HD DVDの敗退

 次世代DVDの規格戦争も終焉を迎えた、全面戦争を前にしての撤退で有る。HD DVDレコーダーやプレイヤーを先走って購入した人は大損を放居た事に成った。Blu−reyは当初は従来のDVDと互換性が無く従来のDVDが再々出来無いとされて居たが、マルチドライブ化が進みDVDも録画再生が出来る。カセットタイプのDVD−RAMさえ録画再生出来る機種まで有る。技術の勝利で有る。
 早々と撤退宣言をしてしまっては量販店は販売を中止する、撤退を知らずに買った客とのトラブルを避ける為で有る。在庫を抱えて困る量販店の投売りを期待するユーザーも有る。研究開発費の外に返品処理、在庫処理、生産ラインの組み換え費等費用が嵩む。株価も下がった。撤退が遅れると損害も増える事が想像出来る為か、適切な判断で有ったのかも知れ無いが。自社の技術に固守為過ぎた為か。
 パソコン用のデーター媒体としては充分では有るが。ハイビジョンの映画の録画には若干容量不足か、容量の多いBlu−reyは有利か。テレビのハイビジョン化が進んだ結果、大容量の記録媒体が必須に成った。大容量を利用して多言語再生も可能に成った。同一のDVDで世界に輸出出来る事を意味する。
 規格戦争が終焉を迎え、今後がBDのソフトの販売が促進される。ハイビジョン画質の次世代DVDの需要は必須な丈に期待も大きい。
 映画やドラマ等の映像芸術は小説の様な文芸作品より遥かに強烈で有る。文字では個人体験不足の為に理解出来無い事態が起こる、賞を受賞した文芸作品の良さが、自分には分から無いモドカシイ世界でも有る。葉っぱの一枚一枚が分かるハイビジョン画質に成ると現実世界と差が少ない、虚構の世界に過ぎ無い物が現実の如くに思える罠が潜んで居る。
 外国の作品には言葉の壁が存在する。次世代DVDではマルチ言語化も進んで居る。珍しい言語での提供も有り得る。BDに一本化される事で一気に促進する期待も有る。
 従来のDVDとの互換性を重視しマイクロソフト社はHD DVDを支援して居たが、今後はBDに支援が映り次期OSでは標準に採用される事で有ろう。パソコンのディスプレーの大型化、高解像度化が進んで居る。パソコンでハイビジョン画質の映画が再生出来る時代でも有る。インターネット網を利用してのストリーミング販売やダウンロード販売も盛んで有る。高画質化も進んで居る。最近はDVDに焼付けのサービスも始まった、ダウンロードした映像をDVDに焼付けするとHDD内のコンテンツは抹消される。作成出来たDVDなら他のパソコンやDVDレコーダー・プレイヤーでも再生出来る。将来はBDでハイビジョン画質での焼きつけも可能か。
 インターネットのブロードバンド化で好きな時に好きな映画やドラマが観れる時代で有る。媒体の規格が気に成らない時代に成った。レコーダーのマルチ化も進んで居る。カセットタイプのDVD−RAMも見直されて来て居る。埃や指紋の穢れが無い。パソコンで映画を観乍、インターネットやワープロもしたい人も多い筈、パソコンが二台要る贅沢な時代でも有る。テレビの大画面をパソコンのディスプレーに利用して居る人も居る。動画は良いが文字の表示に若干難点が有る。
 HDD付きのテレビは今や珍しく無く成ったが、東芝は他社に先駆けてLAN HDDへの保存を可能にした、DVDレコーダーでも実現して居無い時代にで有る。女性のスカートが短く成る事が近代化の象徴でも有ったが、或る歳を境に又長く成った。時代の流行も後退するので有る。規格戦争では高性能で有る事ののみで決まる訳では無い。ユーザーの好みの多様性の予測の難しさが有る。
 VHS化された有名な映画でもDVDされ無かった物も可也有る。DVD化されないとレンタルビデオで貸し出される事も無い。そんな懐かしの映画をもう一度観たい人も多いのか未だに根強い需要も有る、希少価値が付いて高価で取引される場合も有る。テレビで放映される映画は殆んどDVD化された物で有る。見て感動した人はDVDも購入する筈でも有るから、テレビで放映した事が売り上げを悪くはしないので有ろう。昔はテレビ公開される事の無かった映画やDVDで市販されて居ない外国のテレビドラマ等も放映して居たが、今では無いに等しい、DVDを購入すれば済むものが殆んどで有る。DVDは高価でテレビで観れたら得したと思う人が多いのか。見逃して悔しく思う映画に出会う事も少なく成った。
 規格戦争は今に始まった事では無い、CP/MとMS−DOSやVHSとβ、今度はBlu−reyとHD DVDで有る。実際に店頭に二種類の物が並んだ丈にユーザーの迷いも有った。丁半賭博の勝ちの確率は50%も有る、それでも儲から無いので有る。倍々に掛けて行き大損を放いた人も居るが。宝籤は滅多に当ら無いが当る裁判員制度も始まる、自分に当って仰天する不幸が有る。負け組みに入った人は何時の世も損をするので有る。螺子は規格が多くエンジニアを悩ませる、逆螺子も有る。無理やり捩じ込むと螺子山を潰してしまう。
 買ってしまった人も嘆く必要は無い、媒体は製造を続けるらしい、媒体が手に入る間は録画して楽しむ事は出来る。ハイビジョン放送も其の儘の画質で録画が出来る。販売されるコンテンツは今後は増える事は余り期待出来無いが、既に可也の物は販売されて居る。問題はメンテナンスで有る。故障した時の修理や交換部品の供給で有る。
 パソコンでテレビ放送を録画出来る時代で有る。HDD付きHD DVDレコーダーはコンピューター機能も有る。レコーダー自体はパソコンのパーツとも言える。LAN HDDもコンピューター機能をもって居る。高性能CPUの低価格でオープンソースのLinux等も利用出来そうで有る。インターネットの接続やLAN HDDとの接続等、システムプログラムの変更で利用出来そうでも有る。BD搭載の機器の開発も以外と早い時期かも。テレビとレコーダーとパソコンの三位一体化が進んで居る。パソコン側からリモコンを使う様に、テレビやレコーダーを制御も出来る。レコーダーもLAN HDDが利用出来る様に成る事が必須でも有るが、著作権の問題、不正コピーやコピーガード、リージョンコード、ライセンスの問題等問題が山済みで有る。テレビとインターネット等娯楽に直接係わる丈に、需要も多く市場も大きい。各々値段が高い為に一体化して販売される日は遠いが、家庭内LANやHDMIのコードで接続する事は可能。
 テレビやレコーダーの基板を自社開発して居る日本の家電企業もパソコンの基板を作って自社製品に採用して居てもい基板其の物を商品として販売する事は無いに等しい。台湾が主でも有る、日本の負い目の感じるところでも有る。パソコンの様にユーザーが勝手にパーツを交換出来無い、HDD搭載の家電商品は多いが勝手にHDDの交換も出来無い。趣味で組み立てを楽しめるのはパソコン丈で有る。各社独自の規格で作って居る為に互換性が無い為でも有る。サーバー用に開発されたマザーボードも一般のパソコンでも利用出来る事は特筆に価する。互換性の恩恵でも有る。
 昔、蝙蝠を獣に分類するべきか鳥に分類すべきか迷った動物学者も多かった筈、其の時代の好みで決め手居ては後の世に又替わる事と成る。IMBがパソコンの規格を世界に公開しパソコンの規格が略世界規格に成ったが、其の後に出来た新しい記録媒体は各社勝手に決めれる事に成った。パソコンソフトの覇者のマイクロソフトの推奨を得れば規格戦争に勝てる筈で有ったが、此の世は儘成らぬので有る。
 線路の幅規格の違いで国境で車輪の交換に事態も有る。交流の周波数も東西で違う。銃と弾丸の規格戦争も有る。互換性が有れば利用範囲が広がる。其れが世界の平和に成って居るか如何かは皮肉なところでも有るが。海外旅行を為るのに電圧も違うしコンセントとプラグの形状が各国でも違う。       



          2008−02−25−298−02−01−OSAKA



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