昔の日本製洋物アニメ再発見

 以前に西洋を舞台にしたアニメが多数作られた事が有る。西洋人が日本語を話す珍奇な世界の筈が何の違和感も覚え無いで観て育って来た。ヨーロッパ諸国へ輸出を目論んでの事で有ろう。其の背景には西洋のアニメの技術の遅れが有る。遅れの原因の一つに宗教上の理由が有る。人が悪い事を為る事を子供に見せたく無い想いが有る。当然ながら苦肉の策として動物の姿を借りた人が登場する事と成る。犬や猫が服を着て人の言葉を喋る珍奇な世界でも有るが。有名な「80日間世界一周の旅」のアニメも主人公はライオンで有る。
 インターネット上の動画共有サイトでヨーロッパ言語に吹き替えられたり、字幕付きの物を多数見かける。当然ながらヨーロッパ言語に吹き替えられたら何の違和感も無い。日本人が作ったとは誰も思え無い部分でも有る。原作はヨーロッパの小説が多いのは当然では有るが、日本の連載漫画が原作の場合も有る 『キャンディ キャンディ』
 テレビアニメ化(1976年10月1日から1979年2月2日にかけてテレビ朝日系で放送、全115話)・劇場公開もされ、性別・年代を問わず大好評を博し、主題歌レコードもヒットした。舞台化や小説化もさた。YouTubeで英語字幕版が有る。
 『天空の城ラピュタ』
 アニメーション映画として1986年8月2日から東映洋画系の103館で公開された。
 監督は宮崎駿。宮崎にとって、原作となる作品が存在しない初のアニメオリジナルの監督作品である。 製作は徳間書店。スタジオジブリ制作映画の1作品目となる。
「ラピュタ」という名称はスウィフトの『ガリヴァー旅行記』に出てくるエピソードからとったもの。
 劇中に空飛ぶ島の物語を空想した人物としてスウィフトの名前も出てくるが、名前の借用以外は『ガリヴァー旅行記』との関連はない。19世紀後半、産業革命期のヨーロッパを元にした架空世界での冒険を描く。興行的には振るわなかったものの、数々の賞を受賞するなど高い評価を得た。
 次第に高年齢向けになっていくアニメに対して、マンガ映画の復活を目標に小学生を対象に古典的な冒険活劇として企画され、それが結果的に大人の鑑賞に耐えうる作品になるというのが宮崎の方針であった配給した東映の観客満足度調査は97.7%と高く、物語は幅広い年齢層に支持され、ビデオ販売の方は好調であった。
 ある夜、飛行中の飛行客船を、航空海賊の一団が襲撃する。政府特務機関に捕らわれ客船に乗っていた少女シータは、混乱に紛れて特務機関の指揮官であるムスカ大佐を気絶させると、彼の懐から青い石のペンダントを奪い取る。窓を伝って逃げようとするが、海賊に見つかり、驚いた拍子にシータは客船から転落してしまう。雲間を落ちていく中、気を失った彼女の胸にかかっていたペンダントの青い石が突然光を放ち、シータは光に包まれゆっくりと降下していった。
 鉱山町で働く少年パズーは、青い光とともに空からゆっくりと降りてきたシータを助け、自宅にかくま う。一夜明けパズーは、シータの行方を追う空賊や政府からシータを守り逃走を図る。パズーの亡父は冒険家だったが、かつて、空に浮かぶ城「ラピュタ」を見たという。そこにはラピュタ人が住むといわれている。シータがラピュタ人の子孫であることと、シータが持っているペンダントの石は「飛行石」(ラピュタ人が使っていたといわれる伝説の石)であることを知るに至って、パズーはラピュタの実在を確信する。だが、その直後に政府の軍隊が現れ、2人は捕らわれてしまう。
 シータを再び捕らえたムスカは、シータに、かつて空から落ちてきたという壊れたロボットを見せ、シータがラピュタ王家の末裔である事を伝えると、パズーの命と引き換えに協力を迫る。解放されたパズーは自宅で待ち受けていた空賊ドーラ一家と共に、シータ奪還に向かう。
 『風の谷のナウシカ』
 徳間書店のアニメ情報誌『アニメージュ』に連載された宮崎駿の漫画作品、及び1984年に劇場公開された宮崎駿監督のアニメ映画作品、及び同映画のシンボル・テーマソング(イメージソング)の曲名である 極限まで発達した人類文明が「火の七日間」と呼ばれる最終戦争を引き起こし、瘴気(有毒ガス)が充満する「腐海」と呼ばれる菌類の森や獰猛な蟲(むし)が発生した。それから千年余り、拡大を続ける腐海に脅かされながら、わずかに残った人類は、古の文明の遺物を発掘して利用しつつ、細々と生きていた 腐海のほとりにある辺境の小国「風の谷」は、大国トルメキアの戦乱に巻き込まれる。風の谷の族長ジルの娘であるナウシカは、運命に翻弄されながらさまざまな人々と出会い、自分自身と世界の運命、太古より繰り返されて来た人の営みに向き合い、大国と小国、そして腐海と人類との共生の道を探っていく。 いくつかの宮崎駿作品に見られる、自然と科学文明の対立、文明の破壊と再生がテーマとされ、公害や自然破壊などの環境問題や族内紛争、戦争への批判という側面がある。
 『風の谷のナウシカ』には、『Warriors of the Wind(風の戦士たち)』という題になっている改変バージョンが存在しており、1985年に米国のニューヨークのみで短期間劇場公開されている。これは低予算映画で知られるロジャー・コーマンが創立したニューワールド・ピクチャーズ社の配給であり、単純明快な勧善懲悪、ヒロイック・ファンタジーを好むと思われた米国市場に合わせるべく、腐海の浄化作用などの設定やナウシカの過去に関する描写は省かれ、日本で 116分だった上映時間は95分に短縮された。またナウシカが「ザンドラ姫」となっている。動画共有サイトの投稿も改変バージョンが有るので注意。
 『魔女の宅急便』
スタジオジブリ制作の日本の長編アニメーション作品である。
アニメーション映画として1989年7月29日から東映系で公開された。
原作は角野栄子の児童書(児童文学)『魔女の宅急便(第1巻)』監督は宮崎駿。  (其の他多数有り





























































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