糞石

 糞石とは動物や人の糞が年月が経って化石化為た物の事で有る。消化器管の中で固化した物を言う場合も有る。生きて居た当時に何を食べて居たを研究できる貴重な資料では有る。考古学上重要な資料にも成る。化石化した為、悪臭は発し無い。人の嫌がる事を研究するのも大事な事なので有る。日本は雨が多く、湿潤な気候の為化石化為る迄良く保存される事は稀である、資料の元は汚くても貴重な物と成る。
 日本人は臭い物には蓋の風潮が有る。汚物の話をする事を下品な事、」恥じるべき事として避けて来たので有る。人類の進化の中で食生活に影響を与えた転換点が有る、火の使用で有る。蒟蒻芋を生で食べると命を落とす場合が有る。蒟蒻自体が消化出来無いが美味しいと感じるのも不思議で有る。糸蒟蒻は鋤焼きや肉じゃがには付き物でも有る。今迄硬くて食べられ無かった芋や木の実や豆、穀物も食べれる様に成った。汚い水でも沸かす事で殺菌効果は甚大で有る。熱を加える事で軟らかく成り消化を助ける。甘味も増す場合も多い。暖も取れるし、煙が虫除けにも成る。煙で燻して燻製にして保存食にも出来る。火を恐れて獰猛な野獣も近付か無い。火の周りに集まる事で家族の絆が生まれ、文化が芽生える。言葉も発達した。糞石を調べれば食生活も判る。
 猫は自分の糞を砂に隠す習性が有る、猫糞為るの語源でも有る。其の習性の御陰で綺麗好きのイメージが強く座敷の上を自由に歩く事を許されて来た。内部に野生を秘め乍、長年人と一緒に暮らして来たので有る。猫は野生なので有る。鼠を捕らえて食べるのは当然としても金魚鉢の金魚を爪で引っ掛けて外に出したり、飼い猫が鶏を襲ったと言う事例も有る。野良猫が二階から飛び降りても怪我一つ為無かった記憶も有る。引き戸を開けて中を窺って居た野良猫も居った。野良猫の眼差しは飼い猫とは違う、生きる事の苛酷さが有る。人の為る事を観て生活して居る飼い猫の方が、野良猫より賢いと思って居る人も多いが実際は逆で有る。生きる為に自分で考える事の重要性が有る。生きる事の苛酷さが野良猫を賢く為るので有ろう。飼い主に甘える猫は自分で鼠を捕らえ様とは為無い。
 犬は鎖で繋いで飼う事が義務付けられて居る。人を咬む事件が多い為でも有る。飼い犬に手を咬まれると言う諺に迄成って居る。朝の犬の散歩では糞の始末が法令で定められて居る。犬は人に糞の始末をさせて何を考えて居るもで有ろうか。最近犬の御尻を拭く飼い主を目に為る事も有る。犬同士出合った途端に喧嘩を始めるのを見て悲しい思いを為るのは私丈だろうか。
 鳥は小便を為無い、糞と一緒に高純度の尿を排出する為でも有る。鳥の糞が白いのも尿酸や燐酸が含まれる為でも有る。鳥の卵の殻の色に白と黒が斑の物が多いのは保護色でも有る。海鳥の繁殖地では糞の堆積も何万年も成れば何十メートルにも成る。特殊な堆積岩に成る場合も有る。糞石どころの話では無い。寒く成ると何故か烏が電線に数珠繋がりに成って留まて居るのに出くわすことが多い。素早く駆け抜ける必要も有る。路面が白く成る。電線は温かいので有ろうか。
 最近は洋式便所の普及で、便を目にする事も少なく成ったが、健康管理の為には観察も必要で有る。腸内で出血が有ると便が黒く成る場合も有る。排便後に出血が有る場合は痔の可能性も有る。昔は小学校で嫌な検便が有ったのを覚えて居る。マッチ箱に便を取って提出為たので有る。昔は人肥も実際に使われて居て、便を媒体にした、赤痢や疫痢や回虫等の寄生虫も多かった為でも有る。最近でも人間ドックでは大腸癌等を調べる為の検便も実施されて居る。女性の方は生理の時に採取すると大腸癌と誤診される危惧も有る。痔の人も採取には注意の要るところでも有る。
 最近スーパー等でも有機肥料の野菜や果物も目立つ、化学肥料は大きく育っても見てくれは良いが、味が今一のイメージも有る。植物は動物に果物や葉っぱや花の蜜等を与え見返りに受粉や種の移動、排泄物や死骸迄肥料に為て仕舞う。何一つ無駄に成ら無い食物連鎖、輪廻の世界でも有る。養鶏所や酪農から排出される産業廃棄物の処理には費用も馬鹿に成ら無い、再利用は当然でも有る。経済問題や環境問題とも絡んで来る。しかし処理施設の近隣の住民感情としては、臭いやイメージの悪さは免れ無い。住民の理解や政府の推進や援助も必要で有る。
 晴耕雨読の生活は定年退職後の憧れでも有るが。美田を親から相続為無かったサラリーマンにとっては厳しいのが現実でも有る。畑を分割して貸し出すサービスも有るが。手間や肥料や苗代等を考えると結構高い物に付く。農薬を使わ無いと虫も付き見てくれも甚だ悪く成る。農家が作った物とは可也見劣り為るのが現状では有る。国の国力を増す為には軍事予算の拡大をと言い出す政治家も居るが、食料の自給が第一で有る。食料の多くを海外に依存して居て国力を増強為る事等有り得無い事で有る。しかし現実は厳しく、豊作貧乏と言う言葉も有る。豊作の時は作物の値段が暴落し、売っても赤字に成る悲劇で有る。政府の指示で青田刈りの酷い話も有る。何も為無いでほって置く丈で豊かに稔るのにで有る。世界には飢餓で死んでいく子供達の何と多い事か。
 花の春、紅葉の秋、深緑の夏野山を駆け巡りたいものでは有るが、二の足を踏む人も多い。名所旧跡には観光客用にトイレも完備して居るが。裏道では公衆便所も無いに等しい。男なら何とか成るが女性は大変で有る。急に腹具合が悪く成る場合も無くは無い。登山も大変で有る。トイレで用を足す事に習慣付けられて居る現代人には厳しいところも有る。穴を掘って埋めれば良いので有るが。登山用の小型のスコップも売って居るが。生態系が崩れる事を危惧する専門家も多い。極寒の地では屋外で用を足すのは命掛けでも有る。
 インドールやスカトールは糞の悪臭の元でも有る。糞石は匂わ無いが。昔は便所の臭いを嫌って家の外の小屋に在ったりで有る。悪臭では有るが量が少ないと人を癒す効果も有る。懐かしい田舎の臭いでも有る。香水の中に僅かに入って居る場合も有る。調香師の腕の見せどころでも有る。犬は人の嗅覚より遥かに鋭い、自分の尿と他の犬の物とを嗅ぎ分ける事が出来るので有ろう。虎の子に犬の尿の臭いを付けると吾が子と思って授乳する犬も居る。吸う力が犬より強く痛い筈では有るが我慢して飲ませる。以前に捕まった泥棒の証言記事が有った。如何していぬを手懐けたが書かれて居た事が有る。泥棒の仕方を教えて居るが如くで有った。日本語には唾を付けると言う諺も有る。人が汚く思う事を為て自分の物に為て仕舞う事でも有る。獣達のマーキングにも似て居る。犬の鼻に唾を付けるそうな。






          2008−11−27−389−01−01−OSAKA



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