HELP

 パーソナルコンピュータ(以後PC)の発売当初はバーシックインタープリンターが主流で、PCメーカー毎にベーシックも少しずつ違って居たので有る。互換性が無かったので有る。其の当時にもオープションでCP/MとMS−DOSのオペレーティングシステム(以後OS)が発売されて居た。可也高価でも有った。一部のマニア用でも有った。両方共可也似ては居たが互換性は無かったので有った。
 MS−DOSはマイクロソフト社が開発したパソコン用の初期のOSで有る。其の後Windows へと進化を遂げ、全世界に普及したが、CP/Mは何時の間にか消えて行ってしまった。規格戦争の一つで有った 64ビットのCPUが主流に成り、一部で64ビットのOSも発売されて居る現代、MS−DOSの導入を検討する人は居無いでしょうが、Windows が起動不可に陥り、再インストールの必要が迫られる時にシステムフロッピー丈で起動する小さいシステムのMS−DOSの存在は今だ健在で有る。Windows の再セットアップでファイルが削除されてしまうのを未然に防げる可能性も有ります。但しファイルシステムをFATにして置く必要は有りますが。
 工場等では今だにMS−DOS上のアプリケーションソフトを使って生産を続けるシステムも稼働して居る。問題も有る。MS−DOS用のプリンターが最早発売されて居無いのが現状では有る。プリンターが壊れたら大変な事に成る。Windows 用のシステムに更新するにも可也の費用を必要とするので有る。
 PCのスタートメニューの中のコマンドプロントはMS−DOSに似ては居るがMS−DOSでは有りません、Windows 用のプログラムでMS−DOSのコマンドの殆どは利用出来ます。大部分のMS−DOS用のアプリケーションプログラムも起動出来ますが、正しく作動する保証は有りません、注意の要る部分でも有る。OSの中にはコマンドプロントからしか起動しないプログラムも有り。其の存在価値は大きい。勿論、Windows 用のプログラムも起動出来ます。通常オープションを付けての起動は難しいがコマンドプロントでは其れが出来ます。インターネットエクスプローラもオプションを付けて起動出来ます。
しかし、問題も有ります。長い名前の普及でコマンドラインからのファイル名の入力が困難に成って来ました事で有る。
 コマンドプロントのコマンドは他のOS、UNIX、Solaris、Linux等のコマンドと似た機能も多く、PCの学習には持ってこいの機能で有る。HELPと入力するとコマンドのリストが表示される。個々の機能の詳説はHELP の後にコマンド名を入力するか又はコマンド名の後に /?を入力すると表示される。NET関係はNET HELP コマンド又はNET コマンド /HELPを入力

 HELPと入力すると。


特定のコマンドの詳細情報は、"HELP コマンド名" を入力してください
ASSOC    ファイル拡張子の関連付けを表示または変更します。
ATTRIB    ファイルの属性を表示または変更します。
BREAK    拡張 CTRL+C チェックを設定または解除します。
BOOTCFG   boot.ini ファイルのプロパティを設定して起動時の読み込みを制御します。
CACLS    ファイルのアクセス制御リスト (ACL) を表示または変更します。
CALL     バッチ プログラム中から、別のバッチ プログラムを呼び出します。
CD      現在のディレクトリを表示または変更します。
CHCP     有効なコード ページ番号を表示または設定します。
CHDIR    現在のディレクトリを表示または変更します。
CHKDSK    ディスクをチェックし、状態を表示します。
CHKNTFS   起動時のディスクのチェックを表示または変更します。
CLS     画面を消去します。
CMD     Windows コマンド インタープリタを新しく起動します。
COLOR    コンソールの文字と背景の既定の色を設定します。
COMP     2 個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較します。
COMPACT   NTFS パーティション上のファイルの圧縮状態を表示または変更します。
CONVERT   FAT ボリュームを NTFS に変換します。現在のドライブは変換できません。
COPY     1 個以上のファイルを別の場所にコピーします。
DATE     日付を表示または変更します。
DEL     1 個以上のファイルを削除します。
DIR     ディレクトリ中のファイルやサブディレクトリの一覧を表示します。
DISKCOMP   2 つのフロッピー ディスクの内容を比較します。
DISKCOPY   フロッピー ディスクの内容を別のフロッピー ディスクにコピーします。
DISKPART   ディスク パーティションのプロパティを表示または構成します。
DOSKEY    コマンド ラインの編集、Windows コマンドの再呼び出し、マクロの
       作成をします。
DRIVERQUERY 現在のデバイス ドライバの状態とプロパティを表示します。
ECHO     メッセージの表示、コマンド エコーのオン、オフの指定をします。
ENDLOCAL   バッチ ファイルで、環境変数のローカル化を終了します。
ERASE    1 個以上のファイルを削除します。
EVENTQUERY  指定された条件のイベント ログのエントリを表示します。
EXIT     CMD.EXE プログラム (コマンド インタープリタ) を終了します。
FC      2 個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較して、それらの違いを
       表示します。
FIND     ファイルの中からテキスト文字列を検索します。
FINDSTR   ファイルの中から文字列を検索します。
FOR     指定されたコマンドを、ファイルの集合の各ファイルに対して実行
       します。
FORMAT    Windows で使用するためのディスクをフォーマットします。
FSUTIL    ファイル システム プロパティを表示または構成します。
FTYPE    ファイル拡張子の関連付けで使われるファイル タイプを表示または変更
       します。
GOTO     バッチ プログラム中で、ラベルで定義されている行へ Windows コマンド
       インタープリタの実行を移します。
GPRESULT   コンピュータまたはユーザーのグループ ポリシー情報を表示します。
GRAFTABL   Windows がグラフィック モードで拡張文字セットを表示できるように
       します。
HELP     Windows コマンドのヘルプ情報を表示します。
IF      バッチ ファイル中で、条件処理を実行します。
LABEL    ディスクのボリューム ラベルを作成、変更、または削除します。
MD      ディレクトリを作成します。
MKDIR    ディレクトリを作成します。
MODE     システム デバイスを設定します。
MORE     出力を一度に 1 画面ずつ表示します。
MOVE     1 個以上のファイルをディレクトリから別のディレクトリに移動します。
OPENFILES  リモート ユーザーによって開かれている共有ファイルを表示します。
PAGEFILECONFIG  ページファイル プロパティを表示または構成します。
PATH     実行可能ファイルの検索パスを表示または設定します。
PAUSE    バッチ ファイルの処理を一時停止し、メッセージを表示します。
POPD     現在のディレクトリを PUSHD で保存したディレクトリに戻します。
PRINT    テキスト ファイルを印刷します。
PROMPT    Windows コマンド プロンプトを変更します。
PUSHD    現在のディレクトリを保存して、変更します。
RD      ディレクトリを削除します。
RECOVER   不良または欠陥ディスクから読み出し可能な情報を復元します。
REM     バッチ ファイルや CONFIG.SYS の中で、コメント (注釈) を記録します。
REN     ファイルの名前を変更します。
RENAME    ファイルの名前を変更します。
REPLACE   ファイルを置き換えます。
RMDIR    ディレクトリを削除します。
SET     Windows 環境変数を表示、設定、または削除します。
SETLOCAL   バッチ ファイルで、環境変数のローカル化を開始します。
SC      サービスを表示または構成します (バックグラウンド プロセス)。
SCHTASKS   コンピュータ上で実行されるコマンドとプログラムをスケジュールします。
SHIFT    バッチ ファイルで、置き換え可能パラメータの位置をシフトします。
SHUTDOWN   ローカルまたはリモートのコンピュータのシャットダウンを許可します。
SORT     入力を並べ替えます。
START    別のウィンドウを起動して、指定したプログラムまたはコマンドを実行
       します。
SUBST    パスをドライブ名で置き換えます。
SYSTEMINFO  コンピュータ特有のプロパティと構成を表示します。
TASKLIST   サービスを含む現在実行されているすべてのタスクを表示します。
TASKKILL   実行されているプロセスまたはアプリケーションを削除または停止します。
TIME     システム時刻を表示または変更します。
TITLE    コマンド プロンプト ウィンドウのタイトルを設定します。
TREE     ドライブまたはパスのディレクトリ構造を図式表示します。
TYPE     テキスト ファイルの内容を表示します。
VER     Windows のバージョンを表示します。
VERIFY    ファイルがディスクへ正しく書き込まれたかを照合するかどうか
       Windows へ指定します。
VOL     ディスクのボリューム ラベルとシリアル番号を表示します。
XCOPY    ファイルやディレクトリ構造をコピーします。
WMIC     会話型コマンド シェルの WMI 情報を表示します。

ツールの詳細な情報については、オンライン ヘルプのコマンド ライン
リファレンスを参照してください。


 例にHELP DIRと入力すると。


ディレクトリ中のファイルとサブディレクトリを一覧表示します。

DIR [ドライブ:][パス][ファイル名] [/A[[:]属性]] [/B] [/C] [/D] [/L] [/N]
 [/O[[:]ソート順]] [/P] [/Q] [/S] [/T[[:]タイムフィールド]] [/W] [/X] [/4]

 [ドライブ:][パス][ファイル名]
       一覧表示するドライブ、ディレクトリ、またはファイルを指定します。

 /A     指定された属性のファイルを表示します。
 属性     D ディレクトリ        R 読み取り専用
        H 隠しファイル        A アーカイブ
        S システム ファイル      - その属性以外
 /B     ファイル名のみを表示します (見出しや要約が付きません)。
 /C     ファイル サイズを桁区切り表示します。これは
       既定の設定です。/-C とすると桁区切り表示されません。
 /D     /W と同じですが、ファイルを列で並べ替えた一覧を表示します。
 /L     小文字で表示します。
 /N     ファイル名を右端に表示する一覧形式を使用します。
 /O     ファイルを並べ替えて表示します。
 ソート順  N 名前順 (アルファベット)   S サイズ順 (小さいほうから)
       E 拡張子順 (アルファベット)  D 日時順 (古いほうから)
       G グループ (ディレクトリから) - 降順
 /P     1 画面ごとに停止して表示します。
 /Q     ファイルの所有者を表示します。
 /S     指定されたディレクトリおよびそのサブディレクトリのすべての
       ファイルを表示します。
 /T     どのタイムフィールドを表示するか、または並べ替えに使用するかを
       指定します。
 タイムフィールド  C 作成
           A 最終アクセス
           W 最終更新
 /W     ワイド一覧形式で表示します。
 /X     このオプションは MS-DOS 形式以外のファイル名に対する短い名前を
       表示します。長い名前の前に短い名前を表示する点を除けば、
       /N オプションと同じです。短い名前がない場合は、ブランクに
       なります。
 /4     4 つの数字で年を表示します。

環境変数 DIRCMD にスイッチを設定できます。
/-W のように - (ハイフン) を前につけると、そのスイッチは無効になります。


 NET HELP と入力すると。


NET HELP コマンド
    -または-
NET コマンド /HELP
指定できるコマンドは、次のとおりです。

NET ACCOUNTS       NET HELP       NET SHARE
NET COMPUTER       NET HELPMSG      NET START
NET CONFIG        NET LOCALGROUP    NET STATISTICS
NET CONFIG SERVER    NET NAME       NET STOP
NET CONFIG WORKSTATION  NET PAUSE       NET TIME
NET CONTINUE       NET PRINT       NET USE
NET FILE         NET SEND       NET USER
NET GROUP        NET SESSION      NET VIEW
NET HELP SERVICES は、開始できるサービスの一覧を表示します。
NET HELP SYNTAX は、NET HELP の構文の表記規則を表示します。
NET HELP コマンド | MORE で、ヘルプを 1 画面ずつ表示します。

このコマンドの構文は次のとおりです:


 例にNET VIEW /HELPと入力すると。


NET VIEW
[\\コンピュータ名 [/CACHE] | /DOMAIN[:ドメイン名]]
NET VIEW /NETWORK:NW [\\コンピュータ名]

NET VIEW は、コンピュータ上で共有されているリソースの一覧を表示します。
パラメータなしで使うと、現在のドメインまたはネットワーク内の
コンピュータの一覧を表示します。

\\コンピュータ名
  共有リソースを表示させるコンピュータを指定します。
/DOMAIN:ドメイン名
  コンピュータを表示させるドメインを指定します。ドメイン名を省略すると、
  ローカル エリア ネットワークのすべてのドメインを表示します。
/NETWORK:NW
  NetWare ネットワーク上で利用可能なサーバーをすべて表示します。
  コンピュータ名を指定すると、NetWare ネットワークの指定したコンピュータ
  上で利用可能なリソースを表示します。

/CACHE          
  指定したコンピュータ上のリソースのオフライン クライアント キャッシュ
  設定を表示します。


と表示されます。コマンドを良く学習して置きましょう。
不用意にシステムファイルを削除してしまうと起動しなく成る場合も有り注意しましょう。


        <PCのOSの学習の為にあえて其の儘掲載しました悪しからず>


 多くの人がPCを使って、仕事をしたり、インターネットを楽しんだり、電子メールを送ったりしていますが、コマンドプロントを使って何かをして居るのを滅多に見掛けません。管理者以外は管理者特権が必要に成りシステムの設定を変更するのは難しい。何も出来無いのが現状でも有る。
 コマンドプロントのプロパティを開き画面の色や画面のサイズの設定を変更し自分好みに変更する事も出来ます。MS−DOSが全盛の昔では想像も出来無い、犯罪がインターネット上で起こって居ます。ウィニーに巣食うコンピューターウイルスの仕業で極秘文書や個人情報迄がインターネット上に流出してしまって居ます。仕事に追われ風呂敷残業を強いられた人が犯罪者扱いで有る。便利さに隠れたしシステムの脆弱性か。セキュリティーの強化を行った企業も有り。電子ファイルの持ち出しを禁じた企業すら有るシステムの脆弱性の改善は日々行われて居り、ウィンドウズのアップデートに努め、常にシステムを最善に保ちましょう。アプリケーションソフトの脆弱性の事をOSメーカーに押し付けるのも酷では有るが。カーネルを全世界に公開し脆弱性を世界中のプログラマーが研究して居るオープンなOSの方が脆弱性の発見が早いのではないか。
 脆弱性から来る被害の大きさと信頼の失墜を考える時、一企業の商品の問題で済まなく成ってしまって居ます。ウィニーを使わ無い事しか抜本的解決策を打ち出すせ無いのでは余りに情け無い。コンピューターを知り尽くし、プログラムに精通したエンジニアが密かにウイルスを生み出し、世界中の人々が困り果てて居るのを見て、陰でほそくむんで居るので有ろうか。自分のPCは自分でこまめにチェックし守りましょう。


            2006−04−29−119−01−OSAKA



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