魚が出て来た日

 「その男ゾルバ」のギリシャ映画会の名匠マイケル・カコヤニスが製作・脚本・監督・衣裳デザインを担当した異色篇。撮影は「その男ゾルバ」のウォルター・ラサリー、音楽も同じく「その男ゾルバ」のミキス・テオドラキスが担当した。出演は「パリのめぐり逢い」のキャンディス・バーゲン、「将軍たちの夜」のトム・コートネイ、「寒い国から帰ったスパイ」のサム・ワナメイカー、「わが命つきるとも」のコリン・ブレイクリーほか。
 1972年。ギリシャのエーゲ海上を飛んでいた軽爆撃機がカロス島付近の海上に墜落した。乗務していた、2人のパイロット(トム・コートネイ、コリン・ブレイクリー)は2個の原爆と金属製の箱をパラシュートで落とした。爆弾は海中に、箱はカロス島にそれぞれ落下した。パラシュートで海に飛びこんだ2人のパ イ ロットはやっとの思いで島に泳ぎついたが身分や素性など一切を極秘にせねばならず、何とか基地と電話連絡でもと考えたが、金もなかった。2人が相談してる間に金属製の箱は島の山羊飼によって彼の家に運ばれていた。一方、島には、ホテルの開発者に化けた20数名の軍関係者がやって来ており、彼らはホテルに恰好の敷地を探すとみせかけ、海中から爆弾を引き上げた。だが、彼らの目的物は高度の放射能物質が入っているらしいと思われる金属製の箱だった。どこかに箱があると確信するリーダー格のエライアイ(サム・ワナメイカー)が、極秘のうちにそれを探し出すため、島の半分を買いとってもいいと言い出したことから、島は一夜にして観光ブームが訪れた。その頃、山羊飼はあらゆる手段をつかって箱をあけようとしたが箱はいっこうにあきそうになかった。また、2人のパイロットは、島をうろつくうちに離れ離れになってしまった。そのうちにホテルの敷地とみせかけた所から遺物が発掘されるということが起こり、エレクトラ(キャンディス・バーゲン)をまじえた考古学者たちも集まってくるという騒ぎとなった。その発掘に必要な金属を切る強力な酸を、山羊飼がエレクトラの留守に盗み出し、箱に穴をあけた。ところが中身は、数個の卵型のカプセルであり、山羊飼はガッカリして海に捨ててしまった。哀れなのは2人 のパ イロットである。2人は乞食のまねをして島民から金を集めて、ようやく基地との連絡をとる とい った有様だった。翌日、あたりの海には、無数の魚の死骸が浮かんでいた。何故か今頃に成ってDVDが販売予定。                                           国際原子力事象評価尺度(こくさいげんしりょくじしょうひょうかしゃくど、INES、International Nuclear Event Scale)とは、原子力事故・故障の評価の尺度。国際原子力機関 (IAEA) と経済協力開発機 構原子力機関 (OECD/NEA) が策定した。1990年より試験的に運用され、1992年に各国の正式採用を勧告した。同年に日本でも採用された。レベル8は事故や故障での事例が無いので設定されてはいないが、被爆国の日本では想像がつく。
 東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)から大気中に放出された放射能の量は37万〜63万テラベクレル(テラは1兆)とみられることが12日、わかりました。経済産業省原子力安全・保安院は同日、福島第1原発事故が「国際原子力事象評価尺度(INES)」で最も重大な「レベル7(深刻な事故)」に当たるとする暫定評価を発表しました。
 保安院と国の原子力安全委員会はそれぞれ別の方法で大気中に放出された放射性のヨウ素131とセシウム137の量を推定。ヨウ素131の量に換算した結果、保安院が37万テラベクレル、安全委員会が63万テラベクレルとなりました。どちらも海水などに放出された分は含んでいません。
 国際原子力事象評価尺度では、ヨウ素131に換算して5万テラベクレル以上の放射性物質が外部に放出された場合をレベル7と評価する基準の一つとしています。今回の推定値が基準を上回っていることから、保安院はレベル7としました。これまでの原発事故でレベル7と評価されたのは、1986年に520万テラベクレルの放射性物質を放出したとされる旧ソ連のチェルノブイリ原発事故があるだけです。
 保安院は、1号機が水素爆発を起こした直後の3月12日に「レベル4(局所的な影響を伴う事故)」、同18日に1979年に起きた米スリーマイル島原発事故と同じ「レベル5(広範囲な影響を伴う事故)」とする暫定評価を発表していました。
 東京電力は12日、福島第1原発が緊急停止した3月11日時点で、1〜6号機にあった放射性物質の総量が、計7億2000万テラベクレル(テラは1兆倍)だったと発表しました。ヨウ素131などのハロゲン類については 、これまでに環境中に放出された量が総量の100分の1程度だとする推定も明らかにしました。
1〜6号機の炉心と使用済み核燃料貯蔵プールの核燃料の合計。そのうち、放射性の希ガスが1億テラベク レル、ハロゲン類が8100万テラベクレル、その他の核分裂生成物(ストロンチコム90、セシウム137など) が5億3000万テラベクレルでした。1〜3号機の炉心、3、4号機のプールだけで6億7000万テラベクレルです 過去最悪とされる旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(1986年)で環境中に放出された量の数十〜100倍以 上となる計算です。
 経済産業省原子力安全・保安院が日本時間15日夜に公表した報告書によると、東電が今月4日〜10日に 福島第1原子力発電所から海へ放出した比較的低濃度の放射能汚染水は合計1万0393トンに上った。放出量の内訳は地下水排水設備が1323トンと、集中廃棄物処理施設が9070トン。
 原子力安全・保安院は分析の結果、海に放出した汚染水の濃度は非常に低いことが明らかになったと表明した。含まれる放射性物質の大半は、東日本大震災後1週間以内に原子炉内で発生した一連の水素爆発 により生じ、その後の降雨で降下したものとみられているという。
 また、保安院の石垣宏毅審査官によると、サンプリング調査が示すところでは、放出された汚染水に含まれる放射能の量はヨウ素131やセシウム134と137など合わせて約1500億ベクレルと、原子炉等規制法が 定める海水での濃度の基準の100倍程度にあたる。
 放射能汚染の地下水が海に流れ込む危惧も有る。魚が出て来ない事を祈ろう。
 これに先立ち、特に韓国と中国は日本から同計画に関する事前連絡を受けなかったとし、さらに、海への汚染水放出により環境汚染が脅威にさらされる可能性があるとして批判していた。

 低濃度汚染水の海への放出は、過熱した原子炉の冷却のための放水作業から生じた高濃度汚染水の移送先を確保するための判断だった。
















































































            2009−08−24−432−01−01−OSAKA  



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