エンジェル〜天使の様な反逆者

 クラビット・アリーナが配信して居る中南米テレノベラ(テレビ小説)ビクトリア〜愛と復讐の嵐、アンドレア〜愛と略奪の炎に続く、第3弾のエンジェル〜天使の様な反逆児(原題Angel Rebelde)は、217話を30話に圧縮再編成版の為に話の展開が急で有る、一部話が前後する場面も有る。 死んだ筈の人物が現れたり、ルシアの記憶喪失が話しの展開に重要な役割を果す。日本のメロドラマ風でも有る。欧米では日本的な女性への願望が強いのか、復讐り、恋有り、失恋有り、友情有り、裏切り有りで有る、主役の女性は何故か日本の娘に似て居る。物語は日本人の好きな復讐物語でも有る、絶対の権力を持った大豪邸のキングコブラの如き女主人エンリケタの策謀に因り、20年前に遡る或る雨の夜の忌わしい事件から始まり、最愛の身重の女エレナは生死も分からぬ行方知れずに成り、殺人犯の罪を着せられて20年もの長い間刑務所に入れられ、全財産を奪われた男アレハンドロの復讐劇を柱に、其の娘のルシアと恋人の働き者のラウルとの恋と、大富豪の女主人の孫娘のクリスタルにラウルが見初められた事から運命の歯車が狂い出す。クリスタルは日本のテレビ小説では決して登場しない、美人ながら邪悪な心の持ち主の毒蛇の蝮の様な女性。天使の様な心のルシアとは対象的でも有る。仏教徒の多い日本では如何成る極悪人も法力で改心させようとするのが物語の理想では有るが。宗教の違いか、悪人と善人を篩いに掛ける世界でも有れ。悪人同士殺し合い最後に善人丈が残る物語の世界でも有る。犯人は射殺されたい、警察に捕まったりし最後に篩いの上に善人丈が残り物語はハッピーエンドで終わるが。愛が無ければ大富豪の豪邸でも生活の空しさも皮肉も描かれて居る。病院で生まれ、病院で死ぬのが当たり前と思う人が多いのは世界も同じか、人生の苦難の場に病院が頻繁に登場する、最愛の者への愛が深ければ失う苦しみも悲痛なものと成る、宗教を越えた万人の願いでも有る。現実の世界では神の存在を感じる事も少ないが物語は万人の心を裏切ら無い様に考慮されて居る。天使の心のルシアが途中で事故に遭遇し記憶喪失に陥り、アンヘラと言う別人に成って段々可愛く成って行く。貧しい娘が大富豪の娘だと分かるシンデレラ風の物語でも有る。極悪人が女性で有るのも珍奇では有るが、愛の誤解か何でも実行してしまう男が居るのは有りそうな話では有る。此の物語救いは事故で記憶喪失に成ったルシアを助ける農場の病弱な女主人の存在で有る。自分の後任を探す心理の不可思議、アンヘラの記憶が戻れば自分の元を去って行くのが分かって居ても愛さずには居られ無い好青年の夫。妻が亡く成り、ルシアの記憶が戻って、強引に奪い取ってしまうのが西洋的な愛の表現でも有るが、そうは為無いところは東洋的でも有る。クリスタルの凄惨な最後は恋愛ドラマには場違いな一変してサスペンス風に豹変する、クリスタルの臨終の場面は十字架に掛けられたかの様に見えるのは演出家の意図か。足の不自由な少女が手術で治り、パーティーで皆の前でワルツを披露する。病が癒える様に神に祈る人と、願いを叶える医師のクラウディオの努力が対象的描かれて居る。其の医者がもう一人の恋敵でも有る。最後は意図的に善き伴侶が其々に見付かり、ハッピーエンドで終わる。何不自由無い生活を為居ても愛丈は買え無い人の運命の性を描き、恋に狂えば人は悪魔にも成る事を作者は描きたかったのか。天使を描く為に魔女を登場させねば成らない人の世の無情か、芸術の罪か。
 作品の評価を為たいところでも有るが、評価は圧縮版で無くオリジナル版を観て行うべきで有る。圧縮版は手軽に楽しむのには良いがオリジナルでは無い、編集の都合で話が若干前後する部分も見受けられて話のテンポも速すぎ不自然な部分も有る。オリジナル版でDVD販売されるのが理想では有るが、儲かる見込みが無ければ販売は為無い。
 クラビック・アリーナの動画配信でストリーム販売で有料販売(一部無料有り)して居るがOSが64ビット版の場合巧く再生出来無い場合が有る。ダウンロード販売では不具合は発生為無いのにで有る。ヤフー!の動画では64ビット版のOSでも何故かストリーミングの再生可能。総ての作品がダウンロード販売される訳では無い。DVD販売されるのも一部で有る。人気次第でも有る。ストリーミング販売は視聴有効期限内は何度でも再生出来る制度で有る。期限が切れて再度見たく成れば再度購入する必要が出て来る。同じドラマを何度も購入して居ては高価な物に成る。配信期限も有る。永遠に配信される訳では無い。有効期限が来れば再生の途中でも終了してしまう。3日間の期限のサイトなら土日曜を挿むのが得策か。7日間の期限なら少しづつ購入するのが得策か。一度観ると続きが観たく成るのも人情では有るが。紙芝居的手法でも有る、良いところの一寸前で続きに成るので有る。続きが又観たく成るので有る。最後まで購入為無いと気が済ま無く成る、嗜好性が有るので注意が肝要でも有る。
 中南米のテレノベラは大富豪の豪邸での上流社会のドラマが多い、日本より貧富の差が酷い為でも有ろう、上流社会への憧れも有るので有ろう。メイドを雇える様な優雅な生活をで有る。しかし、今回も豪邸は登場するが話の中心は園芸店で働く貧しい男女の物語で有る。貧乏人が大富豪に成るシイデッレラ風の珍奇も有る。其の貧しい娘が復讐劇に巻き込まれ富豪の娘に成っても心は貧しい時の儘では有るが、段々に可愛く成って行きます。女性の視聴者が多いのか、男女の際どいシーンは出て来ません、ヌードシーンも皆無で有る。水着姿迄でで有る。猥褻性を期待する殿方は期待外れかも。
 中南米のスペイン語は本場のスペインと若干違う、言葉の意味が違う場合も有る、方言も有る、訛も有る。しかし、通じ無い程の差異は無い。中南米のテレドラマは日常会話が主で有る。映画より遥かに日常会話が豊富。恋愛は世界共通の思いが多く似たり寄ったりでは有るが。中南米の人自身もペルーやキューバ訛が気に成るところで有るが。世界に輸出される事を前提にして居るのか考慮されて居る様でも有る。スペイン語に似て居るイタリア人のイタリア誤訛が気に成るのか、珍しく登場する。勿論俳優がイタリア人では無い、言葉の訛の演技も有る。時々米国人と英語で話すシーンも出て来るが、訛の演技も大変で有る。日本人の殆んどの人が六年間も勉強した英語がスペイン語の中で外国語に聞こえるのも不思議でな世界で有る。スペイン王国が大航海時代の昔から世界を支配する為に、言葉を統制しスペイン語の文法を厳格に決めて来た為でも有ろう。言葉を制する事が世界制覇の基本で有る為でも有る。当然の結果として差別用語も出て来るが、字幕では日本の事情を考慮して穏やかに訳されて居る。其れが良いか如何かは言語学上の問題で有る。
 男女の仲は何処の国でも不可解で有る。周りの心配も他所に思わぬ方向に進展するもの。恋は盲目と言う言葉も有る。不条理なところも有る。残酷でも有る。懼れた居ては一生結婚等出来無いのも又事実で有る正しい事丈に拘らず、過ちを許す心の寛大さも必要か。
 本ドラマの予告編と本編の1話〜5話迄は無料で有る。ヤフー!の動画では64ビット版のヴィスタでもストリーミング再生は可能、視聴出来ます、確認済みです。非対応のサイトも有るので注意が必要。購入する前に無料のサンプルを視聴して観る事も重要。ダウンロード出来ても再生出来無い場合も有る。 





          2008−01−15−290−01−01−OSAKA




                     HOME
                  −−戻る 次へ++