C++言語

 C言語は、1972年にAT&Tベル研究所のD.Mリッチーに依って開発された関数型の手続き型言語です。C言語とはB言語の次の言語と言う意味です。DEC社の16ビット・ミニコンPDP−11で動くOS、UNIXを記述する為で有った。
 C++言語は、1982年にベル研究所のB.ストラウストラップに依り開発され。変数のインクリメント記号++、一つ進める事に依り、C言語より一つ上のプログラム言語で有ると言う事です。C言語の改良版で有る。クラス概念、メンバー関数、フレンド関数、インライン関数、仮想関数等が追加されました。勿論C言語との互換性も有る。C言語は元々UNIX用に開発され、プログラム言語としては世界の主流に成って居る。 しかし、ウィンドウズ用のC++言語は進歩しすぎ、最早UNIXとの互換性は余り無い。其のライブラリ関数の多さからも其れが判ります。最近のビジュアルなC++言語は自動的にプログラムを作って呉れて、素人でも簡単なプログラムを作れる様には成って居るが、一寸したプログラムでも、膨大なソースに成ってしまいます。素人が趣味で作っても、其のプログラムが理解出来なければ、自分で作ったとは思えな無い。
 しかし、コマンドプロント用のプログラムなら素人でも理解出来、関数の数も少ないが必要充分で有る 最近ではコマンドプロントを使用するPCユーザーも少なく成った様です、システムに付いて居る事すら知ら無いユーザーも多い。最近のPCの進歩は目覚しく、かってのサーバークラスのPCで子供がゲームやインターネットを楽しんで居るが。高性能なシステムを手に入れても余り利用し無い様です。ワープロやメールなら必要充分でも有るが。しかし、システムの中には、コマンドプロントでしか起動出来無いシステムプログラムも有り、システム管理者は良く利用して居ます。
 コマンドプロントはMS−DOSに似て居ますが、MS−DOSでは有りません。ウインドウズ用のプログラムです。余り大きなプログラムでも無いのに高性能なのは、システムのカーネル其の物を利用して居るからで有ろう。勿論MS−DOSのアプリケーションソフトも起動出来ますが、正しく作動する保証は有りません。コマンドプロントの利点はウィンドウズ用のプログラムも引数を付けて起動出来る事です 其んな便利なコマンドプロントでは有るが、一つ丈問題が有ります。キーボードからファイル名を入力しなければ為りません。エクスプローラの様に、マウスをクリックする丈で起動出来ません。システムファイルの様に短い英文のファイル名なら問題も無いが、長い漢字混じりのファイル名では入力する丈で大変です。何か便利なソフトは有りそうなのに、HELPのリストには載って居ません。OSのメーカーもコマンドプロントに迄は改造に余り力を入れては居無い様にも見受けられます。手に入ら無ければ自分で作れば良い丈の話で有る。簡単なプログラムの例を。創って見ましょう。
 0.ループを利用し、カレントディレクトリ等表示し’>’を表示し文字列の入力待ち状態にします
 1.文字列の最初の5文字が”@DIR ”の時に関数を呼び出す様にします。6文字目以下を引数として関数に渡します。@を付けるのはDIRコマンドと区別する為丈、5文字目の空白は重要。先頭に@の無い文字列はシステム関数に其の儘引数として渡し、実行させます。
 2.システム関数を利用してDIRコマンドを利用してファイルに直接書き込みます。システム関数を使用し無いでもファイル情報の取得出来ますが、少々プログラムが複雑に成ります。
 3.其のファイルをメモリーに読み出し番号を付けて画面に表示します。
 4.番号の入力待ちの状態にします。入力された文字列を数に変換しる必要が有ります。
 5.入力した番号のメモリーのファイルリストの中からファイル名等のファイル情報を取出します。
 6.ディレクトリか実行可能なファイルか調べるのに少し工夫が必要です。
 7.ディレクトリの場合は其のディレクトリを引数にして、再度関数を呼び出す必要が有ります。カレントDIR、PATHの管理が重要です。
 8.ディレクトリ以外のファイルはシステム関数を利用して実行します。システム関数がシステムにコマンドラインの文字列を引数にして実行します。拡張子を解析して必要はプログラムを起動して実行します。システム関数はウィンドウズのシステムを其の儘利用します。ウィンドウズで登録されて居る情報を其の儘利用します。システム関数以外にも、プログラム実行関数は用意されて居ます。関数に渡す引数の種類に依り色々と関数が有り、プログラムが少し複雑に成ります。
 9.コマンドの入力待ち状態のレイアウトを変更すれば。自分風のコマンドプロントが作れます。
10. SETやCDコマンドはシステム関数では利用出来ません。システムが実行してもプログラムに戻ったら元に戻ってしまいます。プログラムの内部で関数を利用して変更する必要が出てきます。便利な関数が用意されて居ます。@SETや@CDコマンドを自分で作れば良いのです。
11.良く遣うプログラムをショトカット風にコマンド化して引数を渡す事も出来ます。
12.プログラムは後日にも改造出来る様に、詳しい注釈を付けて判かり易く記述しましょう。月日が経つと自分の作ったプログラムでも判ら無く成ってしまいますよ。
 最近のコンパイラーは良く出来て居て、プログラムの間違い箇所を表示して呉れます。
 自分で作ったプログラムが正しく作動する感動を味わって下さい。しかし、失礼乍、個人が作ったプログラムにはバグが如何しても有り。最近のOSはプログラムが暴走、フリーズしてもシステムには影響し無い様には成って居ますがます。自分で作ったプログラムは自分のPCで楽しむ丈に留めて置くべきでしょう。かって、PC付属のBASIC言語でプログラムを楽しんで居た高齢者も多い筈、確か、昔はパソコン教室でも教えて居た筈、再度プログラム創りに挑戦して見ましょう。キット何かを発見出来るでしょう。


              2005−08−20−60−OSAKA



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