時が止まる時



 宇宙論学者の車椅子の天才、ホーキンス博士が亡くなられた。宇宙論は宇宙の開闢や構造や終焉を数式で研究する不思議な学問で有る。大宇宙の開闢後の1秒で何が起きたのかの研究が進んで居る。3分で大宇宙の殆どの素粒子が出来たのも判る。されど開闢前に何が有ったのかが判ら無い。暗黒星の奥底の特異点に解決が有りそうです。我々の大宇宙の他に別の大宇宙の存在が有る可能性を説く人も居る。輪廻と言う思想が有る。星も生まれ最後に爆発して死を迎える。そして生命に必須の重金属も作られて行く。宇宙論の一つにガモフが提唱したビッグバン理論が有る。ガモフは昔、少年少女向けの読本も多数出版して居た。サンテグジュペリの星の王子さまの様に著者のガモフ自身の挿絵の当時は荒唐無稽の珍本でも有った。理論に依って宇宙の元素比が計算出来る。実際の観測結果の元素比が等しい。其の宇宙の元素比と生物の元素比が等しい。地球の元素比とは似て居無い事は重要で有る。生物は宇宙の在り来たりの元素を利用して居る事に成る。生命の発生は宇宙では必然とも言える。されど、自分が生まれて来て今を生きて居る事は奇跡で有る。

 生物も宇宙の一部で有るから生物の最終目的も宇宙の法則の筈で有る。宇宙にはエントロピー増大の法則が有る。秩序あるものが無秩序に成り混沌の世界に至る。熱いお湯もやがて冷めて仕舞う世界で有る。生命だけが法則に逆らってより複雑でより秩序を求めるのか不思議で有る。人が絶滅すると猫が大型化し猛獣に進化する事が想像出来る。絶滅と進化は紙一重で有る。鼠が大型化すると猫も大型化する。天災地変で多くの生物が絶滅し、進化が爆発的に進む。日本は原子爆弾の被爆国、放射能を毛嫌いする風評は有るが進化を起す源でも有る。火山の多い地域は生物の種も多い事が判って居る。福島の原発事故以後原子力は政争の具に成って仕舞った。脱原発を謳って選挙に当選した議員も多い。地球内部が未だに熱いのも核分裂の原子力、太陽が輝くは核融合の原子力。

 此の世の数多の裁判は起きて仕舞った事件の賠償を求めるのが大半。原発訴訟は特異で有る。原子力規制委員会が定めた原子力規制基準が脆弱と言い、原子炉設置審査が不合理で原子炉の設置を認め無いと言うには原子力規制御委員会を被告にした行政訴訟が必要の筈。原子力規制委員会に設置審査の合格を取り消させるが通り。原子炉設置審査が合格な原子炉を電力会社に停めさすは、原子力規制委員会設置法違反、原子炉等規制法違反。原子炉を停めさすと電力不足で大停電が起きるは必須。原子炉の停止命令と同じく法規制付きの節電や計画停電の計画を命じ無いは電力事業法違反。合法的に営業運転する原発を停めさすは財産権の侵害で憲法違反。被告でも無い原子力規制委員会の犯した罪で被告の電力会社を罰するは民事保全法違反。被告でも無い原子炉メーカーを裁き原子炉が欠陥が有り危険だから停めろと言い、被告でも無い原子炉メーカーが犯した罪で被告の電力会社を罰するは民事保全法違反。未だ起きて居無い事件の妄想で裁判を起こす、急迫の危険の立証を原告にさせず、被告に急迫の危険の不在を立証させて居る。民事保全法違反。伊方原発訴訟は既に最高裁の判例が有る。上級審のい判例を無視した誤審で有る。広島地裁の決定の妥当性を膨大な頁数を使って原子力規制委員会の原子炉設置審査の合理性を説いて居るのに、平成阿蘇山大変の危険性が充分とは言え無いと言いがかり的な理由で原発を停めた。9万年間は伊方は安全で有った事を原告が立証した事にも成る。当時は山口県にまで火砕流が到達した痕跡が在るとか。山口県に達したからと言って伊方に達した事には成ら無い、原発の敷地内の地質調査では見当たら無いと四国電力が主張も聞く耳持たずで有った。当時の火砕流は阿蘇山が富士山よりも高かった頃の話、減債では阿蘇山の標高も低く外輪山で囲まれて居る。火砕流が伊方に達して居たら現在も九州と四国は地続きに成って居た筈。火砕流が海を渡り山を超えた伊方に迄到達して堅牢な原子炉を壊すかぎもんでも有る。赤熱の岩石は海中に没し大量の粉塵を巻き上げる。天空で冷えて火山灰として降って来る可能性は有る。又、軽石は水に浮かぶので山口県や伊方に流れ着く可能性は有る。軽石が原子炉を壊すとは考えられない。火砕流が海を渡り山を超えるか如何かの重要な判断を火山学に素人の裁判官が安易に評価するは問題で有る。火山学会で火山学者が議論して結論を出すべき大事。大津地裁の高浜原発仮処分訴訟では関西の水瓶の琵琶湖が放射能汚染し関西には住め無いと言いて居たが大阪高裁で破毀された。福井地裁の高浜原発仮処分訴訟では零リスクを科したが異議審で別の裁判官に破棄された。伊方原発の決定は期限付きの異例の決定。異議審の決定が遅れて居るが異議審も誤審でも数か月止まるだけでそれほどの問題では無い。最高裁に航行されると判例があるので原告には不利で有る。敗訴に成ると又新たな判例と成って。今後の狂訴も続けるのが難しく成る。

 四国電力の株価が上がって来た。広島高裁の伊方原発雲短差し止め仮処分訴訟の決定が出た瞬間に株価が暴落し、関係の無い他の他の電力会社もつられて暴落した。今は異議審の審議中、四国電力の仮処分執行停止の申請は破棄した。地裁では通常3箇月程度で有るが高裁は時間が掛かるのか未だ決定が出て居無い。覆らなければ四国電力は最高裁に抗告するが、広島高裁の決定は異例の期限付きで有る。最高裁の裁判は時間が掛かるので決定が出るまでに期限が切れて動かせる事には成る。動かせる裁判を裁判することに成る。最高裁で原告住民が敗訴では今までの仮処分が不当なものと見なされ賠償義務が発生する。四国電力の損害は420憶円で有る。最高裁の判例は今後の原発訴訟にも影響が出る。最高裁には既に伊方原発訴訟の判例が有る。法学部の模範解答の様な判例で有る。学生は司法試験を睨んで学習に余念が無い。関西電力の高浜原発の大津地裁の仮処分では数千億円の賠償義務が発生して居る。福井地裁の高浜原発仮処分でも再稼働を遅らせたから賠償義務が発生して居る。本審の最高裁の判決が出たら支払い義務が発生する。仮処分はせずに本審丈なら支払い義務は発生しない。己が招いた結果で有る。破産しても負債が孫子の代まで残る。東日本の原発も設置審査に合格する物が出て来た、再稼働の目途が立ち、仮処分で原発が動く危険性が無いとして破棄される事も無い。此れからは東日本の原発の訴訟の出番では有るが、脱原発丈では選挙に有利には成らない事が新潟県知事選挙で判った。旧民主党の当時首相の菅直人氏が原発を無法に止めた為に日本から流出した国富は25兆円に上る。

 大宇宙が開闢して138億年生物が一番繁栄した時期だとも言える。観測記録は1件のみで有るが。此の宇宙に生命が居る根拠でもある。若い宇宙では生物に必須の重金属が迄少ない。終焉に近い宇宙だと太陽自体の余命が少ないので生物の進化が期待出来無い。確率論では今が宇宙の最盛期とも言える今後は終焉に向かうとも言える。宇宙の終焉には色々なパターンが有るらしい。仏教での輪廻転生なら膨張と収縮を繰り返す宇宙モデルで有るが最初が必要で理論に破綻が有る。何故宇宙が開闢したのかが判ら無い。膨張して温度が下がって氷つくも有りえる。エントロピー増大の法則でも有る。
 時間や空間が宇宙が開闢後に出来たのなら宇宙の終焉で時間も止まって仕舞う事を意味する。万人やがて時が止まる時が必ず訪れる。最早朝日を観る事も無い。