汚い事を綺麗に

 日本の駅便所や公衆便所の汚さをよく言われるが、相対的に公衆便所が少無い、駅前の公園には立派なトイレは設置されるが、観光地でも裏道に入ると無いに等しい。切羽詰まって駆け込む人が多いのか、汚してて仕舞う人も居る。両端を汚さずとの戒めも有る。汚したら清めてから出ましょう。何時もは空いて居る駅の便所も為たい時に限って人が入って居るので有る。待つべきか別の便所を探すべきかが迷うところで有る。最近はトイレの並び方も変わった。個々に並ぶので無く、公平に空いた所から順番に使える様に一列に並んでで有る。外資系の販売方式の影響で有ろう。最近は駅便所の清掃も委託業者に任しっきりか駅員が気を使う事が無い。朝一番に少し気を使えば可也綺麗に成るものを。
 最近は水洗便所の普及で悪臭も少ない、昔は人肥として肥料に利用して居ったので有る。売れる程の価値が有ったので有る。寄生虫や伝染業の蔓延に繋がり最近では利用される事も少ないが。日本には臭い物には蓋の考えが有る。西洋の様に全てを流しっ去る思想では無い。大らかな心で我慢して恩恵も受けて来たので有る。実際に下肥を入れた畝と入れ無い畝では作物の収穫が可也違って来る。
 芸術の世界では其の汚い事を如何に綺麗に描くかが至難の業で有る。男女の交わりは汚い事、猥褻で卑猥で下品な事決め付けてしまって居る人も多い。実際動画の中から綺麗な作品を探し出すのも難しいのも事実では有る。夫婦の交接は子孫繁栄、生命進化の根幹と成る丈に大事で避けては通れ無い要因で有る、不道徳な不倫は論外として。男女の陰部も見て綺麗と思う代物では無いが、日頃目にする事の無い御婦人の陰部を見たがる殿方も多い。裸を卑猥と思う人も多い、失礼な話で有る、神さまから戴いた身体をで有る。昔から卑猥な肌を隠す為に数多の工夫を、其の点、和服は便利で有る、着衣の儘で交接が出来る。綺麗な和服が卑猥な肌を隠して呉れる為でも有る。成人式の帰りに結べぬ帯を解いて仕舞い困る娘も居るが、ホテルのフロントに電話すると着付けの出来る人が掛け付けて呉れる。御金さえ払えば事無きを得るので有る。殿方も歳を取る程に和服美人が愛しく成るもので有る。衣装としての着物で無く、日本的な和の文化が大切でも有る。実際の日頃の和の生活が大事で有る。俄か衣装では和の美の真髄が表現出来無い。
 汚い事は男女の交接丈では無い、小用を足す為に日に何度かわ便所に行かねば成らぬ、自然の生理で有る。御婦人も其れを我慢するのは辛い筈。排泄器官が性器と隣接して居る為に特に卑猥にも思える。日頃御婦人の小用を見る機会が無い丈に殿方の関心も深い。欲望を抑えきれず、女性便所を覗いて警察に捕まった犯罪人も居る、汚い話では有る。昔のアダルトビデオは御茶の水芸を使って汚く無かったが、最近は法律の規制が緩み暮改やモザイクが少なく成って、インチキが利か無く成って仕舞い。実際に女優にさせてしまう酷い監督も居る。汚い事で有る、競演の男優も大変で有る。人前で実際に小用を足して仕舞う女優が居るので有る。渾身の羞恥の極みの演技には尊敬に値するが、恥ずかしく無いので有ろうか。動画では臭いはしないが臭いので有る、汚いので有る。其の汚い行為を如何に美しく表現するかが、芸術の深遠で有る。監督の理念が問われるところでも有る。要求される色や量も問題で有る、迂闊にビタミン剤も飲め無いので有る。女優の我慢の苦労も有る。
 喪服姿の未亡人を犯したい思いが殿方には有るのか、アダルトビデオの世界では永遠のテーマでも有る黒い喪服と白い長襦袢の裾の乱れ。真っ白な白足袋。主人の位牌の前での妻の不倫等実際に有り得無い虚構の世界でも有る。喪服の裾を手躁上げるて骨壷への放尿は有っては成ら無い不道徳で有るが。汚い話で有る。
 汚い事は糞尿の事丈では無い、毎日ニュースで流れる数多の性犯罪、忌まわしい少年の母殺しの重犯罪政治家の収賄事件、自分の神しか信じ無い悲惨な自爆テロ事件、勝者の法律で裁かれる戦争裁判、大学の教授のスカート覗きにマスコミが大童。毎日毎日半強制的に見せられ、皆が憂鬱に成って仕舞って居る。 忌まわしい殺人事件の裁判に国民が反強制的に参加させられる、憂鬱な裁判員制度が始まる。多くの人は自分は当ら無いと思って居る為あ、気にも留めて居無いが当るので有る。余程の理由が無い限り断れ無い。病気で有れば断れるが、仕事が忙しい事は理由に成ら無い。交代要員の確保が企業の悩みと成る。日当は貰えるが、失う物お多い。ウッカリ裁判の内容を外部に漏らしたら、今度は自分が犯罪人に成って裁かれる。守秘義務が有る為でも有る。資格試験を儲けて合格者を参加させれば何の問題も無いものを。裁判官や弁護士は裁判員制度を推奨して居るが、裁判官や弁護士に成る為には大学卒業程度の学力が要る、難関の司法試験に合格しなければ成らない。其のエリートと裁判員が同席するので有る。裁判用語も判らぬ素人をで有る。学歴の差も有る。裁判官が非常識な事を言い出しても口を挟み辛い。巧く行く筈の無い制度で有る。一度当れば二度と当たら無いので有れば諦める人も居るのか。容疑者(昔の犯人)の命に係 わる大事の判決を嫌々参加させられて居る素人が判決を降す。多く人が犯罪に嫌悪感を懐いて居る。感情や恨みが事実より先走る。裁判が始まる前に犯人を死刑と決め込む人も出かねない、容疑者も迷惑な話で有る。裁判官や弁護士は自分の雄弁を自負し、裁判員を丸め込むのが狙いか。世界に稀な平和憲法の日本国憲法を改悪しようとする目論見も有る。教育基本法も改悪の兆しが有る。国際貢献、人道支援で自衛隊員に戦死者が多数出れば若者は恐れて自衛隊に等入隊為無い。そう成れが徴兵制の必要を言い出す政治家も出て来る。裁判員制度が戦前の徴兵制度の再施行の布石の一つか。アメリカの陪審員制度の猿真似か。映画「12人の怒れる男達」の様に巧くは行か無いのが現状の筈。国家権力を行使しての暴挙で有る。何やら戦争への足音が聞こえて来そうで有る。
 刑務所では半強制的に労働に付かされる、勿論賃金は貰えるが余りに安い、賃金が安い事も罰に成って居る。何年も働いても、出所した時の更生の為の資金にも成ら無い。前科が有るとアパートを借りるのも難しい。住所が定まらねば就職も難しいし、就職が決まら無ければ、アパートを借りるのも難しい。街で野宿は余りにも悲惨で有る。物乞いや乞食を為る事も法律で禁じられて居る。変な衣服では便所を借りるのも大変で有る。夜は夜陰に乗じる事も出来るが人の居る巷で用を足すのは苦難で有る。刑務所の方が待遇が良い皮肉も有る。心の病んだ人間の屑の寄り集まりで有ってもで有る。
 自衛隊の派兵が憲法違反の判決が出た、当然では有るが最高裁で覆る可能性も有る。フセイン元大統領のイラク戦争での戦争裁判で大量破壊兵器を隠し持った罪では無く、過去の内政上の事で死刑判決を言い渡され即死刑が執行されてしまった。臭い物には蓋か、日本では裁判の内容等殆んど報道されて居無い。大量破壊兵器が今だ見付かって居無い以上侵略者として裁かれるはアメリカで有る、アメリカ支援の日本も裁かれるべきで有る。汚い判決で有る。新しい憲法が出来る迄何故待て無かったのか。

 花子は幼馴染の太郎に
「結婚したら、良い物を見せてあげる」と言って結婚を迫った。
「うちの御便所を覗いた事皆に言いふらされても良いのんか」と言って脅迫した。
「そんな昔の事を」花子に気が有った太郎は脅迫される儘に結婚したが今だに良い物を見せて貰った例がが無い。御風呂に一緒に入って花子の肌を見た事も無いし、花子は蒲団に入ると直ぐに電燈を消して仕舞うし、朝は目が覚める時には台所で味噌汁を炊いて居った。太郎は骨董に取り付かれ33万円も出して変な壺を購入してきて鼻高々で日々尾篭度の布で軽く拭いては自分の目利きに陶酔して居った。或る日花子が町内会の催しで行った民具博物館で夫の自慢の壺と同じ物を見付けた。中国のおまるで有った。花子は唖然としてしまった。夫に壺がおまるで有るとも言い出せず悩んで居ったが在る日、粗相をして大事な壺を壊してしまった。夫に打たれるかと思ったら、如何やら又欲しい骨董を見付けたらしい、欲しくて堪らぬビードロの水盤を見つけたので有る。賞与を待ちかね、42万円もするビードロの水盤を購入して鼻高々に自慢んげに床の間に飾った。
「又、壊すで無いぞ」又、おまるを買って来たのか、と花子は思って嘆居た。
 或る日、不倫を楽しんで居った男が交通事故で呆気無く他界して仕舞った。天罰が落ちたので有る。夫の手前泣く事も出来ず葬式に参列して帰ったら。夫が家に帰ってて、不倫の事を言い責めた。死人に鞭打たずで有ったが、自分が死ねば妻の喪服姿も見れぬのに、何やら欲情を感じてしまた。
「あんな、真昼間から何考えてんねんや」
 夫の太郎は妻の花子を後ろで縛って仕舞って、乱れた喪服の裾の間に手を入れて仕舞った。
「結婚前に言うた、良い物を今日こそ見せて貰う」「あかん、そんな恥ずかしいところに手をいれては」「そんな恥ずかしい事出来る訳無いやろ」夫は座敷の床柱に縛り付けて仕舞った。困った事に成った。葬礼の間中我慢をして居った小用が如何にも我慢出来無く成って来た。座敷の畳の上で粗相を為る訳にも行かず。花子は観念したのか、良い物を見せてあげる事にした。
「何を為る心算じゃ」
 床の間のビードロの水盤を取り上げ徐に卓袱台の上に置いた。前を押さえモジモジした。
「二度とは為ぬ依って良く観て置く様に」
 喪服の裾を捲り、真っ白い長襦袢を捲り、白足袋の儘卓袱台に上がりしゃがんだ。如何やら45万円で購入したビードロの水盤をおまる代わりに為る心算らしい。零さ無い様に注意し乍花子は尿を放った。
 太郎を見て微笑み掛乍余程我慢して居ったのか長々と少し濃い黄金色の尿を長々と放った。
 花子は放き終わっても暫しの間快感の陶酔に浸って居った。
 太郎は遺精をして仕舞いそうに成って、花子の喪服の裾を捲り、野獣の様に後ろから犯してしまた。
 二人が交接して居る最中に有馬の湯治から帰って来た、姑のとめに見付かってしもうた。
「何じゃ此の臭いは」とめは臭いを嗅いで思わず鼻を撮んで仕舞った。卓袱台の尿瓶が直ぐに見付かって仕舞った。

 やがて、ややが出来て仕舞い、とめの愚痴も久しく聞か無く成った。花子は姑に御三度を任せて昼寝三昧で有った。花子は羞恥心を無くしたのか嫌がりもせず一緒に風呂にも入る様に成った。便所の扉も閉めずで有った。朝は犬の字に成って寝て居った。太郎の下痢の時は朝顔で小用を足す有様で有った。とめは呆れ返って仕舞った。やがて花子は元気な男子を産み落とし近くの天満宮に宮参りに出掛けた。何やら自慢げで有った。
 やや子はスクスクと育ち、学業の成績も一番で先生を困らせて居って神童と呼ばれた。ビードロの水盤は大事に床の間に今も飾られて居る。花菖蒲の華が綺麗で有った。










          2008−05−01−317−02−01−OSAKA



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