ザワメキとドヨメキ                 
 静かな森の池に一石が投じると魚は驚いて飛び跳ね、水鳥は飛び立ち、猿は驚いて吠える。波紋が次第にに大きく広がり、岸に当たって跳ね返り水面は暫しの間波立つが次第に静まり元通りに成る。政権が交代し今迄の政策の間違いを正せる好機では有る。無駄な計画も中止出来る好機では有る。住民が反対する無駄な計画も多かったが経費の削減の為にか住民も賛成の計画迄大臣の思惑で中止で有る。中止すれば国の経費は減らせるが、今迄計画して使った経費が無駄に成る。政権が交代しても大して変わら無いと思われたく無い気持が判るが。今迄野党として散々与党を批判して来た政党が今度は自分達が批判を浴びる立場でも有る。マスコミは政権が交代為た途端に前の与党の悪口は言わずで有る。少数政党の言う事には耳を貸さずで有る。
 世界的な金融危機が世界を駆け巡り、輸出産業が大打撃を受け、派遣労働者の契約打ち切りが大問題に成った。若干景気は回復に向かって居るが、株価や投資信託の値も回復に向かって居るが、思わぬ所にザワメキが残って居る。外貨預金の金利が二本並に下って仕舞った。高金利を期待して外貨預金に預け替えた人も多い筈。移し替えれば金融機関には手数料が入る。損する部分も有る。日本の低金利に愛想が尽きて家計を動かした人が結局損をした結果に成って居る。世の中のザワメキは収まりを見せずで有る。玉子を一つの篭に盛るなは投資の鉄則でも有る。一つがへしゃても被害も少ない。恐慌が起こる度に金融機関は悪者に成るが、顧客が損を為ても手数料は入る、破綻に至るのはカジノ的な投機に手を出す為でも有る安全な国債を買って居た金融機関が収益を上げる皮肉も有る。投資信託の中には色んな分野に分散して投資し為るバランスタイプも有る。金融危機は波の様に何度も遣って来るので家計の預貯金は一向に投資に廻ら無い。
 インターネットに繋がら無いパソコンの魅力も半減で有る。パソコンの普及にインターネットが寄与して居るとも言える。深夜でも利用出来るサイトが殆どで、24時間サーバーは働きっぱなしでも有る。無人運転でも有る。工場でも夜間運転の可能なシステムも多い、プロコンやシーケンサが大活躍で有る。最近はパソコン制御も多い。インターネットを利用したリモート制御も有る。遠方に居乍、OSのバージョンアップが出来たりで有る。パソコンはユーザーが組み立てる事の出来る家電製品の一つで有る。昔、テレビの組み立てキットが発売された事も有るが高電圧の発生する部分も有り。素人向きでは無かった。パソコンの電源が12Vや5Vと可也低い為に其を可能にして居る。勿論短絡が起きれば基盤は煙を出して焼け切れる、危険は潜んで居るので有る。最近は無料の日記風簡易型ホームページ(ブログ)の利用者も多く自宅サーバーを考える人も少ない、個人情報の流出を懼れる人も多い。利益に繋がら無い事に出費為るを嫌う人も多い。見え無い人の為に御金が掛かるので有る。電気代も掛かる。夜間のファンのザワメキも有る。

 台風の前の木々のザワメキがは独特の不気味さが有る。雨雲の異常な流れの速さ。天気予報等無かった昔の人も何時もと違う不気味を感じた筈。台風本体は遥か洋上でも既に影響が出始める。生き物が息をするかの如くの不規則な周期が有る。戦の最中は誰しも恐怖の為に闇夜では在り来たりのザワメキも敵兵の襲来に聴こえる、水鳥の飛び立つ羽音を敵兵の襲来と勘違いして撤退して仕舞った武将も居る。水車の軋みが大砲の台車の音に聴こえたりで有る。

 国会テレビ中継で答弁の最中の他党の野次は気に成る所で有るが、野次ったからと言って罰せられる事は無いのが国会でも有る。国会の答弁の様にいいかげんで有っては成ら無とつい言って仕舞い顰蹙を買った議員まで居る、会場がザワメキ、ドヨメキしらけるは困ったものでも有る。政権が交代し、散々野次って居た野党が今度は野次られる立場で有る。数の理論も有る。少数政党が何を言っても、マスコミは相手に為無い。プロの歌手も若い頃のヒット曲を好く良く歌うが、CDの聞いて居た方が良かったと思えて仕舞う悲しさも有る。録音当時の美声を維持するは難しい。歳には勝て無いので有る。或る外国の喉自慢風の会場で無名の素人娘が誰もが期待した以上に上手に歌い会場のザワメキとドヨメキの歓声が印象的で合った。

 鍋の縁を擦ると鍋の中の水が共鳴して波立つ場合が有る。素人が幾ら練習しても上手く共鳴為無い。骨が要るので有る。棒を擦ると先のプロペラが回る不思議な玩具が有る。振動が回転力を生む不思議な原理を利用した玩具で有る。振動させて粉を篩うは昔から利用されて居るが粉を混ぜたりも利用出来る、振動の回転力で螺旋回転させる事も出来る。

 物のザワメキとは別に生き物達や人の群集はドヨメキと言う言葉が有る。声を発為たザワメキに心のザワメキ迄感じられる不思議な言葉でも有る。国会中継の他党の野次は不快だが、歌舞伎では大向こうからの掛け声が効果的で有る。映画とは違う観客参加の世界でも有る。外国のドラマの中には観客の笑い声を効果音に使った例が有る、演劇を見て居る様な錯覚効果が期待出来る。演劇は映画と違って役者は演じ乍観客の反応を感じられ、相乗作用が有る、観客の反応で役者も熱が入る。役者冥利に就ける部分でも有る。観客は毎回替わるし、毎回同じ出来では無い。観客の反応も毎回替わる。テレビ中継の有る時は何故か若い観客が多い。群集心理が働く、ジェット機の衝撃波を地震と勘違いして一人が教室から飛び出すと全員が飛び出した思い出が有る。他の教室は何事も無く勉強して居るのにで有る。西部劇では牛の暴走が起こる。銃の暴発に怯え1頭が走り出すとあとに続いて走り出し誰も止められ無い。先頭の1頭が止ると全知が止る事に成る。先頭の1頭は群れを率いるか長頭では無い。渡りを為鳥の先頭もベテランの鳥が掌る訳では無い。先頭は風の抵抗が強く疲れたら交替交替に最後尾に廻る様うで有る。天変地異や火事で人の逃げる方に逃げて袋小路に迷い込む事例は有る。















            2009−11−09−459−01−01−OSAKA



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