康を害し人格権が侵害する悪夢を見無くて棲む。
   ・四国電力が裁判所の決定を無視して動かすと制裁金が入り巨万の富が手に出来る。有明海の水門訴訟の判例が有名。一人一日2万円相当か。

   ・本審の敗訴で仮処分で債務者に損を与えた分の賠償義務が法的に発生する。7ヶ月も停めると莫大な金額に成る、払えなければ払わなくても良いので有ろうか。何故四国電力が九州電力の川内原発訴訟の様に供託金を求め無かったのかが謎で有る。

  ●債務者の損(被告四国電力)

   ・法規制付の節電や計画停電の計画や大規模停電で電気の売り上げが落ちる。
 
   ・電力不足で大規模停電が起きる。停電が起きると多くの利用者が迷惑を被る、病院の手術中の患者、保育器の赤子、老衰の老人、猛暑の夏は熱中症で亡くな成る人が増え、極寒の冬は凍死する人が増える、冷蔵庫の食材が腐敗し始める、電鉄が停まると帰宅困難や出社が出来無い。街の治安が乱れ犯罪が増える。蝋燭で灯りを灯しての火災が増える。最近は北朝鮮のミサイル実験の危惧も有る。停電では有事の際に何も出来無い。

   ・火力の焚き増しで燃料費が嵩み電気代が高騰する。中小企業では採算割れが起き、廃業や倒産が増え、失業者が増える。大企業は工場を海外に移設し雇用が喪失する。産業の空洞化が生まれる。原告住民は四名、電気代が上がって苦しむは数百万人、株の暴落で大損は数千万人。電気代が上がると電気を使って生産される商品やサービスの価格も上がて損する人は一億人。失業者が増えると街の治安が乱れる。

   ・誤審が判例と成り、今後の訴訟で原発がドンドン停まって行き、日本が衰亡し、アジアが衰亡し、世界が衰亡する。世界の衰亡が世界戦争を誘発し人類が滅亡する。沖縄県では独立を言い出す人まで居る、スペインのカタルーニア地方の如くで有る。北海道の熊笹しか生えぬ荒野を中国人が買い占めて居る現実が有る。外国の侵略が密かに進行して居る。

   ・燃料費の増加で債務超過に成ると東芝の如く東証2部に降格と成る、銀行の融資も受けられ無く成るし、社債の発行も出来無く成る。広島高裁の決定が出た途端に株価は200円程一気に暴落した。株主が大損で有る。債務超過で日経平均から外されると投資信託の組み入れから外され更に株価は下がる、債務超過が2年続くと上場廃止と成り、株の売買が簡単に出来無く成る、倒産の危惧も生まれる。司法がしたことなので政府は四国電力を一切支援しない、原発も動かせぬ会社を買収する原子炉メーカーや財閥、国際金融資本家や外国人投資家も居無い。停電が何ヶ月も続く事に成る、アメリカでは実際に電力会社の倒産が実際に有り何ヶ月も停電が実際に続いた。電力会社に利益が出無いと廃炉の為の積み立ても出来無い、再生可能エネルギー施設の増設も出来無い、蓄電池の改良の研究出来無い、次世代の為の原子力熱核融合発電の研究も出来無い。火力の定期点検を引き伸ばすと故障が多発する。原発を停めると火力がテロの攻撃の対象に成る。以前の国会中継を見ると北朝鮮と関係の有った議員も見受けられる。中国と関係有る人も居る。原発を動かし技術を維持し、核を何時でも持てる事が、他国に抑止が働いて居る。
   ・火力の焚き増しで炭酸ガスの排出を削減出来無い、地球温暖化防止協定の公約を守る事が出来無い。煤塵や窒素酸化物やPM2.5等の公害も増える。台風の巨大化や異常気象の多発、酸性雨や海水の酸性化、極地方の温暖化で深層海流が滞り、海水の無酸素化が進みプランクトンが死滅し、食物連鎖が乱れ、漁獲量が減り、生態系にも異変が出る。海水温の上昇はメタンガスの排出を生み其れが更なる温暖化に、暖冬は越冬する害虫を増やし、疫病の蔓延や森林の立ち枯れを招く、其れ等が更なる温暖化を引き起こす。褐炭は安いが質が悪く公害の原因に成る。原発で死ぬ人は居無いが大気汚染の公害で病気に成る人や死ぬ人は多い。
   ・エネルギー保障や国家の安全保障の事は議論されて居無い、阿蘇山の噴火より石油の産出国の中東の動乱や内乱、クーデターや内戦、戦争等でホルムズ海の海洋封鎖が起きると油断が起きる。原子力の燃料のウランは世界に分散し産油国と重複しない。日本は核兵器は持た無いが持てる技術が有る事が核攻撃の抑止力に成って居る。原発を減らして良いが完全に無くすは亡国の道で有る。エネルギーのミックスが重要で節電が進んでも減った中で何割かの原子力が必要。外国が原発を已めると石油が切迫し高騰するので世界の趨勢と逆の事をするが得策、安全保障で有る。

   ・原告は四名、電力の顧客は数百万人、四国電力の株主は数千万人、物価が上がって損する人は一億人、何か可笑しい算盤勘定では有る。

   ・石油はプラスチックの原料にも成る極めて有用な資源、燃やして仕舞うのは酷で有る。化石資源には枯渇の問題が発生する、ウランも限りが有る原子力熱核融発電が急務で有る。燃料は海水中に無尽蔵に有る。其れが不可ならヒトは退化の道を歩む事に成る。電力会社に利益を出させ、廃炉や核融合発電の研究をさせるが得策。電気自動車やリニア鉄道や自宅サーバや対話型コンピュータHAL等のAIが主流に成ると大量の電気が必要に成る。


 仮処分訴訟は本審の裁判と違って原告と被告が法廷で顔をあわして、陳述し合う事が無い、書類審査とも言える。参考人に火山学者を呼べば誤審は回避出来た筈、四国電力は問題有る裁判官の忌避を求める事も出来た筈。最高裁の判例を無視した決定で有る。本来は地裁での誤審を高裁が正すのが通例、広島地裁が正しくて上級の広島高裁が誤審とは司法に疑問を抱く人も多い。仮処分訴訟には有明海の水門訴訟が有る。開門派閉門派が其々別の裁判所に提訴し其々が勝訴した為に国は開門するにも閉門するにも制裁金をどちらかに払わされる羽目に、当該県知事は抗告の許可を当時首相で有った菅直人氏に求めたが菅直人氏は其れを破毀した為に国は永遠に制裁金を払い続ける羽目に成った。どちらかの裁判所が誤審をした事に成る。伊方原発訴訟には以前の最高裁の判例が既に有る。火山や地震や原子力等の専門的な知識が必要な高度な判断は行政に委ねるべきと言って居る。尤もな判例で有る。多くの人が利用する生活に必須の電気やガス、水道、電鉄、通信等のインフラの訴訟は仮処分を避けるべきで有る。民事訴訟の保全法に瑕疵有りか。原発訴訟は原子力規制委員会も入れるべきとの意見も有る。原子力の専門知識を持った裁判官を集めた専門の裁判所を設置すべきと主張する国会議員も居る。
 原子力規制委員会の見地では火砕流は海を渡って佐田岬半島を渡って伊方原発には達し無いと言って居るのに敢えて決定を覆した。火砕流は海に達すると重い岩石は海中に沈み、大量の水蒸気を上げる、熱風は軽いので天に舞って仕舞うと思うので有るが、海が埋まる程の火砕流が有ったのなら九州と四国は地続きに成って居る筈。

 火山の大噴火の確率は極めて小さい、火砕流が海鵜を渡るも可也小さい、原発が壊れ放射能漏れを起すのも可也小さい、三つが同時に起こる確率は国昌で有るが決して零におは成ら無いのが問題で有る。零リスクを言い出しては現代文明は立ち行かない。我々の目は遠近法に従って居る。距離が目から二倍遠いものは半分の大きさに見える、目に入る光の量に因って大きさが変わって仕舞う事を意味する、太陽は大きいが距離が離れて居る為に月程にしか見え無い。リスクは危険度と確率を掛け合わせたもの、カルデラ破局的大噴火の危険性は高いが起こる確率が充分に低いので原発を停めるには至らない。生命が発生する確率は極めて低いが星の数は数多の為、宇宙では珍しい事では無い。実証済みで有る。当時首相の菅直人氏も浜岡原発を動かし乍防潮堤の嵩上げ工事を命じるべきで有った。嵩上げ工事が完了しても未だに動かさずで有る。大津波は未だ来て居無い事で其れが判る。

 中世の魔女裁判で被告に魔女で無い事を自ら立証させた為、拷問を受け、火炙りの刑に多くの娘が犠牲に成った。近年ガリレオの再審が行われた。当時の自明の事実丈で再審された事が重要で有る。前提で当時の資料のみで双方が納得済みの当時の資料で、原告は何を立証すべきで被告は何を立証すべきかを最初に決めて裁判の手順や方法を決めて行われた事に意義が有る。噴火の前には群発地震や火山ガスの増加や山体の隆起等の予兆が有る筈、其れから原発を止めれば事故の確率は可也下がるので今停める必要は極めて低い。9万ね前の火砕流は阿蘇山の標高が4000m近く有った昔の話、今の標高では火砕流も限定的、火砕流は低いほうに流れ山迄乗り越え無い。伊方まで達するなら大分や別府は先に壊滅する筈、たった原告住民四名の為に原発を停めるのか。