あさっての方向

 あさって(明後日)の方向とは、とんでもない見当違いの方向の事で有る。学生の頃、テレビの西部劇の日本語の吹き替えで聞いた経験が有ります。可也古くからあった変な日本語でも有る。映画等の英語の翻訳の時に面白可笑しく新しく作った可能性も有る。最近は山田J太氏の原作漫画の同名のアニメも出来、日本語として定着しそうでも有る。
 昔から其の歳を十二支の順に割り当て、生まれた歳の干支を聞いた丈で凡その歳がわかる便利さが有った。其の十二支を使って、時間も表して居ったもので有る。丑三つ時の丑の言葉や午前、午後に午が出て来るのも其の為でも有る。其の十二支を使って、方角も表して居ったので有る。東西南北は卯酉午子と成る。時間と空間の広がりが大宇宙其のものでも有り、関係が有るのも当然では有るが。現代でも機械のボリュームの角度を時計の文字盤の角度で言ったりもする。10時10分30秒は時計の広告の時間でも有る。
 現代の方角を表す東西南北も北東か東北か迷う人も多い。方角は東西が主で其の頭に北や南が付く。更に細かく分けて其の上にさらに東西南北が付く。しかし地域の地名は逆の場合も有る。東京かた北東に有る地方は東北地方と成る。

 東は日出る方向でも有り、明日に通じるイメージが有る。輝く未来で有り、一日の再生でも有り、輝く生命の躍動の世界で有る。古代、広大な国土と権力が有った中国に対し、日出ずる国が日沈む国と対等に外交をしようとした事は特筆に価する。エリア・カザンのエデンの東と言う映画も有った。旧約聖書の創世記のエデンから東方へ追放された話がテーマでも有り、名前の由来でも有る。クラカトワ火山の大噴火、大津波を描居たジャワの東と言う映画も有った。日の出は改革の象徴でも有る。新しい世界への期待も大きい。東への憧れも強く。東は人の心に特別の想いが有る。くだらない物とは、京で素晴らしいもの、価値有る物は東の江戸に迄下ったので有る。くだらないものはつまらないもので有ったので有る。その今では首都でも有る東京には、関西に住む者は憧れも有り、畏敬の念も有る。天皇も東の東京の皇居に居られる為でも有る。

 西は日沈む方向でも有り、一日の終わり、輝く太陽の死、不気味な夜陰の世界の到来すう方向でも有る過去へのイメージが有る。西国はスペインの事で有るが、死後の世界の意味にも使われる。彼の世の世界で極楽浄土、天国地獄の世界でも有る。闇夜は神々の光も射さない、魔性の世界でも有り、昔から人々は恐れ慄き雨戸を閉めて閂を掛け、ジィーと朝を待ったので有る。西部劇はアメリカの東部に対して、未開の野蛮な西部の物語で有る。態々野蛮な西部に行く淑女も少なく、底辺で生活して居る娼婦と高慢な淑女との格差も広がった。ジョン・フォードの映画駅馬車は今だに白黒映画では有るが、色あせて居無い古典的名作でも有る。

 南は温かい南国のイメージが有る。雪が滅多に降ら無いので、たまに大雪に成ると都市は大混乱と成り子供は雪だるまを作って喚起の声を上げる。茹だる様な真夏には北へ避暑に行く人も多い。南国へも少女の憧れを描いた、スペイン映画、エル・スール(南)と言う映画も有った。NHKでも放映したが最近ではDVDに可也の高価な値が付いてしまて居る。善い映画でも度々放映しないのも放送局の七不思議でも有る。常夏の南洋の島には最愛の処女の娘を供して旅人を持て成すと言う夢の様な伝説も有った。映画南太平洋の世界でも有る。西洋人は昔から東洋的(オリエンタル)なものにも憬れて居った。ハワイやマレーシャ、ミクネシア、オセアニア等、今だ伝説的な憧れも有る。日本人ににた黄色人種の世界でも有る。島国では血が濃く成るのを避ける必要が有ったので有ろう。熱帯のアマゾン河奥地には裸族が住んで居ます。雨の多い湿度の高い熱帯密林地帯では裸が一番で有る。政府が強制的にパンツを穿かせて皮膚病に罹る原住民も多く成った。政治家の考える事はかくの如しで有る。かって其の裸族をNHKが取材をし其の儘放映した事が有る。裸の白人女性ならとんでも無いと抗議の電話が成り続いた筈なのに原住民で有るので何の問題も発生しなかった。黄色人種で日本人そっくりなのにで有る。人種差別は厳然として存在したので有る。

 北は寒い北国、雪国のイメージが有る。南国の観光客は雪を見て喚起の声を上げるが、毎日毎日降る雪は大変でも有る。雪降ろしを怠けると雪の重みで家が倒壊してしまう、雪降ろしで屋根から落ちて怪我をする人も出る。
 寒いロシアの更に北に住むと言う、雪の女王を画いた、1957年のソ連の長編アニメーション映画は特筆すべき作品でも有る。カイ少年を救いに旅に出るゲルダ少女の物語で有る。以後幾つかの作品が作られたが、NHKでも最近のアニメが放映されたが、今だに其れを凌ぐ物が出て来無い。北半球の多くの国では北を上に地図の看板が掲示されて居たりもするが肝心の此処が何処か表示されて居無い場合が有り、役立たずの物も有る。言葉の判らぬ外国では地図と方位磁石(磁気コンパス、羅針盤)を持て居ても道に迷う場合も有るので注意が必要。北極星は夜空を回転しない数少ない星で有る。昔の航海士は北極星を頼りにに羅針盤が無かった昔も大海原を航海して居ったので有る。岩石の中には溶岩が冷えて固まる時に其の時の地磁気を記録する物が有る。長い地質学的な時間の中では北も今の北からずれて居た事も、方角も不変では無かったので有る。
 エクアドル(赤道)と言う名の国が有ります。赤道を境に北半球と南半球で排水口の渦が逆に成る話は有名で有るが、真逆赤道を跨いで右手のバケツと左手のバケツで逆に成るとは考えられ無いが、観光客相手のパホーマンスも有る。洗面台の排水口は渦が出来た方が早く排水される場合が多いので渦が出来る構造に成って居る場合も有り、一概に言え無い。正確に実験しようとすると大変な装置が必要に成る。

 東西南北は人の関心も深く、苗字に多く登場したりもする。最近高速で移動する大型飛行機も有り。機内では方向や時刻も変わるので大変で有る。国境を越えると時刻も変わる場合も有る。北極点、南極点を通過すると南北も変わるし、日付変更線と言う厄介なものも有る。東西に細長い国は東と西では日の出の時間、日の入りの時間に可也のずれが、年号によって時代まで支配したい権力者は夏時間の導入を何度も言い出し、時間まで支配しようと目論んで居ます。朝の早い豆腐屋は明るい内に寝る羽目に成る。省エネルギー、経済効果と、言われると反対もし難いが、時計を合わそうとして、脚立から落ちて怪我をしたり、頭を打って命を落とす人も出て来る。時刻を間違う人も当然出て来るので、重要な公文書には両方記載する必要も出て来る。アナログ時計なら時刻を合わすのも簡単だがデジタル時計と成ると大変でも有る。合わし方の書いた大事な取扱説明者を無くした人も多い。時計丈では無い、時計の組み込まれた電気製品は数多で有る。テレビや電子レンジ、DVDデッキ、カメラ、給湯器、パソコン、電話機、・・・
 其れ丈では無い、企業では時計の他にもタイムレコーダー、ファックス、記録計やプログラムコントローラー、秤等の各種プリンター、分析器、制御装置、・・・
 合わさせられる人の苦労が偲ばれる。歴史的文献には将来夏時間が廃止される可能性も有り、両方記載しなければ成らない煩わしさも出て来る。天文学上の記述も厄介で有る。無精して自分の家の時計等は合わさ無い人も多い筈。法律で規制すると夏時間に反対する人は犯罪人にさせられてしまう。何度も言い出してた実現不可で有ったが、又懲りずに何度も言い出すので有る。実に怖ろしきは政治家の心で有る。方角の話に夏時間の話をすると話があさっての方向に行ってしまって居ると指摘されそうで有るが。

 外交は魔物でも有る。拗れると冷戦や紛争の要因にも有る。言葉や宗教、風習や慣習、思想の違いで心が通い合わ無い為でも有る。気を付け無いととんでも無い方向に進む場合も有る。紛争が拗れ世界戦争に発展する場合も有る。回教徒の車両爆弾テロが多発するとキリスト教徒と回教徒の宗教的な対立も発生する。仏教徒の日本が間に立ち上がるべき時でも有るが、日本の外交は余りに力不足でも有る。日本の外務大臣が国連総長に電話で要請しても何の解決にも成ら無い。国連大使も居るだろうに、総会で発言もすべきで事で有ろうにで有る。実際に過去に有った話でも有る。最近のミサイルはとんでも無い方向を向いて発射されても自動的に方向転換して攻撃する機能が装備されて居る。ミサイルがあさっての方向を向いていても安心は出来無いので有る。日本は国際貢献、人道的支援と綺麗事を並べ、自衛隊は戦闘服を着て海外に派兵したので有る。如何に人道的な支援で有っても、軍服を着て居ては、外国からは日本も参戦して居る好戦国と誤解されてしまって居るので有る。湯水の様に血税を垂れ流して態々外国に迄出向いて、何の評価も受け無いとしたら余りに悲惨な結果でも有る。政治家は良く考えるべきで有る。自分の御金で無いので出来る事では有るが。更に自由気儘に海外派兵が出来る様に、日本国憲法を改悪しようと言う目論み迄有る。日本は戦後60年もの長い間一度も戦争をしなかった。其の間にアメリカが関与した紛争や戦争は数知れ無い。日本国憲法はアメリカの憲法より優れて居るのは自明の事でも有る。憲法を改悪してしまうと、日本も国際紛争に巻き込まれたり、戦争に参加させられる事態に陥る可能性も出たて来る。政治家の心があさっての方向に向いて居ない事を願うのみで有る。















          2007−07−01−242−02−01−OSAKA



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