Moliendo Cafe                 
Cuando la tarde languidece
Renacen las sombras
Y en su quietud los cafetales
Parecen decir
Esa triste cancion de amor
De la vieja molienda
Que en el letargo de la noche
Se deja sentir.

Una pena de amor, una tristeza
Lleva el sambo Manuel en su amargura
Pasa incansable la noche
Moliendo cafe

Cuando la tarde languidece
renacen las sombras
y en la quietud los cafetales
vuelven a sentir
echas triston cancion de amor
de la vieja molienda
que en el letargo de la noche
parecen gemir

Una pena de amor, una tristeza
lleva el sambo Manuel, en su amargura
pasa incansables la noche
moliendo cafe.

       珈琲豆を挽き乍 習訳1                             気だるい様な午後の日も日が沈む頃には
夜の帳が下りて、夕闇が拡がる
寝静まった珈琲農園の豆を挽く音が
語り掛ける様に聞こえる。
珈琲挽きの老婆が愛の悲しい歌を歌う
死んだ様に寝静まった夜中も、まるで悲しみを忘れて仕舞ったかの如くで有る。

一つの愛の心痛一つの悲しみ
マヌエルが運んで来る、ほろ苦い珈琲の味
珈琲豆を挽く辛い夜鍋も疲れ知らずで有る

気だるい様な午後の日も日が沈む頃には
夜の帳が下りて、夕闇が拡がる
寝静まった珈琲農園の豆を挽く音が
語り掛ける様に聞こえる。
珈琲挽きの老婆が愛の悲しい歌を歌う                              死んだ様に寝静まった夜中も、まるで呻いて居るかの様で有る。

一つの愛の心痛一つの悲しみ
マヌエルが運んで来る、ほろ苦い珈琲の味
珈琲豆を挽く辛い夜鍋も疲れ知らずで有る

        珈琲豆を挽き乍 習訳2                            死んだように寝静まった頃、珈琲農園の片隅で、
気だるい様な夜更けに、かっての面影達が甦り、話掛ける。
珈琲挽きの老婆が愛の悲しい歌を歌う
睡魔が一晩中苛み悲しめる

愛の心痛、一の悲哀
愛のほろ苦い苦しみのマヌエルの面影を懐いて
夜通しの珈琲豆を挽く夜鍋も疲れ知らずで有る

死んだように寝静まった頃、珈琲農園の片隅で、
気だるい様な夜更けにかっての面影達が甦り、哀愁が甦る
珈琲挽きの老婆が愛の悲しい歌を歌う
睡魔が一晩中苛み悲しみに呻く

愛の心痛、一つの悲哀
愛のほろ苦い苦しみのマヌエルの面影を懐いて
夜通し珈琲豆を挽く夜鍋も疲れ知らずで有る

       珈琲豆を挽き乍 プロの訳3                           
日が暮れていく頃、闇が再び姿を現す
静けさの中、珈琲農園はその珈琲を挽く音に
悲しい愛の歌を再び感じ始める
それはまるで無気力な夜の中、嘆き悲しんでいるかのよう

一つの愛の苦しみ、一つの悲しみ
それは給仕のマヌエルが持ってくる珈琲の苦味の中にある
珈琲を挽きながら、終わることのない夜が過ぎていく。


 私の拙い訳では原曲の良さは感じ難いが、さすがにプロの訳では有る。sombo等辞書に無い言葉も出て来る。英語ならレスリングに関する用語に有るが。zomboなら載って居るが。辞書に載って無い言葉の訳に苦労した明治の学者の苦労が偲ぶばれる。誰が悲しんで居るのは若干判り辛い、作詞家自身なのか、珈琲挽きの老婆かで有る。ようは悲しい歌なので有る。一晩中珈琲豆を石臼で挽かされた奴隷の辛い話で有る。恋をする自由も与えられず、死ぬ迄で働けど給料が貰える訳では無い奴隷制度で有る。歌詞は余りに悲しいが、曲の軽快さから可也古い曲では有るが今だに人気が有る。此の歌はベネズエラの作曲家ホセ・マンソ作でフーゴブランコによる歌で世界的に大ヒット為た、ブランコは当時18歳でした。世界には800近いバージョンが有る。日本ではコーヒー・ルンバとしてヒットしたが歌詞はオリジナル原語の訳では無い。原作者の悲しい想いは今何処で有る。軽快なリズムが異国情緒を醸し出し、コーヒー・ルンバとして底抜けに明るい歌に作り替えて仕舞った。労働歌は不思議で有る。辛い仕事で疲れて居る時に何故歌うのか長年疑問で有ったが。余りの辛さに気が振れるのを防ぐ効果は有りそうで有る。疲労困憊で死ぬ人も実際に居る、三日三晩休憩を摂らずに働き続けたら命も危ぶい。日本では奴隷制度は想像もし難いが、大事な娘を廓に売った悲しい話は有る。自由に廓の外に出られない囚われの身でも有る。給料の前払いのイメージが強い。年季が明けると帰れるので奴隷制度、人身売買では無い。奴隷同士を闘技場コロシウムで戦わせて古代ローマの酷い話も有る。ライオンと戦わせた例すら有る。価値有る金貨を貰い、美味しい物を食べ、奴隷の女を抱けても、試合に負けたら死が待って居る。昔、アフリカで捕らえられた人がアメリカへ運んで奴隷として売る為に、積める丈積んだので有る。身動きすらも儘成ら無かったので有る。当然何人かは病気に成ったり死んだりの酷い航海で有った。水と硬パンさえ与えて居れば良いと考えた人が居たので有る。悲しい奴隷制度の歌の筈では有るが曲が軽快な為に恋の歌の様に歌う歌手も意外と多い。NHKの2004年の七月のスペイン語会話でもコーヒー農園で毎夜石臼を挽く奴隷の恋の苦しみを歌って居ると紹介された。Moliendoは挽くの動詞のmolerの現在分詞の事で、今実際に挽いて居る事を指す。Moliendo Cafeで珈琲豆を挽き乍と成る。今、実際に豆を挽き乍老女が悲しい愛の歌を歌って居る事を指す。Molienda Cafeの別名も有る。女性の珈琲豆挽き職人の事で有る。歌の中に人の名前Manuelが出て来るのも又不思議で有る。

      コーヒー・ルンバ 1                               
昔アラブの偉い御坊様が
恋を忘れた哀れな男に
痺れる様な香り一杯の
琥珀色した飲み物を教えてあげました
やがて心浮き浮きとっても不思議このムード
忽ち男は若い娘に恋をした

コンゴ マラカス楽しいルンバのリズム
南の国の情熱のアロマ
其れは素敵な飲み物コーヒーモカマタリ
皆陽気に飲んで踊ろう
愛のコーヒールンバ

・・・

      コーヒー・ルンバ  2                               
遠い南の夜空の星に
聞こえる甘い恋のあの歌
若い二人の心かきたてる
痺れる様な素敵なリズム
コーヒー・ルンバ

情熱の炎が此の胸に渦巻居て
初めて交わしたくちづけに
愛を知る

マタリの味に 何時か胸は燃え
優しく抱かれて 踊る宵
甘いモカの香り そのままに
我を忘れる 素敵なリズム
コーヒー・ルンバ

 世界中の美味しい料理を食べ廻るっても、家に帰って来て食べたい料理は御茶漬けが一番で有る。緑茶は御飯に合う最高の飲物では有るが少し渋い。砂糖を入れる訳にも行か無い。西洋の人には少し抵抗が有る。しかし、緑茶を醗酵させ乾燥させた紅茶は少し苦味が有るが酷も出る。砂糖を入れて飲めイギリス等では一般的な飲物でも有る。しかし何と言っても珈琲のほろ苦さは大人の味でも有る。深い香と味で飲物の王様でも有る。世界中に嗜好為る人も多い。砂糖やミルクを入れて飲むのが一般的では有るが、砂糖無しでも充分に味わえる。砂糖は肥満の原因でも有る。インスタント珈琲は若干香は落ちるが、其の便利さから需要も多い。珈琲にはカフェインが含まれて居る為、午後以降は余り飲ま無い方が良く眠れる。朝は目覚ましには成る。珈琲には利尿作用が有る、旅先では御婦人は余り召しあがら無い方が良いかも。苦いため当初は薬として飲まれた事が想像出来るが。本格的に焙煎珈琲豆を煎じて珈琲を楽しむには若干の技術と手間も御金も掛かる。珈琲豆に由って若干味や香や酷が違う、配合率を変える事に依り自分独特の味を醸し出す事も出来る。販売店では店自慢のブレンド品を販売為て居る場合も有る。コーヒー・ルンバの歌のモカマタリの商品も実際に売られて居る。珈琲の発祥の地とされるイエメンのモカマタリは鋭い酸味と酷を持ち、モカの女王と呼ばれ、品の有る甘い貴婦人の香りとか。珈琲に纏わる伝説や寓話も産地には多い。山羊使いガルディの伝説やイスラム教の僧侶、シェーク・オマールの伝説等珈琲の効能の発見の伝説等多い。コーヒー・ルンバの歌詞も作詞家が勝手に作ったのでは無く、其れ等を下敷きにして居る様にも思える。苦学生にとって珈琲は救世主でも有った。受験戦争を向かえ夜遅く迄勉強為るは辛い事、睡魔との闘いでも有る。大き目のマグカップ一杯の珈琲が今の自分を作りあげて来たかと思うと複雑な気持ちには成る。喫茶店に独りで入って珈琲を飲むのが嫌いな人も居る。胸襟を開いて話せる友や恋人を持つ事が無かった悲しい人生でも有る。猫は人を人とも思わぬ憎っくき烏に似たところが有る。人の膝の上で寝るわ、寝床に忍び込むわ、勉強して居る机の上に載るわで有る。一寸余所見をして居ると珈琲茶碗の珈琲を一と舐めで有る。鼠も喰らう猫に味見をされた珈琲を飲まねば成らぬ人の不幸が有る。如何やら猫には珈琲の美味しさが判ら無い様で有る。牛乳ならあれ程美味しそうに飲むのにで有る。一と舐めで毒と覚ったのか。猫可愛がりも程ほどに。甘い恋愛の味、苦い失恋の味、一度も恋も出来ず片想い丈の苦い人生も有る。駅で毎日擦れ違う女性に気が有っても声も掛けねば何も起こる筈も無い。不眠不休の難行苦行を積む世界の苦行僧も珈琲の薬効の恩恵を受けた事は事実の様で有る。親を喪って初めて知る人生の苦味、親孝行為たい時には親は居ぬで有る。珈琲の味が判る大人に成ったらMoliendo Cafeを聞き乍、人生について想いを馳せましょう。

              !Viva cafe amargura!              
         Muchisimas gracias por todo.






          2008−07−22−344−03−01−OSAKA



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