便所嫌いの女(割烹着姿の女房)

 最近の女性の職場への進出は目を見張るものが有るが。中には便所に行く暇も無い程忙しい激務をこなして居るキャリアウーマンも多い。つい琲尿を我慢し過ぎて膀胱炎や腎臓病に成る女性も多い。平蔵の妻襟子も其の一人で有った。
 二人は京都の嵐山の近くの料亭で御見合いをし、其の後、嵐山を散策して居った。秋も深く楓の紅葉も見事で有った。落ちた紅葉で緋毛氈を敷いた様で有った。便所に行きたいと言うのが恥ずかしくて便所に行け無かった女は我慢して居ったが、如何にも我慢でき無く成ってしまい、女はいきなり御尻を捲くって男の傍で呆れ返る程長々と用を足してしまったので有る。女を恥ずかしさの余り放心状態で有った。平蔵が好きに成ってしまった襟子は此んな事で愛想を尽かされると思い、喘いでしまった。手巾で鼻をかみ。「此んな私に愛想を尽かさ無いで。貴方が好きに成ってしもうた、うちと夫婦に成って」衿子は平蔵を抱擁してしまって、子供みたいに甘えてしまうので有った。男も欲情を抑え切れ無く成ってしまい、二人はホテルで其の日の内に結ばれてしまったので有る。
 二人は即結婚してしまい一寸変わった夫婦生活が始まったので有る。妻は美人だし、料理も上手で、割烹着を着ての料理は子供の頃の母を想わせるのか、或る一つの事をの除いては夫は満足して居った。夫は女房の便所嫌いには呆れ返ってしまった。我慢出来無く成って、初めて便所に小走りで駆け込む毎日で有った。家では何時でも便所に行けると言う安心感で不精をして居るのか、其れとも密かな快感でも感じて居るのか。本に襟子は便所嫌いで有った。和服で外出した時も着崩れを恐れてか、駅の便所や公衆便所は汚いと言っては家に帰る迄つい我慢してしまうので有った。家に着く成り気が緩むのか便所へ一目散に小走りで恥も外聞も無く駆け込むので有った。呆れた女では有った。
 何やら風呂でも呆れ返る事をして居ったので有る。
「しとかなければ成らない仕事が有るので、先に風呂に入たっら」と薦めても決して夫よりは先に入ろうとし無い。「女は汚れて居るから」「月の物か」
「じゃ、一緒に入らないか」
「其んな恥ずかしい事、男の人の前で素肌等んか見せられしまへん」「夫婦ではないか」
「後で、背中を流して差し上げますよって」女は旨く逃げてしまった。
 夫が湯舟に浸かって居ると、襟子が長襦袢一枚に成って入って来た。暫く丁寧に背中を流して呉れた。「あっ」女は軽く叫んで長襦袢を着た儘、湯舟に飛び込んで、恥ずかしさの余り両手で顔を覆ってしまった。夫の見て居る前で、尿垂れをしてしまったので有る。
 男も興奮してしまい。女の長襦袢を脱がしてしまい。女を犬の様に四つん這いにして後ろから犯してしてしもうたので有る。
 朝に成って、女は開き直ってか、夫を叱り付けたので有る。
「こら、阿呆、呆け、あんな恥ずかしい悪さをしょって。其方は変態の気が有るとは今の今迄思っても見無なんだわ、私は恥ずかしくて御外を歩け無いぞ、以後気を付けられ。其れは然と昨日は給料日の筈じゃなかったのか、何か忘れて居るのでは無いのか、あんな悪さをし居っては小遣いを減らされえても仕方が無いのう」女は小便を放いて、小遣いを減らしてしまったので有る。
 年末に成った、もう直正月が遣って来るので有る、年末には大掃除もしなければ成らないし、餅も搗かねば成ら無い。忙しいので有る。便所に行って居る暇も無いので有る。
「御風呂が沸きました、私も御一緒させて下さいまし」
「又、尿垂れをしよるつもりか、便所に行ったか」「嫌な人、便所なんか行きたくも有りません」
 夫が湯舟の中で屁を放いて居ると妻が本当に裸に成って入って着てしもうた。
 女は夫の視線に気にして恥ずかしそうに掛かり湯を使って居った。
「其んなに観詰めるいで下さいまし、恥ずかしおす」
「恥ずかしい話だが、私は女のあそこを未だに直に見た事が無い」「私のおそそが見たいのか」
「見せてあげる代わりに、其方の貯金通帳を借りて使ってしまっても、御尻をぶったいはせぬか」
 女は湯舟の上に仁王立ちに成って見せて上げた。
「尿は何処から出るのじゃ」「ここからじゃとさっきから何度も言って居るで有ろうに」「もうじれったいして見せて上げるから良く見とけ」女は仁王立ちの儘尿を放いてしまったので有る「ほれみ、ここからじゃ」夫の平蔵も呆れ返ってしまう程に長々と放いてしまったので有る。
 男は興奮してしまい、又、女を犯してしもうたので有る。
 朝に成って。女は又散々厭味を言ったので有る。
「こら、阿呆、呆け、あんな恥ずかしい悪さを又しょって。其方は変態の気が有るのは薄々分かって居ったが、あんな悪さ迄し居るとは思ってっも見な無なんだわ。私は恥ずかしくて御外を歩け無いぞ、以後気を付けられ。其れは然と昨日は賞与の支給日の筈じゃなかったのか、何か忘れて居るのでは無いのか、あんな悪さをし居っては小遣いを減らされえて文句も言えまいのう」女は小便を放いて、賞与を自分の物にしてしまたので有る。
 年末で有った。夫平蔵が杵で餅を搗き、妻の襟子が餅を捏ねて居ったので有る。
「如何した、又、小便か」「嫌な人」「此処で放いてしまうで無いぞ」
 女は前を押さえ御尻を振り乍、夫を挑発しては、夫の小遣いを巻き上げてしもうたので有る。正月に二人揃って佐太神宮に初詣に出掛け、子供を授かります様にと祈った御蔭か、春に成ってやや子が出来た。排尿を我慢するのは御腹の子供に悪いと悟ってか襟子の便所嫌いはピッタッと治ったが、今度は頻尿に成ってしまい、便所通いが始まった。双子が産まれてしまい。又、忙しくて便所にも行く暇も無く成ってしまったので有った。
 女に便所にも行け無い様な過酷な仕事をさせるのは間違いで有る。女は男の様に強力な尿道括約筋を持って居無い。


              2005−09−23−68−OSAKA



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