万里の長城築いて国滅ぶ

 現代中国語では、始皇帝または秦始皇と称される。秦の初代の皇帝。万里の長城を築いた人。紀元前246年、13才の若さで秦王に即位。紀元前238年には親政を始めた。敵対していた韓、趙、魏、燕、楚を次々に滅ぼす。紀元前221年、戦国六国の中で最後に残った斉を滅ぼし、中国を統一。始皇帝と名乗った。紀元前214年、北からの外敵である匈奴の侵入を防ぐため、それまで各国でつくっていた長城をつらねて本格的に建設し、有名な万里の長城を築くとともに、北は満州から南はベトナム国境にまで及ぶ大帝国をつくった。贅沢な暮らしをしたり、儒学者数百名を穴埋めにして思想統制をはかるなどの理由から、後年は人心が離れ、国力が衰えた。そのため、統一後は3世、15年で秦の国は滅ぶことになった。始皇帝は中国統一の頃から不老不死を求めて方士を重用し、いかがわしい方士による仙薬(水銀という説がある)で健康を害するようになったといわれている。紀元前210年の巡幸での途中で発病し、帰還出来無いまま死去した。
 堅牢な長城を築いても人心が乱れ、国が衰退し滅ぶ例でも有る。
 2011年03月11日東北地方太平洋沖で何百年に一度の巨大海底地震が起き、何百年に一度の巨大津波が東日本の海岸に押し寄せ多くの家屋が押し流され、多くの人が犠牲に成った。福島の原子力発電所にも押し寄せ交流電源完全喪失で冷却機能が機能せず、炉心溶融を起こし、水素爆発で建家が壊れ放射能汚染が起き周辺住民が強制的に避難させられた。一年以上が過ぎ、避難所が閉鎖され東日本大震災も過去の出来事のようで有るが、原発丈が日本の全原発が定期点検に入ると言う前代未聞に事態に成った。
 周辺自治体は当地での原発事故は困るが原発の恩恵も受けたい想いも有り、人心の乱れが有る。原発が政争の道具に使われ、選挙で大敗し政権が変わるのを畏れ慎重で有る。事故を起こした東京電力は皮肉にも夏の電力も節電や計画停電無しでこの夏を越せる。この夏さえ無事に越せば原発等い要ら無いと言う既成事実が出来て仕舞い特別点検後の初起動が又遅れる。
 2012年05月05日、日本の原発の全てが特別点検の為に停止し点検後の稼働が出来ない。一基ずつ止まっていく危機感を日本国民に与えた罪わは計り知れない。天災や人災の他に政災が有る。悪法や悪政で多くの人が災難に遭う事で有る。古くは生類憐みの令等が有る。動物の命も尊ぶ事は正しいが、法令を悪用した人が居たので有る。原発が政争の道具に使われ、誰もが自分の命が惜しいので安全性の確認を言った物勝ちの世界で有る。千年に一度の海底地震が直ぐにでも起きるが如くでも有る。聞かれると人は言いたいことを言い出し、人心の乱れが起き、終始がつかなく成る。
 座敷で昼寝をしていると、猫おが何処からか遣って来て片足を腹に載せて鳴く、黙って載っては叱られる事は分かって居るので有る。猫は人の腹の上で寝て、眠って居る間に人に悪さをされる事は考え無いので有ろうか。眠り猫は天下泰平の象徴で多くの絵画や彫刻が残って居る。日光東照宮の左甚五郎の眠り猫が有名、飼い猫は腹を上にしてライオンの様に寝たりもする。腹は骨が無い為攻撃に弱い。飼い主を親とでも思って居るのか、人にたいする危機感の喪失でも有る。其が猫にとって不幸かどうかは別問題で有るが猫に学ぶ事多し。何時かは起こるで有ろう大津波を危惧し、日々に法規制付の節電要請や計画停電や大規模停電に怯えるは愚かでも有る。
 政府は大企業言い成りだと労働組合の批判も多いが、企業が収益を上げないと賃上げやボーナス闘争も勝ち取り難い、政府が大企業を敵に回すと本来は不利で有る、政治献金や選挙で政権維持もあやぶい。自民党の政治の行き詰まり新しい民主党の政治に期待も大きかった丈に消費税増税や原子力問題での失望も大きい。電力会社が蒙った損害は甚大で有る。電力と言う商品を作れない営業停止にも近い処置が1年以上も続いて居る。何十年も安定供給に努力して来た電力会社に恩は感じ無いので有ろうか。
 人心の乱れで国滅びるは信じ難いが、ギリシャ等で国の破綻が囁かれた。日本も国債の発行は多い、国の借金でも有る。利息の支払いをを国債の発行で行う異常事態で有る。日本に見切りを付け銀行等が国債を買わなく成った時が問題で有る。東電に湯水の様に援助を行って居る。電力会社の株を購入している地方自治体も多く、破綻さしては困った事に成るが。経営に素人の政治家が色々経営に口を挟み、最後に利用者が電気代が上がり損をする事と成る。他の電力会社も当然政治家の圧力が掛かる。電気代が上がると電鉄の運賃も上がる。電気を使って作るあらゆる製品が値上がりする。企業は電力の安くて豊富は海外に工場を移して生産を始める。当然雇用も減るし、税収入も減る。失業者が増えると犯罪も当然増える。国乱れるので有る。
 2012年は大阪でも金環食が見れる年でも有る。昔は原因が分からず、不吉な事が起きる前兆として人は恐れた。実際に太陽が欠けると思ったので有る。放射能は目に見えないので恐怖も有る。原発事故では死者は出ていない、2万人近くが犠牲に成った津波ももう過去の出来事の如くでも有る。       夏を控え、電力供給に大きな不安を残したまま、42年ぶりに全原発が5日中に停止する。再稼働への批判を恐れるあまり、場当たり的かつ支離滅裂な対応を続けて国民の不安をあおった民主党政権はその責任を免れない。(千葉倫之)
「原発がなくてもやっていける社会を実現する。これがわが国の目指すべき方向だと考えるに至った…」 昨年7月13日、菅直人首相(当時)は唐突に「脱原発」を宣言した。6月に衆院での内閣不信任決議案可決を回避しようと「偽りの退陣表明」をし、政権はすでに死に体。この「脱原発宣言」が延命術であることは疑いようがなかった。
 伏線はあった。菅氏は5月6日、法的根拠もなく中部電力浜岡原発の停止を要請した。6月18日に海江田万里経済産業相(同)が「原発安全宣言」を出したにもかかわらず、7月6日には再稼働条件としてストレステストを持ち出し、地元合意を得ていた九州電力玄海原発の再稼働に「待った」をかけた。その後も菅氏は「脱原発解散」をちらつかせ政権延命を図った。
 国家の命運を握るエネルギー政策はこのように政局的な思惑で大きくねじ曲げられたが、菅氏に罪の意識はみじんもない。今年2月に民主党最高顧問(新エネルギー政策担当)に就任した菅氏は4月に「脱原発ロードマップの会」を発足させ「次の国政選挙で国民の大きな選択肢になるよう運動を広げたい」と断じた。
 その菅内閣で官房長官として「片棒を担いだ」のが枝野幸男経産相だ。当時は菅氏の暴走の「歯止め役」を演じていたが、経産相就任後、支離滅裂な言動で混乱を助長した。
 「原発の再稼働に現時点では反対だ」。4月2日、関西電力大飯原発再稼働について参院予算委でいきなりこう断言。理解が必要な地元の範囲についても「日本全国が地元だ」と述べ、一気にハードルを上げた。
 これらの発言は直後に翻したが、15日には「原発が一瞬ゼロになる」と言い放ち、やはり訂正した。原発再稼働の責めを負いたくないのか。枝野氏の言動には、電力会社や地元に責任転嫁しようという意図が常に透けてみえる。
 では任命権者の野田佳彦首相は何をしていたのか。
 「政府をあげて説明し、理解を得る。私も先頭に立たなければいけない」
 東日本大震災1周年の3月11日の記者会見で再稼働への意気込みをこう語ったが、その後も説明責任は果たしていない。
 そもそも枝野氏の経産相起用がミスキャストだといえるが、首相の頭の中は消費税増税しかないようにみえ、枝野氏の「指導係」は、民主党の仙谷由人政調会長代行に任せっきりだ。 首相は30日、訪米先で同行記者団に、再稼働せずに今夏を乗り切れるかどうかを問われ、こう答えた。
 「全く理解をいただけないなら大変だと思うが、そういう選択肢はもちろんあると思います…」
 驚くべき責任感のなさ。首相の「不作為」は、前首相の邪(よこしま)な「作為」に匹敵するほど罪深い。
















            2012−05−05−529−01−01−OSAKA  



                     HOME
                  −−戻る 次へ++