誤用

 最近ワープロで綺麗に作成された文書の中に漢字の間違いを発見する事も有る。パソコンで簡単にローマ字変換が出来る様に成ったが、入力を間違える為でも有る。辞書機能の候補の選択間違いも有る。文筆家も時に辞書に無い言葉を使って仕舞う場合も有る。漢字の造語力の豊かさの弊害でも有る。間違いでも意味が判る場合が多く間違いに気が付か無い場合も多い。有名作家が使った辞書に無い言葉を使って流行語に成る場合も有る。一般に広まればやがて辞書に載る新語に成る事まで有る。物書きなら新しい諺を作ってみたい気が起こる事も多い。中国から昔に多く入ってきた諺が今だに利用されて居る。通貨単位の変更や尺貫法の変更等が有っても諺の中では今だに利用されて居る。
 日本語では近年は差別用語等放送禁止言葉も多く古い映画やドラマの放映の後に断りが出る場合も有る差別用語は死語に成る運命では有るが古い辞書では載って居る場合も有る。『エスキモー』が差別用語で有る事を知ら無い人も多い。学生時代の辞書が今だに使って居る人も居る。言葉の普遍性の魅力を感じる部分でも有る。電子辞書は電池切れに注意が要る。パソコンのOSに至っては何度名前が変わる度に御金を使わされた事か。OSのバージョンアップで用語まで変更されて仕舞った例も有る。
 諺の誤用も有る。『情けは人の為ならず』も誤用が多い。いろは歌留多自体の誤用も有る。『犬も歩けば棒に当たる』も犬が棒を嫌う事を知ら無いと判り辛い、歩き廻ら無いと良い事には出会わ無い事を連想させて仕舞う。『あっけらかん』『一介』『一敗地に塗れる』『意に介さ無い』『慇懃無礼』 『侃侃諤諤』『去来する』『苦汁を舐める』『後世畏るべし』『木端』『言葉を濁す』『私淑』『全然』『出る杭は打たれる』『二の舞を演じる』『熱に浮かされて』『腹すえる』『犯罪』『耳障り』『門前雀羅』『病膏肓に入る』『勇名を馳せる』等に誤用が多い。
 季節じよって名前が変わる珍奇な物有る。春の牡丹餅と秋の御萩で有る。昔は小豆は冬を越すと硬く成り、春は漉し餡が普通で有った。当然牡丹餅は漉し餡を指したので有る。粒餡は萩の花に似て秋の御萩は粒餡を連想させる。そう言う意味で使い分ける地域も有るが一般的では無い。テレビの再放送では可笑しな事態に成る。
 地下鉄のアナウンスで「回送電車が到着します」とアナウンス有った。回送電車が停まるのかなと思ったらスピードを落として通り過ぎて仕舞った。通過の間違いで有った。元のテープの吹き込み間違いか毎日間違いを聞かされる羽目に、回送電車も到着する場合は有る、乗客を降ろす丈で有る
 薬は御茶で飲むと効能が消えるものが有り、通常は白湯で飲むのが普通で有る。薬は一回の服用量を守らないと危険で有る。病気毎に別の医療機関を利用為る場合は重複に注意が必要で有る。配合禁忌も有る素人療法は危険でも有る。飲ま無いと病気が治ら無いと思い込んで居る人も多く、飲んだのを忘れて二度飲んで仕舞う老人も居る、注意が肝要か。
 パソコンは素人でも組み立てられる唯一の家電製品でも有る。電圧を15Vや5Vに下げる為に比較的安全な為か、勿論短絡が起これば焼き切れて煙が上がる。メーカー製のパソコンでは内部を弄ると無料補償の対象外に成る場合も有る。メーカー製のオープションパーツでないと増設出来無い場合も有る。メモリーに至っては種類や規格が多く、物理的に挿入出来ても起動すら為無い場合も有る。規格の変更も多く古いパソコンの部品の使い回しの難しいところも有る。
 中国から来た物語は元の物語を知ら無と理解し難い『桃源郷』も其の一つで有る。一度体験した世界が二度と見付から無い叶わぬ夢の象徴でも有る。二度とは帰れぬ青春の象徴か。ポスター等では桃の産地の事の如くに多用されては居る。





































            2009−08−24−432−01−01−OSAKA



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