ラダー図

 昔の職工は機械を自分の手で触って調子を確かめた物で有る。電気機械の故障は目で見た丈では判らないので厄介で有る。テスターと言う便利な物も有り、通電の確認や短絡を調べる事も出来る。最近の電子機器はテスターを使うと基盤のLSIが壊れる場合も有るので注意が必要でも有る。見た丈では何も判ら無いので有る。スイッチが直接電動モーターに繋がって居ると思って居る人も多いが実際な多くのリレーが使用されて、スイッチを入れるとリレーが次々に入り、ブレーカーが入り電動モーターが動く。漏電しや短絡が有るとブレーカーが落ちる安全策が施される。リレーが焼き付いて離れず電車が止まらず事故に成った例も有る。リレーの数が増えると故障も多く成る。電気図面を紙に書き、自分で機器を組み上げて同僚を見るとエジソンの如くに尊敬してしまう部分で有る。階段の電燈の電気配線を如何するかが素人の悩むところでも有る、試験に出そうでも有る。如何やら三本の線で配線する必要が有りそうで有る。より複雑な制御が必要な機器ではシーケンサーが必要に成る。最近のエンジニアはノートパソコンを持ち歩き装置のシーケンサーに繋いでラダー図を表示させて装置の不具合を検証して居る。制御を変更する事が出来る。模擬的に不具合を発生させる事も出来る。プログラムが壊れると大変な事態と成る。バッテリの交換は完全にシーケンサーを停止させてから行わ無いと変なデータが入って仕舞い思わぬ不具合も発生する。スイッチを切りにしても止まら無いとんでも無い不具合も有り得る。シーケンサーのラダー図は基本的には電気図面に似て居るが、実際に存在為無い。メモリー上のリレーも利用出来る事で有る。如何やらリレーには二種類の記号が有るらしい。条件に合った時丈入居る物と異常が有った時のみ切れる物とで有る。ややこしいところでも有る。制御の順番に通常は書かれるが必ずしもでは無い、最後に複雑な制御部分が来る場合も有る。全部を見無為と良く判ら無い面も有る。シーケンサーに似た装置にプログラムコントローラーが有る。プログラム通りに温度や圧力を時間経過に従って調整出来る。陶工柿右衛門の微妙な温度調節も再現出来そうでも有る。デジタル指示調節計単体でも可也の温度や圧力の調整が出来る。機能も多く取扱説明書を読むと可也の事が出来るが実際に使用するのは其の一部でも有る。一度オートチューニングすると温度調整が巧く行く。静電気か何かのノイズでか記録計のプログラムが消えて仕舞い作動為無い不具合も合った。最近では携帯電話の電波が気に成るところでも有る。再度プログラムを入力すると作動する場合も多いが。プログラムコントローラには工程をステップさせる便利な機能が有る、一つ前には戻れ無いので、一旦停止させ工程をスキップさせて元に戻れば良い。より高度な制度を要求される装置ではパソコンを使っての制御と成る。夜間の無人稼働も不可能では無い。色んな制御装置は自由に使える物と思って居たら、医療関係や航空機等、人命に直接係わる場所では更なる一ランク上の特別仕様で無いと使え無い様で有る。意外なところに制限も有る。
 機械が進化し、恰も知性を持ったかの如くにも見えるが所詮はラダー図通りに作動して居るに過ぎ無いパソコンを使った制御装置も同然で有る。技術者の理念に掛かって居る。人命を無視した安全装置等有っては成ら無いので有る。多くの制御装置は停電に弱い、復帰して通電が始まっても続いて稼働する訳では無い場合が多い。停電の時間にも因る。10分程度なら復帰する場合も有るが元通りでは無く。エラーモードに成って仕舞う場合が多い。便利な自動システム程自由が利か無い。一つの信号機の不具合で全線運転停止に成って仕舞う。銀行の合併統合で違うシステムに移行するのは至難の業でも有る。システムが停止して仕舞う不具合も実際に有った。ATM(現金自動預け払い機)が使え無く成ったので有る。システムプログラムがコンマとピリオドを間違えて電話が通じ無く成った不具合も有った。機械の過信も考えもので有る。
 マグネットスイッチは停電が起こるり再通電後には起動し無い。マグネットで無い押し釦はスイッチ自体は切れてしまうがリレーが信号を保持する為に起動する。寸動押し釦は押して居る間丈機械が動く、仕事いは使わ無いが機械の調整時には必須で有る。寸動で作動を確認したから本起動すべきか。スナップスイッチの機械は最通電で起動する場合が有る。停電後の再通電時には機械のスイッチを切ってから通電するのが望ましい。システムを再通電後も引き続いて稼働させるには其れなりのプログラムや装置が必要で有る。多くの機器は停電でリセットされてしまう為に最初からの起動に成ってしまう場合も多い。電池によるデータのバックアップ機能も有り不可能では無い筈では有るが。最近は停電しても消え無いメモリーも有る。HDDの代わりにメモリーを使う装置迄有る。
 ラダー図には縦II本線や斜線付きのほかにSETやMOVや<>=記号等を使って制御が出来る。タイマーも使える。周辺機器のスイッチも入れたり切ったり出来る。MOV記号を使ってデータを入力出来たりで有る。押し釦スイッチの様に一度押す丈でスイッチが保持される必要が有る。保持させる為の回路が必要に成る。タイマーが過ぎ次の工程に移行する為のチェックもする。変なデータが設定値に入ってしまうと切・リセット釦を押しても終了出来無い事態に陥る。メイン電源を一旦落としても切れ無い事態と成る。技術者を読んでノートパソコンでラダー図を呼び出しデータをリセットする必要が有る。コチョコチョと操作する丈で出張費が掛かる。素人には理解出来無い世界でも有る。パソコンでのみシーケンサの設定値を変更出来る装置も有る。パソコンが不具合を起こすと設定を変更出来無い。ダイヤルで設定を変更出来る昔の機械が懐かしく成る時でも有る。便利さの中に思わぬ不便が潜んで居る。デジタル指示調節計は単独で設定値を変更出来る。プログラムコントローラも工程を人為的にステップさせる事も出来る。精密電子機器は見た丈では故障が判ら無い丈に労働者の辛いところで有る。アナログ時計は修理が利いて何年も使えるが、デジタル時計は修理が難しいのと似て居る。偽ブランドの時計が本物より制度が良かった皮肉も有る。





          2008−04−25−316−01−01−OSAKA



                     HOME
                  −−戻る 次へ++