個人情報の罠

 最近企業の顧客の個人情報の流出事件が目立つ。ウィニー等のソフトを利用して悪質なウイルスの為に本来は外部に漏れ無い筈の情報が外部に漏れてしまう事件で有る。ウィニーの脆弱性を悪用した悪質なウイルスを開発した人が犯人で有るが、ウィニーと言うソフトの開発者が責められて居る。世に悪意に満ちた悪さをするウイルスを開発する人等一人も居無いと思い込んで居た、心優しい善人の証が仇に成った事件で有る。
 顧客の名前、住所、年齢、性別なら実害も少ないだろうが、電話番号が流出すると迷惑電話が掛かって来る迷惑が発生する。振り込め詐欺に利用される懼れも有る。企業の責任も問われる。個人情報の流出を懼れ、社員名簿の配布を止めてしまった企業も有る。年賀状も出せ無く成る始末で有る。
 インターネットで自分のお気に入りの商品を購入して居る人も多い。検索に依って商品の仕様を他の商品と充分に比較出来るし、価格の安い業者を探す事も出来るし、商品のレビューも見れるし、評価も判る実際に御店迄足を運んで現物を見る事も重要では有るが。検索の履歴や閲覧履歴や購入記録でユーザーの好みや購入希望が予想出来るが人が関与出来るユーザーの数では無いがパソコンの能力を借りると予想も可能で有ろう。セキュリティ対策ツールの検索でクッキーのホルダーが問題に成る。IDやパスワードをパソコン上に保存する便利さが有るが盗まれる危険性も孕んで居る。ホームページ上でJavascriptも利用出来る。便利で高機能では有るが危険性も孕んで居る。
 販売業者は登録時に個人情報を取得出来る。クレジットカードでの支払いの場合は住所や名前の外にカード番号も判る。フィッシング詐欺の危険性も孕んで居るので注意が大切。販売業者の信頼が大切でも有る。大企業なら信頼も有り、益々大きく成る結果と成る。自社に在庫が無くとも、販売業者の出店を進め販売を奨める結果と成る。他人の褌で相撲を取る様な可笑しな話では有るが、当然マージンは取って居る事で有ろうが。ユーザーは安く商品を手に入れる事が出来る可能性も有る。中古品で良ければ可也安い物も手に入る可能性も有るし、不要の商品を出店出来る可能性も有る。
 信頼が最も重要な金融機関でも他愛無いアンケートが送付されて来る事も有る。抽選で商品カードが当る場合も有る。住所の確認が出来るし家族構成を確認したりもします。顧客の重要な個情報に成る。年齢や役職で凡その年収も判る。年収に依って奨める金融商品も変わって来る。定年真近に成ると退職金目当ての金融商品のパンフレットが郵送されて来たりもします。定期預金が或る一定額以上無いと盆暮れの付け届けは無い。外貨預金や投資信託の額は関係無い様でも有る。預金が無く成れば縁も切れる世界でも有る。
 ポイントカードが有る、商品を買うとポイントが付いて来る。ポイントが貯まれば、金銭に交換も出来安く買うことが出来るが、ポイントカードの登録時に個人情報を提供する必要が発生するしポイントの発行の為に商品情報の履歴が残る、個人の嗜好も判ってしまう。嗜好に合わせてパンフレットを発送すれば売れる可能性も出て来る。
 インターネットバンキングやインターネットトレードも盛んで有る。自宅のパソコン上で振込みをしたり、外貨預金も簡単に出来るが、為替が大きく変動するば大損も発生する。「玉子を一つの篭に盛るな」は投資の格言でも有る。資産の分散が必要か。株の買い付けには間違いも付きもので有るが、MRF・お預かり金以上には買え無いので安心で有る。誤発注で100億以上の損害を出した証券会社の悲劇も有るが、個人では起こら無い。証券会社から電話が掛かって来る事は滅多に無いが、株の暴落が有った場合に掛かって来る場合もたまに有る。りそな銀行の国有化の事件や日興コーディアル証券の事件で掛かって来た例は有るが。或る金融機関では個人情報の入力に因って買える投資信託のリストが決まるのに唖然とした事が有る。損をしても構わ無い富裕層の如くに設定すると可也のリストが表示される。リスクの回避の為でも有る。日本の銀行ではドル建ての債券でもドルで直接買え無い不便も有る。其の点、外資系の金融機関は自由差が有る。リスクを伴う金融商品には元本割れも発生する懼れも有る。
 女性の場合結婚して姓が変わっても古い名義の預金通帳を其の儘使って居るひとも多い、銀行が破綻した場合に名寄せや個人情報の確認に時間が掛かり、支払いが遅れる場合も有る。破綻した場合の保証が100万円と其の利子の限度も有る。自分の預金で有るのにで有る。
 郵便貯金が民営化される、国の保証が無く成り、普通の銀行と同じに成る。特別に郵便貯金をする必要も無く成るので有る。家計の資産が預金から投資信託や株等の有価証券に流失が進んで居る。家計と言っても庶民の台所は火の車で投資等無縁だが、超低金利のせいでも有る。外貨預金の利率と比べると日本人が如何に損をして来たかが判る。唖然とする低さが何年の続いて居る。
 学校の卒業者名簿等も裏で売り買いされて居るのか、掛かって来る筈の無い処から投資を奨める電話が掛かって来る場合も有る。個人情報の流出でも有る。携帯電話は仕事にも利用する場合が多く勝手に番号を変更する事が出来無い丈に詐欺に掛かる場合も多い。会社に迄掛けて来られては迷惑な話でも有る。御金で済むのならと泣き寝入りをしてしまう場合も有る。一度甘い想いをした犯人は何度も要求して来るので有る、鬼畜の世界でも有る。振り込め詐欺には注意しましょう。
 日記を付けて居る人も少ない、初任給の記録給料明細や配転時の辞令を保存して居る人も少ない、自分自身の記録も書き残さず記憶丈に頼って居る人も多い。几帳面に記録を残して居る人は人生の達人でも有る。家計簿も付け無い人も居る。職場の仲間の家庭事情迄立ち入りたく無い人も多い、猫の様に離れず、近着かずで有る。以前に年老いて吠えなく成った犬と一緒に散歩をして居る猫を見た事が有る。激しい恋をして結婚しても離婚する人も居る。同僚も干渉し過ぎると嫌われる原因にも成る。猫を見て人生を悟る人も多い、背中に迄厚かましく乗る猫がで有る。血統等判る筈も無い雑種の家猫がで有る。家と外の区別も無い自由奔放の環境がそうさせるので有ろう。仏壇の引き出しに御先祖の死者の氏名、戒名、命日等の書かれた過去帳が入って居る場合も有るが、自分自身の先祖の系図を調べる人も少ない。何も判ら無い儘に生まれ、何も判ら無い儘に死んで行くのが、凡人の定めか。人生の奥義を極める為にも個人の生きて来た証の記録は重要で有る。DIONのホームページの容量は100MBしか無いが。文字で埋め尽くすには何年掛かるやら。千里の道も一歩からで有る。




          2007−09−25−262−01−01−OSAKA



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