猫の髭

 猫の髭は自分が通れるか隙間を測る重要な機関で有る。大事に育てられた肥満気味の家猫では詰まる事も。隣家との大人は通れぬ隙間に悪童が挟まった事件が有った。段々に狭く成る隙間に自ら入り混んで詰まって仕舞ったので有る。普通の人なら通れ無いと分かると後戻りする筈で有るが悪童は戻らずで有った警察が来て救急車が来て、救助隊が出動し報道陣が押しかけてで有った。迷惑な話で有る。後戻りする事も時に必要で有る事の教訓でも有る。
 常識は社会の最も基本的な規範で道徳でも有る、変わらぬものと思っていたら時代と共に替わって仕舞うもので有るようで有る。猫を洗って毛を乾かそうと電子レンジで乾かし猫を殺したユーザーが製造メーカーに賠償を求めた裁判でメーカーが敗訴する珍事が起きた事例が実際に米国で有った。取り扱い説明書の不備が原因で有った。その為か最近の取り扱い説明書には常識的な事が延々と書かれて居る。パソコン等の取り扱い説明書は昔は電話帳の様な分厚い本が一般的で有ったが今はDVD一枚で有る。パソコンが立ち上がらずの時は読む事も出来ずで有る。人に迷惑を掛け無ければ良いと思って居る人も多いのか、電車の中で平然と化粧をして居る淑女も実際に居る。関西では無かった昔の整列も関東の影響か、たかが二三百の運賃で順番を守ら無かった位で鬼の首を獲ったみたいに何も言わなかった人が突然に詰り出すのである。間尺に合わぬ世界では有る。
 東日本大震災で起きた福島第一原発の事故の影響で地震の被害の殆ど無かった関西の電力会社迄赤字経営に陥って居る、営業を続ければ続ける程負債が増える異常事態で有る。当然電気料金の値上げを申請する。最後に一番弱い立場の利用者が損をする事に成る。企業が易く豊富な電力を求め東南アジアの国に工場を移し日本の産業の空洞かが起き雇用が少なく成り失業者が増える。大気汚染も進み地球温暖化で海面の上昇も進む。その大事の電気料金審査特別委員会の委員長の原発再稼働発言がニュースに成った。当たり前の当然の事を言った丈なのに其がニュースに成る程日本の常識が変わって仕舞った事を意味する。隙間を通り抜ける場合は自分の身の幅を考えて行き詰ったら後戻りする知恵が大事で有る。何時迄も赤字経営では経営が成り立たない破綻させても営業を続け再上場させた日本航空の前例も有るが大株主の地方自治体や保険会社の損害は甚大で有る。再上場すればそんな株でも買う人が居るのも又事実で有るが。
 実に恐ろしきは人の心で有る。約束を守らぬ政治家、場当たり的にストレステストを言いだし動かせたのは大飯の二基丈で新しい規制委員会ではスロレステストを引継がずで有る。原発を動かさずの為に設置されたさの如くに規準が高い。動かす条件に防波堤の嵩上げを命じて完成しても動かさずで有る。地震学者は東南海大地震が統計学的確率論で直ぐにでも起こるかの如くに人心を惑わしたが二年が経っても未だ何も起こらずで有る。原発を悪者、電力会社を罪人にする事で政府の責任を逃れた。原子力安全委員会・保安院が無くなっては責任も問得ずで有る。大津波とは縁の無い瀬戸内海の原発迄停めて仕舞ったので有る。営業停止に近い長期期間の原発の停止処置は前代未聞の厳しい処置でも有る。
 一般大衆は政府のする事に何でも間でも反対するものと思い込んで居たら何年も支持して未だに原発の再稼働阻止のデモ行為が続いて居る。大飯の二基以外総て既に停まって居るのにで有る。       





            2013−03−12−556−01−01−OSAKA  



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