Daimajin



 大魔神は大映が昭和四十一年制作の時代劇。YouTubeで有料版が配信されて居る。三百円で観れる。期限無し版では千五百円で購入出来る。英語字幕版は無料で観れる。YouTubeでもスペイン語吹替の珍奇な時代劇も有る。根気よく検索すると思いがけない物に出会えることが有る。洋画の場合は現地の言葉で検索すると見つかる場合も有る。日本語字幕は期待出来無い。最近Dailymotionもサーバーが変わったのjか日本からのアクセスも速く成った。途中で停まる不愉快が無く成った。韓国ドラマの拒否も少ない。珍しい関西テレビの時代劇の大奥等も遣って居る。昔、巷の恋の題名で放映されて居たイタリア映画も有る。懐かしい苦い米やオリーブの下に平和が無いなども有る。ピラミッドや駅馬車やベン・ハー等も在る。時代劇の鬼の爪等のスペイン語吹替は笑って仕舞える。


 あらすじ

 戦国時代、丹波の国の領主・花房家は、家老の大館左馬之助一派の下剋上によって幼い忠文・小笹兄妹の2人を残して滅ぼされ、領民たちは砦の建設のために苦役を強いられることになってしまった。花房の兄妹は忠臣・小源太の叔母で魔神の山の魔神阿羅羯磨(あらかつま)を鎮める巫女の信夫の下に身を寄せ、お家再興の機をうかがう。月日は流れ、忠文と小笹はそれぞれたくましい若者と美しい娘に成長していた。一方、彼らの潜む魔神の山には巨大な武神像があり、領民たちから篤く信仰されていた。これを快しとしない左馬之助は、忠告に上がった信夫の「このまま領民たちを苦しめ続けたら魔神による神罰がある」という言葉を嘲笑い、「神罰があるなら見せてみよ」と信夫を斬り殺し、こともあろうに山中にある武神像の破壊を配下に命じた。小笹が捕まり、その眼前で武神像の額に深々と鏨(たがね)が打ち込まれた、と、鏨の傷から赤々とした鮮血が滴り始めたのである。同時に起こった地震、地割れ(武神像の祟り)の中、左馬之助の手の者たちは次々に地割れに飲み込まれていく。

怒り鎮まらぬ武神は、忠文の命乞いに身を捧げようとした小笹の眼前で動き出し、穏やかな相貌を憤怒の相に変えるや、光の球となって砦の建設現場へと向かう。折しも砦では、花房家最後の望みである忠文と小源太の磔処刑が執行されようとしていた。絶望し、ただ神に祈るのみの領民、そして勝ち誇る左馬之助の前へ、妖しく曇った天空から一点の光が地上に落ち、突如それは巨大な魔神の姿となった。

魔神は砦を突き破り、城下へ侵入する。必死にこれを止めようとする城兵たちも次々に踏みつぶされ、瓦礫の下敷きとなっていく。花房家の残党により忠文と小源太は救出され、左馬之助も逃亡むなしく魔神に捕まった。魔神は額に打たれた鏨を引き抜くや、これを左馬之助の胸に深々と突き通す。しかし魔神の怒りはなおも鎮まらず、無辜(むこ)の領民までもが巻き添えに、魔神による破壊はついに城下全体に及ぶかに見えた。

そのとき、魔神の足元に小笹が駆け寄ってひざまずいた。小笹は自らの命と引き換えに、魔神に怒りを鎮めてくれるよう懇願し、涙を落とした。それを見た魔神は自らの顔を穏やかな武神に変え、やがて土塊(つちくれ)となって崩れ去り、風の中に消えていくのだった。(ウイッキペヂアより)