嘆 き の コ マ ン ド プ ロ ン ト

 XPのアクセサリに在るコマンドプロントはMSDOSに似て居ますが、MSDOSでは有りません。MSDOS風に作られたウィンドウズ用のプログラムです、勿論MSDOS用のアプリケーションソフトも起動出来ますが、正しく作動する保証は有りません。
MSDOSは今と成っては、時代遅れのOSの感は有りますが、業務用ソフトの一部では未だに使用されて居ます。製剤課の打錠機の重量−打圧管理システムもMSDOSで動いて居て無人運転が可能ですが、問題も有ります。プリンターが故障した場合に、MSDOS用のプリンターを探すのが大変です。ウィンドウズ用への更新が急がれます。
 XPのシステムホルダーの中には、コマンドプロント用のプログラムも多数有り、徒のアクセサリで無い事だけは確かです。プログラム自体は其れ程大きく無いので、機能の大部分はXPのOSを利用して居るのでしょう。依ってコマンドプロントで設定を変更すると、ウィンドウズの設定も変更されてしまいますので注意しましょう。
 昔のパソコン教室は確かプログラムの組み方も教えて居た筈ですが、最近ではソフトの使用方法が主に成って居ます。プログラムを組もうと思ったら専門学校にでも行かないと無理か。最近のプログラムソフトでは素人でもビジュアルに簡単に、プログラムが組める様に成っては居ますが、ソフト自体が自動的に作り出した複雑なプログラムが理解出来なければ、最早趣味の範囲を逸脱して居ます。最近のウィンドウズ用のプログラム言語は複雑に成りすぎ、他のOSとの互換性も最早有りません。しかし、コマンドプロント用のプログラムはANSIC言語にも似て居て、他のOSとの互換性が残されて居て、素人でもプログラムを組める可能性が未だ残って居て、挑戦して見る価値が有りますが、余り複雑なプログラムに挑戦して気が狂わ無い様に注意しましょう。
 プログラムソフトの中には、便利なシステム関数が用意されて居て、自分のプログラムの中からXPのOS其の物を利用出来ます。と言うことは、自分なりのコマンドプロントが作れる事を意味します。問題も有ります、システム関数でカレントディレクトを変更してももプログラムに戻ると元に戻ってしまい変更出来ません、プログラムの中で変更用の関数を使う必要が有ります。同じく環境変数もプログラムの関数を使はないと変更できません、其れらの関数を使用すると、数十行のプログラムで自分のコマンドプロントの母体が作れる事を意味します。「スタート」の「ファイル名を指定して実行」からもファイルは起動出来ますが内部コマンドは使用出来ません。しかし、問題も有ります、マイクロソフトのビジュアルスタディオの最新版の説明書が本屋に置いて無いかったり、分冊販売をして無かったりで(メーカーは何を考えて居るんでしょうか)ヘルプで関数の説明は見れますが、使用例を観ないと良くは分りません。でも、色々注意すべき事も有ります、ファイル名が漢字で有ったり、長い名前の場合は何か工夫が必要です、又、ファイル名に空白が有る場合は””で括る必要が有ります。関数に渡す引数を正しく設定しないと、思った結果が得られません。
 パソコンの原点に戻って、自分で作ったプログラムが自分のパソコン以外でも動く感動を味わって観て下さい。
XPはプログラムが暴走しても、システムに障害は出無い様に成って居ますが、自分で作ったプログラムを会社で使用するのは厳禁です。ウイルス対策ソフトや、システムがウイルスと勘違いして警報を出す可能性も有ります、注意しましょう。
 会社のLANで結ばれたPCの殆どに管理者特権が掛かって重要な設定を変更したり、市販のソフトもインストール出来ません。余程自社の社員が信用出来無いのか、工場に居無い人が、工場のPCを監視していますよ、注意しましょう。
 管理者が貴方で有る、自宅のPCでも、システムの設定を変更したり、レジストリをいじり廻したり、HDDのパテーションほ変更したり、マザーボードのBIOSの設定を変えたり、アッパーグレード等は慎みましょう、システムが起動しなく成ったら大変です、注意しましょう。自宅のPCはHDDを増設して、夫々のHDDにシステムをインストールして置きましょう。一方のシステムが立ち上がら無く成っても、もう一方が立ち上がれば、重要なファイルを保護する事も出来ます。フロッピーは良く壊れますがMOも壊れる事が有ります。重要なデーター・文書・映像は頻繁にバックアップを取って置きましょう 壊れたHDDからデーターを再生するサービスも有りますが、新のHDDを買うよりお金が掛かりますよ。「卵を一つの籠に盛るな」と言う教訓を肝に命じましょう。

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