巷の恋・女と男



 昔、学生の頃、昼の3時にテレビ名画座で色々な映画が放映されて居た、当時でも可成り古い洋画も多かった。その中で印象的な映画に『巷の恋』が有った。イタリア映画で有った。塩田の夏丈の季節労働者を扱った映画で有った。似た様な稲作の季節労働者を扱った映画に『苦い米」が有る。日曜映画劇場やNHKの映画番組でも放映されて居た。『苦い米』は今でもDVDで販売されて居るが,[巷の恋』はDVD販売が鳴った。『街の恋』は別の作品。
 長年探して居たが、最近YouTubeで発見した。日本語字幕が出無いので良く判ら無い。スペイン語が判る人は可成り理解出来る。
 日頃合えば口喧嘩の二人、或る日、急に嵐がきて、小舟が転覆、助けた男は女の寝顔をみて、「起きた居る時は、あんなに憎たらしい言葉を吐くのいに。寝て居る時は何て可愛いいんだ」。母者も何時までも嫁を娶らぬ一人息子を嘆き、「お前みたいな娘が嫁に来て呉れたなあと」嘆く。
 娘には恋人が居るが二人の弟を養う為に結婚出来無い。根底に聖母マリア信仰が有る。