黒い爪

 指先を詰めると爪と皮膚の間に内出血が起きて爪が何義な殊に黒く成る場合が有る。時が経つと当然したから新しい爪が生えて来るので有るが、其の間に血が混じる為接着良く力が弱く何義な事に爪が剥がれて仕舞う場合も有る。爪に内出血が起こるのは怪我だけでは無い、靴等小さいのを我慢して履いて居ると内出血が起こる場合が有る医学書によると爪が黒く成るのは内出血丈では無いので注意とか。
 スペインの映画監督のペドロ・アルモドバールは映画キカの中で殺人鬼心情を切っても切っても伸びて来る爪に例えて描いて居る。爪は細かい作業をする為に必須の為、昔から色々迷信も多い。
 日本では、『夜に爪を切ると良くない』とした旨の有名な迷信(俗信)がある。夜に爪を切ると、『親の死に目に会えなくなる』『早死にする』等と言われており、その理由も、夜に爪を切ると暗くて怪我しやすいから、夜爪→世詰(世を詰める)等、様々な諸説があり、はっきりとはしていない。
日本の昔の民家では、夜の明かりは火なので、囲炉裏端などで爪を切ると、切った爪が火に飛び込んで燃える臭いが、火葬を連想させた為に忌んだという説もある(下記に詳細するように呪いのために炙ることを連想させるという説もある)。 また、奈良時代〜平安時代にアジア大陸より流入した呪術(シャーマ ニズム)により髪や爪などの対象となる者の体の一部が傀儡子や丑の刻参りに用いる藁人形に入れる、怨嗟を込めながら呪言などの唱えて火で炙るなどの呪いに用いられたので処理場所に捨てにいけない(あるいは埋めたともされる)夜に敵対勢力に奪われないように切ってはならないという説もある。
昔は爪切りが無かったために、爪切りは刃物を使って行われたが、夜の薄暗い中(火の灯りはそれほど細かい作業ができるほど明るくない)では、手許が狂いやすく怪我を、最悪の場合死亡する危険性がある為に親より先に死ぬ(=親の死に目に会えない)とされた。そういうことをする無用心な人は親よりも早く死ぬと言う意味もある。しかし、これは「爪を切るな」は「夜遊びをするな」の意味であり、合理的な喩であるともいわれている実際には、現代の日本人は夜に爪を切らないと言うわけではない。迷信を知りながらも、夜に爪を切る日本人も多い。むしろ、爪切りや蛍光灯により安全に爪が切れる現代では、風呂上り等夜に爪を切る方が一般的である。又、諺を多い。能ある鷹は爪を隠す等も有る。実際に鷹が爪を隠すとは思え無いが猫は爪を隠し音を立てずに歩ける。
(能ある鷹は)爪を隠す - 才能をひけらかさない 
上手の鷹が爪を隠す - 上に同じ
能ある猫は爪を隠す - 上に同じ
瓜に爪あり爪に爪なし - 字形の違いを説明した語
爪に火を灯す - 極端な倹約  
爪の垢ほど - 極めて量の少ないことのたとえ
爪で拾って箕(み)で零(こぼ)す - 苦労して蓄えた物を一度に浪費する  
爪の垢を煎じて飲む - 優れた人にあやかる
苦髪楽爪(くがみらくづめ) - 苦労すると髪が、楽をすると爪が早く伸びる
苦爪楽髪(くづめらくはつ) - 苦労しているときは爪が、楽をしているときは髪が早く伸びる。苦髪楽 爪の逆。
爪が伸びる - 欲が深いこと
爪の長い - 上に同じ
爪を研ぐ - 準備する
小爪を拾う - 言葉尻をとらえる
鹿爪(しかつめ)らしい - もっともらしい
 伸びた爪を切る時多くの人は左手の方が長く伸びて居ると感じる、左右同じに伸びて居る筈で有るが、利き腕の右手の指の爪は左手より多く摩滅する為で有る。爪が伸びるお気持ちが悪いのは人だけでは無い学校では体育で人を傷つけ無い様に爪を短く切る事を指導をする。寝ている間に無意識に皮膚を掻いて仕舞う場合も有るので爪を切るのは自分の為でも有る。爪を自分で切れ無い猫は爪研ぎをして爪を禿びらせる。人の居無い所で遣れば良いものを人目で平気で有る。
 纏足の如くに靴ぼ買い替えを節約して窮屈なのを我慢した顛末が黒い爪で有る。節約や節電の我慢は一見正しいことの如くに見えるが本来の生命活動では無い、思わぬところにしわ寄せが。空を飛べる鳥は天空を羽ばたくべきで、天変地異が起きれば、鶏もそらを飛んだ事例が有る。爪に火を灯す様な節約や爪の垢程の原発の再稼働下での節電は本来の社会の姿で無い事を皆が気付くべきで有る。企業の赤字経営が長引けば国庫に入る税收も減る。赤字国債を発行すれば済む問題では無い。苦髪楽爪と言う諺も有る。奴隷のように重労働を続けると爪が摩滅し爪も伸び無い。
 原発が止まったせいで日本中が黒い爪の如くで有る。軈て綺麗な爪が生えて来る事は分かって居るが時が掛かるので有る。自ら造った傀儡を自由に操れ無い政府のじれんまが有る。責任の擦り合いで原子力安全・保安院のした仕事は引き継がずで有る。狂犬病と言う難病が有る、なまえの連想から犬しか感染しないと思い込む人も多いが人も感染するので有る。喉は乾いても喉も麻痺で水が飲めず、其の苦しみ為に水を恐れ恐水病の異名も有る。人も怒りに狂い犬の様に人を噛む難病で有る。昔は治療方法も無かった。狂犬病が出てくる洋画も昔有った。ドラキュラの映画も人にうつる疫病の如くの恐怖が描かれるが。















            2012−11−04−543−01−01−OSAKA  



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