天晴れと疲弊

 天晴れと言える程の快挙も最近は少なく成った為に、偶にしか御目に掛から無い言葉に成って仕舞った。北京オリンピックで日本勢が金メダルを多数獲得為れば、日本天晴れで有る。しかし、天晴れと賞讃される選手は一握りで有る。若年時に金メダルを獲得したが再度挑戦しても二度天晴れと言われるは至難の業で有る。一度もメダルを獲得出来無んだ選手も又数多で有る。期待が大きい選手程無念の想いも大きいし落胆も酷い。メダル獲得を目指し練習為過ぎて疲弊為する選手も又数多で有る。金メダルを獲得した選手は金メダルを胸に日本に凱旋でも有る。報道陣のカメラの放列を浴び名誉でも有る。破れた選手はコッソリと帰っる羽目に成る。金メダルは御金では買えぬ価値が有る為に、選手の永遠の目標でも有る。金メダルを獲得為るは世界記録達を出すより至難の業で有る。昔、オリンピックが政治に利用された経緯が有る、モスクワオリンピックで有る。メダルの獲得圏に居た選手は悲惨で有った。四年後に成ると歳も取るし、体力も技を4年間も維持為るは至難の業でも有る。オリンピック選手に選ばれ無い懼れも有る。酷い話で有った。最近のオリンピックはドーピング問題が話題に成る。迂闊に風邪薬も飲めずで有る。一旦与えた金メダルを剥奪為たりで有る。不細工な話で有る。薬物を使用した当日丈格別に好記録が出るとも思え無いが。前日迄に充分に検査を終了して置けば良いものを。一度与えた物を剥奪為るはオリンピック自体の威厳が損なわれる。

 企業の作業効率主義が進んで居る。今迄二人でして居た仕事も独りで出来ると判った途端に以後は独りで有る。労働者に二倍の仕事を課せる。企業は人権費が半分で済む。労働者の慢性的な疲弊が有る。嫌がる労働者を無理矢理配転や出向も有る。定年間近の人うを無慈悲に配転為たりで有る。機械の不具合で製品事故が起きると労働者に責任を取らせ配転したりで有る。政府が進める定年延長と聞けば聞こえは良いが現実は再雇用で有る。嘱託と為て新たに雇用する事に成る、当然給料も下がる。給料が下がっても仕事が楽に成る訳では無い。嘱託なら会社の都合で契約の打ち切りも有り得る。最近は主力製品迄委託に頼る企業も有る。受託会社の都合で契約の変更も有り得るのにで有る。主力製品は自社の複数工場で生産し危険分散が常道で有るのにで有る。自社で生産為るより委託に出した方が儲かるとは思え無いが。技術の伝承も難しい。問題は都心の工場で有る。住宅地のど真ん中で有る事で行政機関から指導でも有るのか、土地の安い地方に移転する企業も多い。広い工場で生産ラインの拡充が可能。労働者には配転や出向、解雇が待って居る。移行話の有る工場に人は入れ無い。慢性化した人手不足で労働者は疲弊為る。長期欠勤者が出れば悲惨で有る。一部主力製品の生産設備を遊ばしてでもの自転車操業でも有る。人を雇う人件費と主力製品の生産ラインを遊ばせる損を天秤に掛け無いのだろうか。頑張って暇が出来ると別の仕事を労働者は為せられるので有る。

 自宅の自作パソコンが再起動を繰り返して、魔のブルー画面に成って止まって仕舞う不具合を起こして居ったパーツが判って取り外したら今では絶好調で有る。自作パソコン天晴れで有る。原因が判れば何でも無い事も判る迄が大変で有る。パソコンを冷房機の無い部屋で猛暑の真夏を如何乗り切るかが問題で有る。我が家では人用の扇風機が大活躍で有る。熱の為に起動為無い場合も有る、熱に因る暴走も有る。パソコンを使用する部屋は冷房が必須では有るが我が家のパソコンは部屋の外で有る。煩い騒音を避ける為でも有る。ディスプレーとキーボードとマウスとスピーカー丈が部屋の中で有る。ディスプレーは大画面のテレビも利用出来る。動画は綺麗で有るが文字の表示に今一か。スピーカーもUSB端子が使える。HDMI端子も有る。最近はデジタルチューナー付きのパソコンも販売されて居る、パソコンでテレビ番組が観れ、録画が出来る。勿論パソコンで動画も観れる。DVDレコーダー等の家電製品よりHDDの増設が可能。定年退職したらパソコンの組み立てに挑戦しましょう。見事に起動したら自分自身に天晴れで有る。

 昔、植村直巳と言う大冒険家が居た。山を単独登頂したり、北極を犬橇で横断したり、筏で河を下ったりで有る。単独の冒険が多くテレビで良く見るカメラマン同行では無い、其の分危険が伴う助けて呉れる人が傍に居無い、全て自分の勇気と経験、英知で対処為なければ成ら無い。素人には余り薦め難いところも有る。自分の御金を使って態々苦労為に行く世界でも有る。成功すれば天晴れで有る、収入も期待出来るが。映画のモデルにも成った。嘗ての太平洋ひとりぽっちの堀江青年も海洋冒険家で有った。立て回りで世界一周航海を為たり、足漕ぎボートで航海為たり、アルミ缶リサイクルのソーラーパワーボートで航海為たり、単独無寄港で世界一周を為たり、今回は波浪推進船「SUNTORYマーメードII号」で世界初公開に挑みゴールに到達した。歳行っても冒険を已め無い堀江謙一氏に天晴れで有る。プロスキーヤーの三浦雄一郎氏の最高峰のエベレスト登頂も天晴れで有る。父親の敬三氏も天晴れで有った。今後は雄太氏も頑張って貰いたいところで有る。

 昔の農民は段々に増える年貢米に泣かされて居ったので有る。米を作るが仕事なのに食べられ無かったので有る。水飲み百姓と言う言葉も有った。絞れる丈絞られた為に農民は疲弊して仕舞ったので有る。子供迄夜遅く迄夜鍋をさせられたりで有る。御城の天守閣の最上階から巷を眺めて朝御飯を炊く竈の煙の少なさに気が付いた城主さまが居た。年貢の重さに農民が疲弊して居る事に初めて気が付居たので有った。政の難しさが有る。人の上に立つ者は真の心が必要で有る。消費税率を上げれば数多の問題が解決為ると思い込んで居る政治家の何と多い事か。国民は重税で疲弊する。国際協力、人道支援、復興援助と綺麗事を数多並べ国民の血税を湯水の如くに使い乍、世界から好戦国の汚名を着せられた経緯が有る。大量殺戮破壊兵器を密かに隠し持って居ると言い掛かりを付けて戦争を始めて置いて、今だに見付かって居無い。フセイン元大統領は大量殺戮破壊兵器を隠し持って居た罪では無く、別の内政上の事件で裁かれ即処刑され一件落着に為て仕舞った。勝てば官軍は世の常、侵略して来た戦闘服を来た集団に狙撃為たら戦犯で裁かれるので有る。最早戦後では無いと放言し、世界に誇れる平和憲法の日本国憲法を改悪為ようと目論む政治家も多い。国の為に命を捧られる若者を育てる為に教育基本法も変わる。戦争に負けた途端に掌を翻為たかの様に進駐軍に飼い主に頭を下げ尻尾を振って近付居て来る犬の如くに媚諂った経緯が有る。勝国が敗国に法外な賠償金を課した経緯有る。敗国は更なる重税を国民に課し国民を疲弊為せた経緯も有る。戦争裁判は何時の世も理不尽で有る。命令に逆らう事等兵隊に有るまじき行為なのに命令を遂行したら戦犯として裁かれる。何の法律で裁かれるのかが疑問なところでも有る。

 憂鬱な梅雨が終わって八月に成ると原爆忌が二度も訪れる。八月六日の広島原爆忌と九日の長崎原爆忌で有る。蜘蛛や百足を踏み殺す如くに町全体を消滅させた酷い爆撃で有るのに記念日に為る珍奇が有る。当地の二市長が世界に向かって平和宣言を読み上げ、世界に核の廃絶を訴えるが聞く耳を持たずで有る。二つの原子爆弾には大きな違いが有る。広島に投下された原爆リトルボーイはウラン235製で濃縮度約90%の物を60kg使用でガンバレル方式起爆で炸裂時に放出したエネルギーが63兆ジュールTNT火薬換算で15000t相当の規模。ウラン原爆の臨界量は22kg。しかし実際に核分裂を起こしたのは1kg程度で大部分は拡散し死の灰と成り黒い雨を降らした。長崎に投下された原爆ファットマンはプルトニウム239製でインプロージョン方式起爆でTNT火薬換算で22000t相当の規模。約1.5倍の威力だが、目標地点から少し外れた為に被害は少なかった。プルトニウム原爆の臨界量は5kg程度で可也少ない利点が有る。技術の進歩で原爆の臨界量も少なく成った、小型化が進んでミサイルの搭載が可能に成った。八月は核実験を避けるのが世界の常識、其の禁を破って八月に核実験を行う国も有った。核実験の度に座り込みで反対を訴えるが実験国は聞く耳を持たぬで有る。参加者丈の疲弊丈が目立つ。原爆が政治的に利用されたので有る。殺傷破壊能力を比べたかったと憶測も出来る。実戦で殺傷能力の実証検分を行ったので有る。今の多くの人は水を撒かずに消えた大火を見ずである。人や犬や猫烏や鼠や蛙や蜘蛛や百足や蝿や蚊や油虫も皆焼かれた、人も燃え青白い火焔で鬼火の如くで有ったと言う証言も有る。火傷で垂れ下がった皮膚の儘、巷を水を求めて彷徨いヤット見つけた水場で水を飲みホットして皆死んで行ったので有る。戦争さえ始め無ければ殺されず済んだものを、政府や軍の罪は計り痴れ無い。戦後の復興に全力を投じて来た労働者が定年退職を迎える、団塊の世代でも有る。政府は年金の支給開始を後延ばし為たり、年金額を減らしたり其の苦労に報いて居無い。医療費を抑制する為に収入の無い高齢者の医療費を抑える後期高齢者制度も始まった。収入の無い高齢者の少ない年金から更に保険料を天引き為る制度でも有る。其の内に選挙権の失う事に成る高齢者を政治家は見捨てる為でも有る。若者の人気を得た方が選挙に有利でも有る為でも有る。高齢者の疲弊等気に為無いので有る。






           2008−07−05−341−02−01−OSAKA          


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