異物を身に纏わず

 人の悲劇は裸では暮せ無い事で有る。裸で居る事が犯罪で有る珍奇も有る。日本では物乞いや乞食を為ろ事も違法で有る厳しい現実も有る。ジャングルでの一人暮らしを強いられ已む無く織機を自分で考え出した元日本兵の知恵者も居た。外国に長年住み着いて現地の女性と結婚為た人の多くが日本語を忘れて仕舞う人も多いが、ジャングルでの一人暮らしでは何十年経っても日本語を忘れずで有る。生きる為に異国の言葉が優先為る為でも有る。熱帯のジャングルなら裸でも暮せるが各国の政府の指導でジャングルの奥地迄衣服を纏う習慣が強いられて居る。小まめに洗濯する習慣迄は指導為無い為に皮膚病が増え健康が損なわれる事も有った。如何やら衣服を纏う習慣が出来た為に、体毛が退化為たのでは無い様で有る。昔NHKの報道特集でアマゾンの裸族の腰紐丈の婦人達を見た事が有る。白人女性なら大変な騒ぎに成って居た筈、当時は人種差別も有った。アマゾンの熱帯のジャングルの原住民は極最近迄衣服を纏う必要が無かった。衣服を纏う習慣は気候の寒冷化と如何やら関係が有りそうで有るが、しかし、本来なら寒冷化が進めば体毛が発達為る筈では有る。恐らくは火を使う様に成り食生活が大きく変わった為に体毛の退化が進んだので有ろう。陰部や脇の下や眉や鼻や頭部等大事な部分は退化為無かった。其の大事な部分を剃って仕舞う事が美容と思って仕舞う愚かが有る。
 女性は指輪やイヤリング、ネックレスや腕輪や時計等に高価な宝飾品を付けたがるもので有る。男の高価な宝飾を買わせ、愛の深さを測る愚かも有る。健康の為には異物を身に纏わずで有る。金属アレルギーが発祥する場合も有る。最近ではコーティングのサービスも有り余り気に為る事も無く成ったが。金属は落雷を誘発する恐れも有る。貧乏人には無縁な話では有る、下着のゴムのきつさが気に成るところでは有るが。直ぐに伸びる粗悪なゴムも有る。日本では婚約指輪の需要が多いが、ダイヤモンドは他を傷つけるので工員には不向きで有る。映画「ベン・ハー」に重要な小道具として指輪が登場為る、奴隷の指輪や家 名の継承者を示す、威厳有る判子型の指輪で有る。身分の保証にも成る。
 水着でも裸の開放感は充分に楽しめるのに、世界にはあえて全裸で生活を楽しむ珍奇な集団も有る。ヌーディスト集団で有る。男丈、女丈なら納得も出来るが入り乱れてで有る。目の遣り場に困るで有ろうに、マスコミは変質者扱いで有るのに当人は御構い無しで有る。日本の露天風呂も外国からは珍奇に見えるが裸自体をを楽しんで居る訳では無い。人類は進化の過程で二足歩行を獲得した。樹上生活を続ける樹木が気候変動で少なく成った為に草原に進出した為でも有る。直立為た為に陰部を守る術が無く成ったので有る。熱帯では衣服を纏う必要は無くとも、陰部を守る鞘は必要で有ったの有る。
 海水浴場では褌やシュミーズ等での遊泳を禁じる昔乍の珍奇な看板が目立つ、最近の女性の水着は何なんで有ろうか、布布に近いが。其れ等は下着のイメージが強い為でも有る。昔の学童は皆褌で遠泳して居たと思うので有るが、褌の端を長く伸ばして遠泳為ると鮫避けとか、鮫は自分より大きい魚を襲わ無い習性を利用しての事でも有る。子供が溺れて居るのを見て慌てて服の儘と飛び込んで溺れる親も多い。裸に成って居れば助けられる可能性は高い。掴められて仕舞い溺れそうに成ったら深く潜ると放される。
 腕時計はサラリーマンの必需品で有ったが最近は携帯電話でも判るし、何処の駅にも在るので通勤時には殆んど必要が無い。偶に腕時計を填めると煩わしくも感じる。昔乍の皮のバンドは高給感は為るが意外とと耐久性に問題が有る。余計な物は身に付けずで有る。車が買える程の高価なブランド商品も有るが、偽物のクオーツ時計の方が精度が高い皮肉も有る。
 足の裏の胼胝も厚く成ると痛く成る時が有る。胼胝も異物と感じて仕舞う為でも有る。切り落とすと楽に成る。手の指にペン胼胝の出来る程に原稿を書ける人は可也の物書き有る。書く事が底を着か無いのが驚異で有る。凡人の考えは休むに似たりで有る。
 木綿のシャツは肌に馴染んで着心地は良いが直ぐに破ける、化繊のシャツは丈夫では有るが違和感が有る。静電気が悪さを為る場合も有る。脱衣の時の火花でのメタンガス爆発の懼れも有る。肌が異物と感じて反応して仕舞う為でも有る。化繊の靴下を穿いて背中が痒く成る体験を為る人さえ居る。
 猫は時々爪を研ぐ習性が有る。家猫では樹に登る機会も少なく爪が伸びる為でも有る。爪も伸びると異物と感じて違和感が出る。右手より左手の爪が速く伸びる様に感じるのは利き腕の右の爪は良く摩滅する為で有る。女性はマニキュア等の美容の為に爪を伸ばす人も多いが、日常生活に支障が出る場合も有る。特別な理由で爪を切ら無いで居ると可也長く伸びる筈で有る。食事も一人で摂る事が出来無い地獄でも有る。小まめにに切らないと寝て居る間に無意識に肌を搔くいて肌を傷付ける事も有る。学校では学童同士の喧嘩も多いので爪を切る様に指導は為て居る。工員の労働者は製品を傷付け無い為に爪を切るのは常識で有るが、余り深く切ると痛いし細かい作業に支障も出るし、力が入ら無い。程々に為るのが大事でも有る。
 男性は髪の毛が伸びて耳に当ると違和感を覚えて気持ちが悪く散髪に行く。女性が髪の毛を伸ばして気持ち悪く感じ無いのか不思議でも有る。髪の毛を束ねて結い上げれば良いものを、結う人も又少ない。自分の髪の毛を汚いと思って剃髪に為人は居無い。しかし他人の髪の毛とも成ると事情が変わる。食品産や医薬品産業の衛生管理の難しさが有る。本当のところは髪の毛に付いて居る病原菌の為に病気に成る事を懼れての事で有ろう。一本の髪の毛の為に回収騒動に成る場合も有る。当局は矢鱈自主回収を進める。自主回収なら世間体も割りに良いし、当局の責任も無い。結局企業は大金を溝に捨てる事と成る。実際髪の毛自体は一本位なら食べても人畜無害で有る。発病性の病原菌が居ない事を第三者に保証して貰らい、回収命令が出るのを待つ手も有る。回収した製品を撰別して他に無い事を証明する愚かも有る。若し出てきたら如何する心算で有るので有ろうか。
 法事等で和尚の長い読経の間、正座して座って足が痺れて困った経験を為た事が有る。自分の足が思う様に動かずで有る。自分の足で無い様な違和感を感じてで有る。歳老いると足腰が痛み自由に動か無く成る場合が多い。若い時は健康の幸せを忘れ勝ちで有る。不幸に手足を失うは悲惨で有る。失って無い筈の手足が痛むので有る。神経の不思議でも有る。
 歯に挟まった食べ物は人なら楊枝で挵ったり、歯ブラシで磨いたりで出来るが、野生動物はそうは行か無い。獰猛な鰐が自分から口を開けて水鳥に口の中を啄ばませたりで有る。凶暴なうつぼや大魚も大きく口を開いて小海老に啄ばませたりで有る、一度でも危険を感じたら二度と為無いで有ろうから、一度も危険に有った事が無い事を意味する。人だけが平気で裏切ったり為る。
 電波の有害性が囁かれて居ても、放送局は電波を送信為続けて居る。2011年でアナログ放送は終焉を迎えるが。今はアナログとデジタルの両方の電波が飛び交って居る。テレビやラジオの無い生活等考えられ無く成って仕舞ったた為でも有る。携帯電話の電波も有る。電波時計の電波も有る。電波の軍事発信施設が在る近くでは蛍光灯が光る場合が有る、其れ程どに強力な出力でも有る。最近は携帯電話の使用を禁止する乗り物や施設も増えた、電子機器の誤作動や、心臓のペースメーカーに悪影響を与える場合も有る為で有る。携帯電話を良く使う人は癌の発症率が高いと言う報告も有る。携帯電話は便利で有るが程々が肝心か。
 鉢巻きを巻くと士気が上がるのか昔の運動会では鉢巻きをした事も有った。紅白の裏表の鉢巻きで有る紅白は源平合戦に由来する。敵見方が一同に集う事が平和の象徴で目出度い事と成る。汗が目に入るのを防ぐ効果は有りそうで有る。最近は体操帽に替わった。運動会の騎馬戦は余りに有名で有ったが自分の帽子を取られるは屈辱的でも有る。最近では風船を使ったりだが割れた如何かが判り難い。最近は帽子を被る人も少ない、変に帽子を被ると禿げ隠しとも思われる。セピア色の昔の写真を見たら、有る時代には殆んどの男が被って居た時代も有った。帽子の不思議な流行も有るので有る。野良仕事では麦藁帽子が大活躍で有る。中学生時代は丸坊主で有った為、学生帽を被る事に頭を守る為と言われ何の抵抗も感じ無かったが、長髪を認める学校も多い高校では疑問を感じた。学帽には校章が付いて居る。何処の学校の生徒で有るかが判って仕舞う。高校野球の選手の丸坊主は好感が有るが長髪では試合に負けたら丸坊主の悲劇も有った。校則でヘルメットの着用を義務付けた珍奇が有った。自転車での登校の話では無い。NHKのテレビで私の街は安全と一人丈被ら無かった少女を特集した、其の学校は日本中の失笑を買った。安全の為と言われるとPTAの反対為辛いところは有る。工事現場では安全の為にヘルメットは必須で有る。帽子は制服とセットでも有る。帽子で職業が判る場合も多い。ベレー帽を被って居ると画家に見えるのも不思議で有る。食品工場や医薬品工場では殊更帽子が大事で有る。異物混入帽子の為でも有る。昔から貴族は帽子を愛用して居た為に威厳の象徴でも有る。皇族や王族の結婚式とも成れば帽子のファッションショウでも有る。看護婦(婦人の看護師)の帽子は日本は日本独特かと思って居たら、少し古い洋画で出会って懐かしい想いが為る。工員も昔は手拭や三角巾も利用うして居た。
 下駄を履いて居た頃は足の外反母趾は無かったが、靴を履く様に成って悩む人も多い。小指も曲がって痛む場合も有る。樹上生活を続けて居る猿は足の指も手並みに自由に動く。人の足の指は退化して動か無いのでは無い。使う為の訓練を為無い為で有る。手の不自由な人が足を手並みに使って居る人も居る。縄を綯う時は足も大活躍で有る。イタリアは靴の有名ブランドも多いが、イタリア映画では裸足の女が良く出て来る。如何に貧しくとも裸足では生活出来無いと思うので有るが。
 年老いると老眼鏡が必要に成ったりも為る、煩わしい事で有る。辞書の小さい字が読め無い。天眼鏡も大活躍に成る。天眼鏡は直射日光が当って火事に成る場合も有るので、袋に入れる等の保管に注意為ましょう。
 山彦と言う小説が有った。子供の頃の聞き慣れた山彦が或る時を境に聞こえ無く成ったと言うので有る山が崩れた訳で無い、少年の美声も何時かわ変わるので有る。歌手も美声を年老いても保つは至難の業でも有る。有名に成ると日々の修練も怠り勝ちで有る。熟年の歌手が若い頃の歌も歌うが、レコーディングした当時の音源には及ば無い。しかし、多くの人はCDで昔の音源の澄み切った美声を堪能する事は出来る。人は贅沢が身に付くと中々元には戻れ無い。かってテレビドラマの時代劇の大奥のエンディングの主題曲に成ったヒット曲の、森山良子歌手のセフィニ〜愛の幕切れ〜も当時のドラマの威信を感じる事が出来る。古着屋の嫁の連れ子の娘のお蘭役の藤真理子が歌い舞う故郷の麦搗き歌が白眉で有った。又、桜の名所の仁和寺で八百屋の娘のお玉を見た粗末な僧衣を纏った老僧が「女性の身で位人臣を極める相が有る」と予言し、其の予言道理に、徳川家光の側室に成り、五大将軍の綱吉の御母堂と成り、桂昌院と成って女性の身で最高位の従一位を授かった。玉の輿の語源の俗説でも有る。其れを子供みたいに若い藤吉久美子好演し落語で有名な目黒の秋刀魚の話でも有る。野良猫の演技が光って居た。牛の演技も有る。大奥では暗殺を避ける為に夜伽は寸鉄も身に纏わず、毒物薬物の類も隠し持つ事無しで有る。裸での恥ずかしい検査も有った。将軍家との養子縁組と言えが聞こえが良いが、実子が居乍の断れ無い縁組でも有る。自分の実子も自分で育てられ無い世界、他人の子を自分子として育てても養子縁組で手放さねば成らぬ養母。我が子居乍養子縁組で将軍家の子を跡取に迎えなければ成らない継母。豪華な絹の錦を身に纏って居ても幸せで無い悲しい世界でも有る。









          2008−09−08−238−02−01−OSAKA



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