布石

 大自然の中の川は野生動物にとって重要な意味を成す。水は大地を潤し水場の近くに多くの動物が遣って来て咽喉を潤す。其の動物を狙って獰猛な鰐等も寄って来る。水場の周り丈草木が茂りオアシスを作る事も有る。野生動物にとって川は移動の大きな障害で有る。川を泳いで渡るは大変な事でも有る。ヌーの大移動の途中の川が難儀で有る。当然鰐に襲われたり溺れるヌーの犠牲も多数出るが皆食べられて仕舞う訳では無い。河には獰猛な鰐も居ればピラニアの様な危険な魚も居る。人とて同じで有る。橋の架からぬ川を渡るは難儀で有る。小川で大きな飛び石が在れが足を濡らさずに渡れる。最初に誰かが飛び石を敷けば後の人は多くの恩恵を受ける事には成るが問題は誰が敷くかで有る。石は重いし投げ込めが水飛沫が掛かる。布石とは囲碁等で作戦の含みを持たせて置く石の配置。囲碁丈の話では無い、将棋でも意外な処に位置する駒が将来大活躍を為る場合も有る。戦に置いても意外な処の伏兵が勝敗を左右する場合も有る。将来に備えた準備の事でも有る。布石は良い事の為丈に有るので無いので厄介でも有る。
 政治家は誰一人戦争を善しと言う一人も居無いが、紛争に巻き込まれる危惧は有った。国際貢献、人道支援と百万弁言っても戦闘服を着た自衛隊を派兵為れば誰が見ても戦争当事国に見える。血税を湯水の様に使って国際貢献、人道支援を為ても海外からは好戦国の汚名は免れ無い。大量破壊兵器を隠し持って居ると言い掛かりを付けて戦争を始めたが今だに大量破壊兵器は見付って居無い。イラク戦争はもう昔の事の如くにマスコミも余り報道為無い。フセイン大統領の罪も大量破壊兵器を隠し持った事では無く内政的な無関係の罪で有った。国際法では無くフセイン自身の署名の入った、国内法で裁かれるべき罪でも有った。判決が下りて即の処刑でも有った。漏れる筈の無い処刑の映像が日本のテレビで放映されて仕舞ったりで有る。其の湯水の様に浪費した血税を飢餓で死んでゆく子供達の為に使えば何万人もの子供達の命を救えた事で有ろうに。
 憲法を改悪する目論見が有る。進駐軍の指導で作られた憲法では有るが、アメリカの憲法より優れて居る事は如何やら間違いは無い様で有る。最早戦後では無いと放言する政治家も居る。憲法を改定する時期に来たかの如くにマスコミも報道為て居る。日本は戦後60年間一度も戦争を為無かったが、其の間にアメリカ係わった紛争や戦争は数え切れ無い。世界に誇れる平和憲法の日本国憲法を改定しアメリカ並みの憲法に改悪されれば日本も戦争に巻き込まれる危惧も有る。憲法を改悪する為の布石とも言える、国民投票法や教育基本法も改定される。庶民の気の付かないところで軍国主義が復活しつつ有るので有る。映画やドラマでは凛々しい若者が無念の死を遂げて悲しいが、戦争を美化した罪も有る。何やら戦争への足音が聞こえて来そうでも有る。
 国際貢献や人道支援で多くの若者が戦死すれば自衛隊に入りたがる若者も減る。徴兵制度を言い出す政治家も出て来る。戦時中の悪夢が甦る。袖の下を付け届けをケチったばっかし内地に残れなった兵隊も多い。収賄や賄賂の飛び交う世界でも有った。賄賂で命拾いをした人も多い。一銭五厘で人の命が買えた時代の話では有る。兵隊より馬の方が大事で有ったので有る。戦闘とは関係の無いマラリヤや飢餓で命を落とした兵隊も多い。徴兵制度は多くの人が嫌った悪法では有るあ。国民を籤で決めた訳で無い、女性は関係が無かった。徴兵検査をして病人や身体障害者は省かれた。高齢者も又対象外で有った。徴兵検査に合格為無い為に態と病気に成ったり、右手の人差し指を怪我為たりで有った。厭々戦争に強制的に参加させれれて命令に従って為た戦争行為が戦後戦犯として裁かれる。貝に成って仕舞った元兵隊も居た、弁解為れば為る程罪が重く成るので有る。
 天下の悪法は老人や子供からも税を徴収する消費税や御国の為と言い乍侵略戦争を為る為の徴兵制度や人よりも犬畜生の命が大事で有った生類憐みの令や戦とは無縁の農民を九州沿岸の防衛の為に徴収した食料・武器自弁の防人等数多有れど最悪の悪法が間も無くはじまる。2009年5月21からで有る。当ったら困ると多くの国民が憂鬱に成って居るが、ポスターを見れば善い事が始まるかの如くでは有る。裁判員制度の事で有る。余り悪く言うと罰が当って当る予感が為るので余り悪くは言わ無いが、多くの人は自分は当ら無いと勝手に決め込んで無関心でも有る。無作為に籤で決める事自体が可笑しな話で有る。自分に当ら無い様に袖の下、付け届け、収賄や賄賂が横行しそうでも有る。徴兵制度の悪夢が甦る。籤では為たい人には当らず、為たく無い人に当る不合理が起きる。日本は議論しても収拾の付かぬ事は何でも籤で決めて仕舞う風潮が有る。阿弥陀籤が大活躍で有る。線を入れる丈で納得で有る。一度しか無い人生を為たく無い事で浪費するは余りに酷い事でも有る。当ったら断れ無いのも可笑しな話で有る国家権力の暴挙でも有る。人には色々な事情が有り数多の問題が発生為る事は最初から判って居る。企業では公休扱いに当然為なければ成ら無いし代替要因の確保が難しい。日当は貰えても半強制的に参加させられる事に変わりは無い。資格試験を儲け有る程度裁判や法律の理解の有る人から選べば何の問題も発生為無いものを。当るか如何かも判らぬのに、刑法や裁判の仕組みを勉学為る人も又皆無で有る。無作為の籤では色んな人が当る善人ばかりでは無い、無学な人も当るし、非常識な人も当然当る。犯罪に嫌悪を懐いて居る人も多い。素人では冤罪を見抜く心眼も養われ無い。無作為なら一生当たら無い人も出れば何度も当る人も出て来る、何度も当った事を理由に断れるので有れば人口に限度が有る為に次第に当る確立が高く成る、当然長生きを為れば一生に一度は当る事に成って仕舞う。
 職業として裁判員を一般庶民から広く公募する事も出来た筈で有るのに合えてそう為無い事な何か目論見が有るので無いかと勘繰って仕舞う世界でも有る。職業なら経験に由って人の嘘を見抜く目も養われるし、真実を見抜く心眼も備わる。自分の判決に責任も出て来る。厭々参加して居る裁判では無責任が横行為る。アメリカの陪審員制度の猿真似か。映画「12人の怒れる男達」では陪審員が大活躍で有るが現実は映画の様に巧くは行く筈も無い。裁判員は最も重要な判決に参加する。当然発言権は有る筈で有るが難解な司法試験に合格した、弁護士や検事を相手に何を発言すると言うので有ろうか。素人を裁判に参加させるは被告に対しても失礼な話で有る。雄弁な弁護士に掛かると黒も白に成って仕舞う危惧も有る。裁判員は形丈で弁護士と検事の発言で裁判が進行為て行くのが現状で有ろう。国民に嫌な事を為せるは何かの布石だは無いかと勘繰りたくも成る世界でも有る。軍事産業は企業にとって儲けの多きい市場でも有る。ユーザーの気紛れの流行が無い。軍事機器は安全規格が一般の家電製品より厳しい。故障が許され無い世界でも有る。当然高価な物に成る、発注単位も桁違いで有る。兵器に至っては演習でも大量に消費される紛争でも起これば儲けは莫大な物に成る。国民投票法を改悪し、教育基本法を改悪し、日本憲法を改悪し徴兵制度を再施行すれば儲けは甚大でも有る。自由に海外に派兵出来る様に成れば物資の調達丈でも棚から牡丹餅でも有る。誰もが嫌がる事を敢えて強引に施行するは国家権力の暴挙で有るが更に酷い暴挙の為の布石の如くと勘繰りたくも成る世界で有る。海外に派兵して戦死者が多数出ると自衛隊に入ろうと為る若者が激減為る。徴兵制度の再施行は富国強兵の為にも国際貢献や人道支援の為にも必須のものと成る。戦争が起これば万歳三唱を為て旗を振って若者を戦場に送り出す事と成る。やがて戦死者と成って白木の箱に入って帰って来る。軍神として祀られ、恩給は貰えても戦死為た息子は二度と帰って来無い。
 消費税が話題に成り出した時は多くの人が反対した、反対の怒りで犯罪を犯して仕舞う人迄。当初は3%の率で其れ程の負担でも無かったが、将来税率が上がる事は最初から判って居た。案の定5%に上がり、やがて7%に成り10%に成り15%に成る事は火を見るより明らかで有る。世の中には賢い人が居るので有る。商品の価格を消費税込みで表示させる事を義務付けた、商品を購入する時に支払い額を計算して財布の御金で足るか心配する必要が無く成ったので有る。家を購入してから領収書の明細を観て消費税の高さに唖然と為るので有る。一度法律が施行されて仕舞うと次の改定では数値の変更丈で反対する政党も少ない。気が付いた時はもう遅いので有る。布石の内に取り除いて置くべきで有ったので有る。消費税が当初から反対して居た少数政党は有ったが、マスコミは無視で有る。多くの庶民は言葉に騙され結局酷い目に遭って居るので有る。裁判員に選ばれて初めて此の世の憂鬱に気が付くので有る。憲法は庶民が守らねば成らぬ規範が書いて有る訳では無い、二枚舌の政治家や偽善しゃの大臣や頓珍漢な裁判官を規制する為の規範でも有る。憲法を改悪すると想い儘の事が出来る様に成る為でも有る。布石は既に敷かれて居る。













          2008−10−18−377−02−01−OSAKA



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