散蓮華

 中華料理に付き物の陶器製の匙の事で有る。散った蓮の花弁に似て居る事から其の名が付いて居る。厨房ではレンゲと略して言っても意味は判るが蓮の花の事で有る。蓮華草をレンゲと略して仕舞う人も居る蓮華草は蓮の花とは別の草の名で有る。余り省略為ると其の家庭でしか通じ無い家庭内言語が罷り通って仕舞う。方言は相対に略語が多い。元の言葉を知ら無い、旅人は理解し難い。人は歳を取ると直ぐに言葉がが出て来無い場合が多い。矢鱈、あれとか其れとかあそこが多く成る。若者も方言を使って老人と話せが話が咬み合う筈で有る。子供の頃に憶えた方言は歳取っても中々忘れ無い。呆け始めた親には方言で話し掛けたら意思が通じ易い。方言も見直されるべきでも有る。
 老人と若者の会話が咬み合わ無いのは、カタカナで書く外来語が矢鱈多い。政治家の演説のニュースを聞くと矢鱈に横文字が連発で有る。英字新聞が読める事を見せびらかしたいのか、教養が有るところを見せ付けたいのか。数有る欧米の原語も日常会話は全く違うが難しい学術用語や専門用語は良く似て居る場合が多い。パソコンのOS等の珍奇な名前も原語の共通性を利用して互換性を狙って居る。英語の専門用語は矢鱈スペルの長い単語が多い。辞書で調べるのも大変で有る。日本人なら子供でも知って居る病気の名前も英語では長いスペルを間違い無く書くおは現地の人でも大変で有る。明治時代に日本に無い外国の言葉を如何訳すべきか多くの学者の苦労が判る。理科の教科書に出て来る言葉の多くが、単純明快な言葉に訳されて居て日本の学生は覚え易さに恩恵を受けて居る。日本に居無い動物の名前も日本風の名前が付けられては居るが漢字で表記すると珍奇な漢字を使って居る場合が有るが、元の外国語の訳から来て居る場合が多い。英語には長い名前の頭文字を集めて一つの名前で表記為る風習が有る。元の英語が覚えられ無い日本人は便利な為に矢鱈便利な為マスコミも多用で有る。一般の単語と区別する為に大文字表示で有る。UN(United Nations)国際連合、WHO(World Health Organization)世界保健機関、UNICEF(United Nations Children’ Fund)国際連合児童基金、UNESCO国際連合教育科学機関、FAO国際連合食糧農業機関、ITU国際電気通信連合,UNEP国際環境計画、ASEAN東南アジア諸国連合、FRB米連邦準備理事会、FTA米韓自由貿易協定、EPA経済連携協定、GCC湾岸協力会議、GMTグリニッジ標準時、UTC協定世界時、HTML(Hyper Text Markup Language)、PDF(Portable Document Format)、GNP国民総生産、GMP(Good Manufacturing Practice)医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準、JIS日本工業規格、ANSIアメリカ規格協会、ISO国際標準化機構、ISO14001環境マネージメントシステム、AED(Automated Extermal Defibrillator)自動体外式除細動器、OSオペレーティングシステム、HTTP(Hypertext Transfer Protocol),BIOS(Basic Input/Output System),CPU中央演算処理装置、HDMI(Hihgh Definition Mutimedia Interface)、MBR(Mater Boot Record)、NTFS(New Technology File System)、USB(Universal Serial Bus)、NTT日本電信電話会社、AMD(Advanced Micro Devices)、OPEC(Organization of the Petoroleum)石油輸出国機構、NHK日本放送協会、WWW(World Wide Web)、URL(Uniform Resource Locator)、



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 多くの人が小学校の高学年でローマ字を習う。習った御陰でパソコンの日本語入力が最も簡単に入力が出来る。しかし英語の発音とは可也の違いが有る。英語よりスペイン語の方がローマ字に近い。英語の様に一つの文字が幾つもの発音する事も無い。高校時代にスペイン語を学校で習って居れば今頃は何とか成って居たかも知れ無いと思うと悔やまれるところでも有る。英語よりは日本人には聞き取り易い。幼児番組にセサミストリートが有る。珍奇な人形と人との巧妙な会話が続く。言葉の基本のABC・・・と123・・・を幼児に教えるのが基本だが人生の教訓、生活の知恵も教える。六年間も苦労して勉強した英語が役に立って居無い事に唖然と為る人も多い。幼児番組も判らぬでは海外旅行も難しいところが有る。同じセサミストリートのスペイン語版を見た事が有る。猫や豚の人形と人の巧妙な会話が続く。御国柄の違いも有った。スカイパーフェクTVのETVでの話しで有る。英語版の吹き替えとオリジナルなスペイン語版の混成で有った。幼児番組等に何処の国も御金等掛け無い物と思い込んで居た。花は造花を使うものと思って居たし、有名人は出演為無いと思って居たし、スタジオ内に本物の巨象が登場するとは思っても見なかった。こんな国に生まれて居たら人生も変わって居ただろうと思った番組も放送を終焉して仕舞った為もう観る事も出来無い。
 世界には百以上の国が有り、言語も又様々で有る。方言も数えると其の数倍に成る。旧約聖書のバベルの塔の物語は余りに有名で有る。神を恐れぬ巨大な塔を造らしたが神の怒りに触れ、人々は様々な言語で喋る様に成って仕舞い命令の言葉も通じず大混乱に陥り、完成途中で終焉を迎えた。英語やスペイン語やフランス語等多くの国で喋られる言語も多いが、戦争に因る侵略、教育と言う名目で言語を広めて行ったので有る。多くで喋られる言語程学習の価値や便利が有り、益々勉強する人は増えるが。国際語のエスペラント語も有るが、喋れる様に成る迄には学習が容易では無い。実際に外国旅行を為て見ると6年間も苦労して学習為た英語が屁の役にも立た無い事に痛感した、外国人は皆英語位喋れると思って居るのか、気を利かせて英語で話し掛けられたりで有る。日本語等は殆んど通じ無い事は判って居ても平気で喋って仕舞う旅行客も多い。
 仏教伝来から千年以上も経ちにほんでは今だに信仰が続いて居る。発祥地の印度では最早衰退気味でも有る。ヒンズー教が主流か。結婚式は神式で行っても、葬式は仏式で行う人が多い。先祖を大事にする仏教は雨の多い湿潤な風土に馴染むので有ろう。天竺の原典の御経を中国で漢文に訳した時に東洋の思想に合う様に厳しい戒律を少し緩めたので有ろう。何も為無い事が門徒を増やすのも皮肉な結果では有る。門徒もの知らずで有る。宗派に由って細かい作法が微妙に違う。蓮華は泥田の中に在って清楚な華を咲かせる仏華でも有る。連は印度が原産で有る。蓮華には極楽浄土の想いが有る。大賀蓮は長野県高井群木島平村の稲泉寺の蓮池で見られる。二千年以上の歳月を越えて発芽した奇跡の蓮で縄文蓮とも言われて居る。春には各地で花祭り(灌仏会)釈迦の誕生を祝う行事でも有る、稚児行列を行う御寺も有る。蓮の花の上に立ち上がって右手で天を左手で地を指差し「天上天下唯我独尊」と唱えた誕生釈迦の仏像に甘茶を小さい柄杓で掛ける行事で有る。逸話には誇張が付きもので有るが、御母堂が7日後に亡くなった悲しい事実も有る。甘茶は漢方薬の御店で買う事は出来る。子供の頃の漢方薬の御店には大きな硝子の容器に木の根や木の皮、蛇の干物や百足の焼酎浸けや蠍等怪しげな虫等が陳列為れて居た記憶が有る。商品は粉砕される居る為に原材料が判ら無い為でも有る。昔、医師の事を御匙とも言った。薬を調合する薬匙の事で有る。日本にも昔から匙は有ったが、箸と椀で用が足りたので庶民には普及為無かった。散蓮華が普及為出したのは中華料理が日本に入って来た近代に成って自で有ろう。羹に懲りて、膾を吹くと言う諺が有る。羹を戴く時は西洋式の金属製のスプーンより陶器の散蓮華が似合う。病床に臥した時に貴重だった玉子入りの重湯や粥を戴くのに御世話に成った人も多い筈。















          2008−05−26−331−02−02−OSAKA



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