天落つるを怯え、便通無きを憂えず

 快眠、快食、快便は日々の健康の基本でも有る。なおざりにすると病気に成る危惧が有る。
 2012年05月05日、日本の総ての原発が定期点検に。前代未聞の珍事の筈が異常性の日常化が有る。危機感の喪失でも有る。脱原発と再稼働阻止の混同が有る。
 2011年03月11日何百年に一度の巨大海底大地震が起き、何百年に一度の巨大大津波が東日本の海岸に押し寄せ多く家屋が流失し、多くの人が犠牲に成ったが、今や避難所も閉鎖さらあたかも昔の出来事の如くで有る。復興の槌音が聞こえて来ている筈の時期で有る。復興特需で日本経済は良くなって居るはずの時期では有るが。
 何百年に一度の大津波が福島の原子力発電所にも押し寄せ、外部交流電源完全の喪失や冷却ポンプの故障で冷却機能が作動せず水素爆発で放射能汚染が起き、周辺住民が強制的に避難させられた。原発の安全性の確認が出来るまで、定期点検が完了した原発の再稼働が出来なく成った。定期点検の済んだ原発より動いている原発の方が安全とする可笑しな理論が罷り通った一年で有った。
 昨年は地震の被害を殆ど受けなかった関西の電力会社にとっても受難の年で有った。電力も商品で有る商品を生産出来ない営業停止に近い厳しい処置でも有る。節電要請で売上の減少や燃料価格の高止まりも有り燃料費の増大で経営を圧迫して居る、貿易赤字も増えるし、国庫に入る税金も当然減る。安くて安定供給の保証された海外に工場を移す企業も増えて居る、国内の雇用も当然減少する。
 天災や人災の他に政災と言う言葉が有る。悪政や政治家の言動で多くの人が災難に遭う事で有る。古くは生類憐みの令等の例も有る。原発が政争の道具に使われて居る、安全の為と言った者勝ちの世界でも有る。ストレステスト等を言い出して辞めた前首相の菅氏は脱原発論者に突然豹変して仕舞った。ノーベル賞を受賞した文学者も日本でなく外国で脱原発を訴える活動をしたりで有る。
 何百年に一度の天災で飢饉も起きる足りない食料を平等に分配していては全員が餓死する。政とは非情でも有る。理想の安全でクリーンな発電の核融合発電が或日突然に実現する訳では無い。その日迄危険な原発も必須で有る。気分や好みとは関係の無い死活問題でも有る。電力の窮迫で節電や計画停電や、電鉄の間引き運転や電気代の値上げ等。夏場では熱中症等の健康被害等、経済損失が甚大でも有る。
 卵は一つの籠に盛るなと言う格言が有る。危険分散の為に原発も必要なので有る。化石燃料は枯渇の危惧が有る。政変や戦争で供給不足が派生する危惧も有る。炭酸ガスの排出で地球温暖化の加速の危惧も有る。
 通常の定期点検では地元住民の同意は法的に必要は無い、事故が起こした原発のみで同意が必要には成る。政府が原発の再稼働を認め無いで止まって居るのに、政府が周辺地域の首長と面談し同意を求めると言う珍奇が有る。周辺地域の首長が同意しない為に再稼働出来無いと悪者にされる、同意しないと法規制付き節電要請や計画停電、電気料金の値上げ等を言い出す。同意すれば同意した事で責任が周辺地域の首長に押しつけられる、他の地域の首長の批判も上がる。政府の権限で再稼働させ総ての責任を政府が負うべきで有る。
 大飯原発が試金石で有る、一基が再稼働すると他は順次再稼働出来る可能性も有る。原発が再稼働した実績は余りに重い。政府は他の原発の再稼働は原子力規制庁の発足を待つ気配も有る。又、遅れるので有る。政治家の気の長さは学ぶべきところ多し。






















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