猫の水掻き

 犬は泳ぎが得意でも有る、犬掻きが得意で有る。猫も泳げ無い筈は無いが如何やら得意では無い様で有る。川に落ちて命を落とした猫を見た事も有る。其の為か水を恐れる。猫に咬まれて放され無い時は水に近付けると放す。しかし、血が出る程には強くは咬ま無いのも見事で有る。加減を為て折るので有る。猫は水を恐れるが水槽の中の魚を手を突っ込んで襲ったりも為るので注意が必要。
 豹も水を嫌う筈だが以前にテレビで黒豹が鰐を襲って居る場面を見た事が有る。鰐の顔を水の中に押し付けて溺れさせる猟で有る。鰐は野獣を水の中に引き摺りこんで溺死させることは多いが其の逆手でも有る。水に住む鰐を溺れさすはそんな知恵が何処から湧いて来るのか。野獣の世界は弱肉強食の世界でも有る。生き延びる為の英知が野獣を賢くして居るので有ろう。猫は人の寝床に迄偲び込む程に人に親しいが内部に野生を秘めて居て鼠を捕らえ、鶏を襲ったりも為る野生動物と余り変わら無い。
 朝、犬を散歩させて居る人も多いが、同じに犬を連れて居る人と出合った途端に犬同士が忽ち吠え合ってて喧嘩を始める。悲しい習慣でも有る。飼い主が悪いのか犬が悪いのか。犬にとっては人が天敵の筈、犬同士が仲良く為るが自然の道理の筈。何かが間違って居る世界で有る。立派な毛皮を持って居るのに珍奇なちゃんちゃんこを着せたりで有る。飼い犬に手を咬まれるの教訓も有る、座敷に上げて可愛がるのも程々に為べきでも有る。
 猫は水を恐れるが咽喉が渇けば人の入って居る風呂場にも平気で入り込んだりもする。嫌がる猫を無理矢理洗面桶に突っ込んで洗って仕舞う飼い主も居る、嫌がるが猫がジート洗われるのも不思議で有る。猫は綺麗好きで便を砂の中に隠す優れた習性も有り。公園の砂場は注意が必要。家畜やペットと言うよりも野生として共生して来たので有る。首輪を付けると極端に嫌う。野生なので有る。座敷の隅に鼠の頭と尻尾が残って居るのを見て驚愕した人も多い筈、猫の仕業でも有る。
 最近のパソコンはインターネットも出来、動画のダウンロードも出来便利では有るが、心の癒される程度を比べたら猫には及ば無いのは悲しいところでも有る。所詮は道具に過ぎ無いので有る。マンション等の集合住宅では飼う事が禁止されて居る所も多く悲しい想いを為て居る人も多い。以前に猫の縫い包みの玩具のコマーシャルが有った。電気仕掛けで可愛い仕種を為るので有る。スイッチを入れると鳴くと言うので有る。どんな鳴き声をするのかなと思って聞いて居ると日本語を喋って唖然と為て仕舞った。犬の仕種をするロボットも実際に売られて居る、可也高価でも有るが犬の代用には成ら無い。西洋のアニメは日本より一歩遅れて居る。人が悪事をはたらくところを子供に見せたく無いと言う想いが有る。キリスト教の影響か。未だに動物の顔を借りて描かれる場合っも有る。犬や猫の顔をした人が喋る世界でも有る。珍奇な世界でも有る。
 猫は母性本能が特に強い、吾が子を可愛がって舐め廻わしたり絶えず清潔に為る、餌も子が食べ終わってから自分は食べたりで有る。一匹何処かえ行って仕舞うと悲しそうに啼居て探し廻ったり為る。子猫を他所の家にあげる場合は母猫に連れ出す所を見せて充分に納得させてから連れ出しましょう。納得すれば探したり為無い。猫は時に不思議な行動を取る場合が有る。座敷で車座に成って家族が世間話を為て居ると子猫を銜えて巣から出して来て人に自慢げに御広めを為たりで有る。野生動物の殆んどが吾が子を人に触らせるのを極端に嫌うのに不思議な行動で有る。
 犬は人より聴覚や嗅覚が遥かに優れて居る、其の能力を利用して昔から犬は番犬に利用して来た。大地に耳を着けて遠くの人の足音を聞き分けて着たので有る。警察犬は嗅覚を利用して犯人逮捕に大活躍で有る。犬も歩けば棒に当ると言う諺が有る、最近は歩き廻ら無いと好い事にも出合わ無いと勝手に解釈を変えて使う人も居るが歩き廻ると嫌な事に出合う事を言って居るので有る。犬は棒を其れ程極端に嫌う。如何に長い間人に棒で叩かれて痛いめに遭って来たかが判る。恐怖が遺伝子に書き込まれて仕舞って居るので有ろう。洗濯用の竿竹を使う時も注意が必要でも有る。自然動物園でも何時もは飼育係の腰に付けて居る棍棒を或る日付け忘れ野獣の反撃を受けた例は有る。近年鉄砲の音を聞く事も無いので烏や雀も人が近付いても直ぐには逃げ無い。パチンコで烏を追い払って犯人扱いされた学校の教諭も居る。狙っても当る筈も無いのにで有る。
 座敷で座布団を枕に昼寝を為て居ると、猫が何処からとも無く遣って来て片足を乗せ乗っても良いか聞くので有る。厚かましい猫でも勝手には乗ら無い事が重要で有る。人に近付いて来る野生は皆攻撃を受ける時で有る事を思うに猫の方から近付いて来るのは不思議でも有る。腹を空かして居る時は脚に纏わり着いたりで有る。寒い日は足の上に迄乗りたがる始末で有る。
 猫は人との係わり合いが特に強く、諺も多い、俳句にも多く詠まれて居る。猫の付く言葉も多い。神秘性が有り、猫を苛めると祟るとも言われて居る。昔は三味線の胴の皮に使われた為捕まえられる猫も多かった。猫は家に付くと言われて居る、猫を抱いて家から出ようと為ると直ぐに逃げて仕舞う。屋移り為たら前の家に戻って仕舞ったりで有る。猫も帰巣本能が強い。何故判るのかが不思議でも有る。
 子供の頃枕元で御産した猫が咽喉をゴロゴロ鳴らして居たので有る。なにやら涙ぐんで居る様にも見えた。子を銜えて蒲団の中に入れようと為たので有る。人の寝床が一番安全な場所で有ったので有る。人の御産は大変な苦痛を伴うが本来は素晴らしい事なので有る。










           2008−10−06−371−1−01−OSAKA



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