Rosalinda

 物語の始まりは20年前のアカプルコ。弁護士アルフレドは、内縁の妻ソレダを誘惑した義兄の弁護士ホセ・フェルナンドを撃ち殺して仕舞う。ソレダは身代わりに刑務所に入る。刑務所に入ったソレダは刑務所内で女の子を出産。子の将来を考え途方に暮れるソレダの元に、或る日、妹のドローレスが面会に来て自分の子が死んだ事を知らされる。ソレダは自分の娘を妹ドローレスに自分の娘の様に育てる様に哀願する。其の娘が此の物語の主人公のロサリンダで有る。
 時が流れ其の娘は貧しい乍街の花やの看板娘に成って、良き人々に囲まれて明るく生活して居た。そんな或る日の事。お花を届けに行ったレストランでピアノ弾きのフェルナンド・ホセと運命の出会い。フェルナンド・ホセは実の母のソレダを誘惑して射殺された弁護士ホセ・フェルナンドの息子。二人の恋を許さないっフェルナンド・ホセの育ての母ヴァレリア。妹のロサリンダの恋人を奪って仕舞う、姉のフェドラ。ホセの育ての母ヴァレリアにも忌まわしい過去が有り。実の娘を使用人の様に扱き使って来た経緯が有る。
 タリアは幾つものテレビ小説(テレノベラ)に主演して居る中南米では有名な女優で有るが。歌って踊れる歌姫でも有る。日本でもCDのアルバムが多数発売されて居る。勿論テレノベラの主題曲も入って居る。主題曲のコンサートのライブの映像も多い。タリアはスター的存在ではある有るが汚れ役も演じて居る。病人や狂人、乞食の様なかっこをしての物乞いや、泥棒役もこなすて居る。
 後半は記憶喪失に成り全く別人として人生の再スタートで有る。次第に正気に戻り、少しずつ記憶も戻って来て。自分に子が居た事が思い出され逢いたい想いが募る。パロマと言う全く別の名前で歌手をデビュー。新しい恋人も出来自立の道も開ける。主題曲だが実際の舞台に登場する。タリアならでわの役柄でも有る。昔の記憶が次第に甦り、交通事故遭って仕舞い歌手として大事な顔に傷跡が出来て仕舞い、記憶が戻る。前の恋人と今の恋人が争って居る間に第三の恋人が現れと結婚話まで発展して仕舞う。三つ巴の恋の争いでも有る。多くの人を招待し豪華な挙式の準備がフェルナンド・ホセの気持ちとは裏腹に進んで行く。如何しても二人の結婚を阻止したいホセは必死に成る。映画では花嫁が挙式の途中で突然に気が変わって結婚を止めて仕舞い騒然と成る見せ場では有るが、花嫁は周りの人の想いとは裏腹に神に誓って仕舞う。此のドラマの顛末は新郎の方が突然に気が変わって結婚を止めて仕舞うところで有る。普通初夜を迎えてから新妻の為体に愛想が尽きて離縁する人は多いが。招待した客の手前も有るし、恥曝しでも有る社会的信用も失う。挙式や披露宴の費用の損も甚大でも有る。宗教上の戒めか。真の心を悟ってか。暗殺を計画した黒幕の悪党も止めて仕舞い、悲劇は起き無かったのは救いでも有るが、教会の前の新郎新婦を乗せる馬車は一体何処絵へ行くので有ろうか。
 タリアは誰もが抱きしめたく成る様な美人では有るが悪女も演じて居る。世界の美女の25人に選ばれた事も。悪女を演じて居ても甘えた様な初々しい魅力は消せ無い。生娘から狂女、乞食女、泥棒女、人妻そして母者と演じ分けられる女優も少ない。喜びを全身で表現出来る天性の天心爛漫性が有る。RosalindaのDVDは日本でも手に入るがリージョンコード1で有る。パソコンでは観れる筈では有るがが英語字幕版しか無い。勿論YouTube等でも観れるが英語字幕も出無い。主題曲のライブの映像も多い。日本で発売のアルバムの中にも主題曲の多くが入って居る。
 花屋が最初の舞台丈に花が重要な役割を果たす。日本なら作者は花言葉に拘りたいところでは有る。外国にも花に対する想いは同じなのか。白い花は清らかな純情さの表現か。初めて恋をして情熱の赤い薔薇に替わって行く。Rosalindaは薔薇の様に美しい娘を連想させる名前でも有る。日本では結婚式の花嫁衣装の白無垢はどんな色にも染まる謙虚の象徴で、清らかな純真無垢の象徴でも有る。外国では甘い砂糖のイメージが有るのか婚礼の席に白い花が付き物でも有る。葬礼は闇夜のイメージか世界的に喪服は黒が圧倒的に多い。以前にTVEのニュースキャスターの女性が突然にスペインの皇太子と結婚して仕舞った事が有る。毎日ニュースを見て居た人は驚愕為たに違い無い。荘厳華麗な贅の限りを尽くした教会での婚礼に溜息を吐居た女性も多い。テレノベラの様なシンデレラ物語も現実には有るので有る。日本の皇太子妃と良く比べられるところでも有る。愛知万博にも来られたので日本でも御馴染みの皇太子妃で有る。
 此のドラマ狂気と記憶喪失が重要な主題でも有る。自分が誰かも判らぬ恐怖。狂気は次第に癒えて吾が子と思って人形を可愛がって居る自分に気が吐き、子を探す母親の錯乱、以前の恋人を忘れて仕舞って次第に別の男に惹かれて行く女。吾が子に逢いたい母者の想い、実の娘の幸せを願う母者の想い。実の父親には勝て無い富豪の男気。御金が有っても吾が実の娘をメイドの様に扱き使う未亡人。中南米は日本より貧富の差が大きい、金持ちに成りたい想いと、貧乏に戻る恐怖も有る。日本は戦後の農地改革で貧しいかった農民が金持ちの仲間入りで有る。スペイン系の富豪とモンゴル系の原住民のインデオ達で有る。架橋等の東洋からの移民も多い。日系の俳優も見掛ける。原作者は同じようなシンデレラ物語を幾つも手掛けて居る。観る人も飽きずに涙して観続けるのも不思議な世界でも有る。







            2009−07−15−418−01−01−OSAKA



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