釦の掛け間違い

 釦は外来語の様でも有るが釦と言う立派な漢字も有る。洋服と一緒に外国から来たもので有ろうからそんなに昔の話では無い筈。日本では着物しか無かった昔、釦を掛ける風習等無かったので有る。洋服が一般庶民に普及しだしたのはほんの戦後の話でも有る。紳士のズボンの釦の掛け外しは誠に不便でも有った、チャック(ファスナー)の発明で多くの紳士は其の恩恵を受ける事とあい成った。ファスナーは其れなりに便利でも有る。昔のファスナーは良く壊れて困ったものでも有ったが最近は滅多に壊れ無いが、布を咬みこむのはファスナーの欠点でも有るが。工場の作業服は釦が取れて製品の中に入り込むのを懼れてかファスナーが主流と成った。紳士のワイシャツは昔から貝殻の釦が今だに主流で有る。最近では、貝殻の代用品のプラスチック製も多いが。紳士のネクタイと同様に気品の象徴でも有る。釦は取れて無くすのが欠点でも有る。同じ形の釦が有れば良いが形が違うと不細工でも有る、ワイシャツに予備の釦が態々付けて有る場合も有る。洋服のデザイナーにとってボタンも重要な要素でも有る。ボタンは同じ色形で大きさの違う物が如何しても必要と成る。一つでも無くすと全部付け換えなければ成らない羽目に成る。ボタンも色んな形、色の物が販売されて居る、種類が多すぎて選ぶのが大変で有るに違い無い。子供にとって裁縫箱の片隅のボタンは宝石の如くに大事な物にも思える、ボタンに紐を通して廻して遊んだ経験の有る人も多い筈。昔から淑女を悩まし続けた事が有る。太って服の釦が掛から無く成る事で有る。腰を細く見せる為にコルセットの紐をキツク締め過ぎて辛い思いをする人も居た。安物買いの鼻落としと言う諺も有るバーゲンの洋服はボタンも取れ安い、上等の洋服は其れ成りに釦も取れ無いで且つ外し易い様に心配りが成されて居る、所詮は値段相当で有る。バーゲン用は最初からバーゲン用に粗悪に作られて居る場合も有るので注意っが必要で有る。
 外来語のボタンの元の外国語には、洋服のボタンや押しボタンスイッチやボタン電池の外に蕾と言う意味も有る。咲く寸前の花の色付き始めた蕾は見ての通りボタン其のものでも有る。咲いてしまった花より、これから咲く可能性に期待が込められれて居る。しかし日本語には蕾と言う意味は無い。蕾は清らかの象徴でも有る、穢れを知らぬ処女のイメージでも有る。切花は咲いてしまた花は萎れるのみで有るので、咲き始めの蕾が重宝がられれ。咲ききってしまった花は、最早出荷出来無いのには余りに皮肉な話でも有る。世界には花瓶を壊してしまって途方に呉れる娘の絵が多い。貞節の戒めでも有る。壊れてしまった小壺は二度と元通りには戻ら無いので有る。貞節の象徴として多数のボタンの洋服が登場する、着替えも大変で有る。昔から軍服も忠誠の象徴として多数のボタンが登場する、戦闘に怯え軍服を簡単に脱ぎ捨てて逃げ出すのを押さえる為でも有る。ボタンの数で階級も変わるので有る。ボタンの数が増えると掛け間違うと遣り直しも大変なものと成る。人を指図する立場の地位の人は判断が重大でも有る。無謀な指揮官に当った兵隊は災難でも有る。
 ボタンを掛ける時は最初の一つを特に注意が必要で有る。最初の一つを掛け間違うと最後まで過ちに気が吐か無い。最後に気が吐いて又外して掛け直す必要が有る。世の中には釦の掛け間違いに途中で気が吐いても釦の様に掛け直しが出来無い事も多い、最初が大事でも有る。人生に置いても善き会社に就職し、善き親友に恵まれ、善き伴侶に出会えた人は幸せ者で有る。中には釦の掛け間違いで有ったと悩んで居る人も屹度居る筈。結婚し子供が出来てしまってから後悔しても最早釦を掛け直す事等出来無いのが現状でも有る。自分を変えれば相手も変わる可能性も有る。憎み合って居ても救われ無い事で有る。日本が戦争に突き進んだ時、其の過ちを指摘した人達も居たが誰も耳をかさ無かった。途中で釦の掛け間違いに気が吐居て居れば、彼れ程の戦没者を出さずに済んだので有る。原子爆弾も落とされ無かったので有る。政治の恐ろしさ、釦の掛け間違いの大罪でも有る。一旦結ばれた条約も破棄するのは至難の業でも有る、外交の難しさが存在する。
 最近では天下の悪法の消費税の法律が有る。法律が出来た当初、彼れ程に反対した人も今では声を潜めてしまって居る。アンケートを取ると財源が無い為に仕方が無い、当然と答える人迄可也居るのには呆れ果てた限りでも有る。当初から其の内数値が変更されるのは目に見えて居た、予想が出来たので有る。其の内に3%から5%に成るのは判って居たので有る。其の内5%が7%に、7%が10%に、10%が15%に15%が20%に、20%が30%に・・・、際限無く上がって行くので有る。下がる事等、有りえ無いので有る。法律を全面改訂と成ると野党の反対も多いが、数値の変更丈なら簡単に通ってしまう事と成ってしまうので有る。法律の廃止等最早考えられ無い至難の技でも有る。釦の掛け間違いに気が吐いてももう手遅れで有る。苦しむのは弱者の貧困層の庶民で有る。食パンの耳や粥に振る塩にも消費税は掛かるので有る。万人に同じ率で掛かる為に平等な制度だと勘違いしてう錯覚が有る。100億円の絵画を購入出来る富裕層の人は5億円の消費税等庶民には頭に来る話では有るが大して気に為無いので有る。家を買って其の消費税の高さに唖然とする人も多いが。最近5%の消費税率を7%に引き上げ様と為る目論見も有る。上げ無いとは言って居無いので上げる心算らしい、7%は半端な数字で有る。計算がややこしい、切りの良い10%に直ぐに成る事が目に見えて居る。消費税を廃止するに見合う財源が無い事を理由に上げられて、国民自体が仕方が無いと言い出す始末でも有る。消費税の制定当初消費税に大反対して、激憤の余りに犯罪もで犯してしまって、前科を背負わされしまた人は今は何を思って居る事で有ろうか。反対も出来無かった意気地無し、愚か者が今苦しんで居る結果に成って居る
 しかし世の中にはずる賢い政治家も居るので有る。商品の値段、価格を消費税込みの表示にしようと言い出したので有る。消費税を計算して財布の中身を確認する必要が無く成ったので有る。消費税の存在感を隠したので有る。レシートや領収書を良く観て確認する人も又少無い。多くの人が騙されてしまったので有る。
 釦の掛け間違いは政治には付きもので有る。最近、日本国憲法を改悪しようと言う目論見も有る。国際貢献、人道支援、復興支援と美しい言葉を並べ血税を湯水の様に使って、誰憚る事無く派兵が出来る様にで有る。兵を派遣するば日本も紛争に巻き込まれる危険性も出て来る。隊員に戦死者が多数出て、隊員の志願者が激変すれば強制的な徴兵制度の導入を言い出す政治家迄出て来るに違い無い。戦前の日本に戻ってしまうので有る。ボタンの掛け間違いを笑って居る場合では無い。軍国主義の再来でも有る。教育基本法も改悪され憲法の改悪を正当と思う若者を育てるのが狙いでも有る。
 条約も国と国の外交上の問題丈に憲法と同様に重要でも有る。国運うを左右する大事で有る。釦の掛け間違いでは済まされ無いので有る。問題が有っても破棄するのは至難の業で有る。








          2007−07−23−247−01−01−OSAKA



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