マドリッドへ

 マドリッドはスペインの首都でも有り。古き良き時代のヨーロッパを偲ぶ事の出来る、古風な建物も多い、観光客も喜ぶ都市で有る。しかし、日本からは余りに遠く、行くは大変で有る。以前はイベリア航空の直行便が有り良かった、勿論燃料の補給の為、モスクワで一旦、飛行機から降りねば成らなかったが。其のイベリア航空が突然に中止してしまった。一寸前は日本航空(JAL)でオランダのアムステルダム・スキポール空港迄行き、オランダ航空かイベリア航空に乗り換えるのが普通で有った。行きはガイドが立って居て乗り換えの案内をして呉れた。帰りは居無かったが。
 大阪の伊丹空港から日本航空の国内線で成田まで行き、成田で国際線のオランダ行きに乗り換える事に成る。オランダ迄は良いが、オランダのスキポール空港からのイベリア航空やオランダ航空は日本人のスチワーデスが乗り込んで居る訳では無い。提携して居る為、一人は日本語の判る人は乗って居る筈では有るが。個人旅行は兎に角大変で有る。朝に大阪を出発しても国際線の出発は昼頃で有った。マドッリドに到着は時差の恩恵を受けても夜に成ってしまう一日仕事で有る。ホテルに着くと直ぐに寝る事と成る。

 ヨーロッパのホテルの朝食はバイキング形が多く、自分で好きな物をよそって食べれば良い、料金はホテル代に含まれた居て、特別に払う必要は無い。しかし、昼や夜は自分で注文しなければ成ら無い、メニューのスペイン語は特に難しく一寸大変で有る。ホテルの料理は特に高い、個人旅行ではホテルが起点と成るのでホテルのレストランに慣れましょう。ホテルのレストランの料理は相対的に高い、何品も注文すると可也の出費と成る。外に出て、一般のレストランが利用出来れば其に越した事が無いが、予約の必要な店も有り。結局はホテルのレストランを利用する羽目に成る。唯のミネラルウォーターがオレンジジュース並みの料金で有る。コップ一杯でも氷で冷やした大きな一瓶での註文と成るので注意が必要。
 マッドリッドはプラド美術館や王宮を目当ての観光ツアーのルートに当たる為か、日本の観光客も多い以前に私が泊まった、ヴィリャー・マグナのホテルには日本語の判る職員も居た。レストランの案内もしてくれた。ヴィリャー・マグナのホテルはヨーロッパ風の観光客の喜びそうな、豪華な建物では無い。日本の何処にでも有りそうな、ビジネスホテル風の感じのホテルで清楚な感じがした。建物は古く余り御勧めも出来無いが、改造も行われて居る。以前は鍵でのロックで有ったが。最近ではカード式のロックに変わって居る。ヨーロッパの多くのホテルはオートロック方式を採用して居るので。カードを持たずに閉め無い様に注意しましょう。日本の日本経済新聞がサービスで入って居た事も有った。ヨーロッパのホテルも盗難事件も多いのか、最近のホテルは日本の様に、貴重品を入れる金庫を設置した処も多い。御金は分散して持ち歩きましょう。                                    ホテルを起点に東西南北と歩き廻っての観光と成る。美術館や博物館、植物園や駅を観て廻るには余り言葉を話す必要も無いが、地図とコンパスを持って居ても道に迷う場合も有る。此処が何処かが判ら無いからで有る。此処は何処ですかと聞けば済む話では有るがそれが大変で有る。マドッリドには縦横無尽に地下鉄が張り廻るて居るので地下鉄の駅を見つけて、ホテルに帰れば良い。最悪の場合はタクシーに乗ってホテルに帰れば良い。
 観光の交通機関は地下鉄を大に利用しましょう。路線バスも有るが路線が複雑で慣れ無いと判り辛い。地下鉄の車両も少し小ぶりで駅も小さい、大阪の地下鉄のイメージとは少し違う。其の狭い車両の中で突然流暢はスペイン語で何やら喋ったかと思ったら、突然ギターを弾き出し、歌い出したので有る。歌い終わるとチャッカリと御金を集め出したので有る。一駅の間で商売をし居たので有った。煩いと文句を言う人が一人も居無いのはさすがでは有るが。
 マドリッドには世界的に有名な美術館が多い。プラド美術館は余りにも有名で有る。古い至宝の美術品も多数展示されて居る。ベラスケスやエル・グレコやゴヤの作品も多い。通常は入場料が必要で有るが日によっては無料で公開して居る日も有る。以前はして居無かったが、最近は手荷物検査をする美術館も多く成った。必要の無い荷物はホテルに置いて置くべきで有る。入口で順番を待って入ると多くの日本人観光客が遣って来ます。日本に居る錯覚を覚える瞬間でも有る。象嵌細工の台も何気無く展示されて居る場合も有る。触ると注意を受けるので注意しましょう。
 古い美術作品ばかりでは無い、古い建物に余りにも近代的はガラス張りのエレベータ−で有名な、ダリィア王妃美術センターには現代美術も展示されて居る。古風な美術品を観た後では近代の抽象画は理解し難い。説明書きが貼付されては居るが日本語に翻訳されて居る訳だわ勿論無い。勿論ピカソやダリやミロの現代巨匠の作品も多い。ピカソのゲルニカは圧巻で有る。ゲルニカに向かい合ってミロの大作も展示されて居たが私には作品の良さが理解出来無かった。矢張りピカソのゲルニカは天才の天才たる所以が理解出来た。ダリの名画が硝子越しで無く見られるのは驚異でも有った。
 絵画芸術ちは不思議で有る。ただのオレンジやリンゴを細緻に描いた絵に過ぎ無い、写真の無かった当時は人を驚嘆させた事で有ろう。写真や印刷の発達した現代では珍しくも無いが、現物以上の実在感が有る。百年経っても色褪せて居無い。絵の具で描かれた肖像画が輝いて見えるので有る。
 美術品を見疲れるたら、向かいの植物園へ行きましょう。大都会の真ん中に巨木も有る植物園が在ると言うのも不思議で有る。春の花の満開時は圧巻で有る。日本で御馴染みの植物も意外と多い。池も在り、ビリャヌエバ・パビリオンが在り展示もして居る。御不浄が裏の別建物に成って居るのも歴史を感じる。植物園の近くには、レチィーロ公園も在る。大きな池が在り、ボード漕ぎを楽しむ人も多い。中に温室でも在る水晶宮が在る。巨木の森に囲まれ、噴水や花壇も在る。日曜日には店も出る、買わ無いのなら触ら無い様にしましょう。大道芸人も色んな事をして居る。何もしないで傀儡の真似を売り物にして居る人も居ます。アトーチャ駅は不思議で有る。昔の駅舎が植物園の様に成って居る。定期的に水を噴霧して植物が枯れ無い様にして居る。人々の憩いの場に成って居る。雨が少ない為か街路樹に雨水が集まる様に考えられて居た。朝には道路の脇の植栽にタイマーで自動的に散水されて居た。
 国立図書館と国立考古学博物館が背中合わせに在ります。一見同じ建物に見えて観光客を戸惑わせます博物館には日本へも遣って来た。有名は少女の石造の胸像も展示して在りました。
 マドッリドには自然博物館も在る。西洋的な世界では以外な日本人が得意とする、根気の要る詳細な標本の収集、分類が行われて居て、展示されていた。
 シベーレス広場には女神シベーレスの石像の噴水が在る。近くの中央郵便局の古風な建物は余りに有名で在るが、道路を渡る為の地下道は相変わらず汚い、此のアンバランスの不思議が存在する。御堂筋の様な広い道路を信号で渡る場合には信号の切り替わりに注意しましょう。信号が青に変わった途端に前に人が居ようが居なかろうが、急発進して突進して来るので注意しましょう。国会議事堂の周りでは写真の撮影には注意しましょう。カメラを向けると注意される場合も有る。
 スペイン広場のセルバンテスの記念碑、コロン広場のコロンブス記念像、近くにはコロンブスの墓も在り一度は御参りをして置きましょう。アラカラ門はマドリッドを代表する建造物で在る。市の入り口を管理したい思いが有ったので有ろうが、門ででは有るが、現代の車が通過するには狭すぎるので、結局は門を迂回する皮肉な結果に成った。トレドの門も在る。
 フェリペ三世は大きな広場を造った。周りを建物で囲み、今でも色んなお店が在る。其の広場で昔は、祭り行事、試合、闘牛、王達の布告、王家の結婚式、焚書、処刑等迄行われたので有る。km0の起点の敷石も在る。マドリッドがスペインの中心で在ったので有る。
 マドッリド観光の圧巻は王宮で有る。スペイン王国がかって如何に世界に進出し権力と富を得て居たかを偲ばれます。贅の限りを尽くた王宮の豪華さは筆舌に尽くせぬ物が有る。最近は入り口の手荷物検査も強化されて居る。近代的な土産物店も出来て居る。行事の都合に因り見学の出来無い日も有るので注意が必要。入り口付近では観光客向けの土産物を売る物売りも居る、紛い物を掴まされ無い様に注意しましょう。運が良ければ、王室の行事が見られる時も有る。古風な制服を着た騎馬隊を見れる場合も有る。傍に薬理学施設の展示も有る、薬理学の伝統を観る事も出来る。日本人も明治維新以来以下に薬理学の恩恵を受けて来たかが判る。古い製薬器具を観る事も出来る。かっては医者が詰めて、王族の健康管理をしていたので有ろう。
 マドッリドにはベンダス闘牛場も有る。傍に闘牛博物館も有る。以前は闘牛を解体し、安い牛肉を提供して居たが、狂牛病の問題で止めてしまった。
 個人観光は良い事ばかりでは無い。旅行パンフレッドは良く読みましょう。注意書きには一通り目を通しましょう。鞄を脇に抱えて歩き廻るのは厳禁です。日本語で話しかけて来る怪しげな美人の女には注意しましょう。平気でポケットに手を入れるスリも居る。小銭を求めて集まって来る子供も居る。金目の物は持ち歩か無い事で有る。
 帰りが大変で有る。航空会社のストや天候不良、飛行機の故障等で運行中止に成ら無い事を神祈りましょう。出発時間が遅れたり、出発ゲート番号が突然に変更に成る場合も有るので絶えず確認して置く事が慣用か。オランダ迄の飛行機は小型の為か良く揺れるので注意しましょう。そう言う時に限って緊張してかトイレが近く成る。
 以前は通勤電車の中での語学の勉強等恥ずかしくて出来無かったが、外国へ行って、恥かしっがて居る場合で無い事に気が吐いた。言葉が判ら無い事が命に関わるので有る。五十歳を過ぎてからの語学の勉強は不可能に近い、余り進んで居る様には思え無い、忘れる方が多いのか。しかし、もう一度海外旅行に挑戦して見たいものでは有る。




          2006−11−19−182−02−01−OSAKA



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