猫の足跡梅の花

 雪の上を素足で歩くは辛い話で有る。猫とて同じで有る。それでも歩かねば成らぬ用を足す用事も有るので有ろう。二の字二の字の下駄の後、人は下駄も履けるので雪の上も難なく歩ける。寒中の板の間でも動き廻る人の足の上に迄乗りたがる始末で有る。猫と人との関係は不可思議で有る。人は鼠の駆除の為に猫を飼って来たが猫は飼われて居るたは思って居無い。初対面の客の乗ったりもするので人が思う程には人を想って居無い様うで有る。我慢して猫に遊んで貰って居る所も有る。猛暑の夏でも蚊帳の中に入りたがる。人の寝床が暖かく気持ちが良いからでは無い事は確かで有る。蚊帳は最近は利用する人も少ないが何故か安心出来るのも不思議で有る。昔から雷が成ると蚊帳の中へ逃げたもので有った。落雷しても蚊帳が電気を逃がして呉れる為でも有る。夏の午後座敷で昼寝をして居ると何処彼からか猫が遣って来て片足を御腹に載せて載りたがる。勝手には載ら無いことが重要で有る。利用できるもの総てを利用していく生命の本分でも有る。
 生物の組成元素比は全宇宙の組成元素比に似て居る。生命発生時の原子地球の元素比率には似て居無い事は不可解でも有る。宇宙の在り来たり元素で出来て居る事を意味する。原子地球が生命発生の必須要因では無かったので有る。宇宙の何処でも生命の発生の可能性が有ったが、宇宙は其以上に広いので決して出会う事は無い、決してと言う所が重要で有る。危険因子が完全に0に成ら無いと安全宣言をしない人も多い。千年に一度の大地震が今にも起こるかの如くに怯え原発の周り丈防波堤の嵩上げを命じて原発を停止させ嵩上げが終わっても原発を動かさずで有る。
 能有る鷹は爪を隠すと言う諺が、爪を隠して如何して木の枝にとまれるのか疑問で有るが、猫は爪を隠せる為に音を立てずに歩ける。攻撃する瞬間に爪を立てる。大事な爪え有る。時々何故か人の居る傍で爪研ぎを行って叱られるので有る。猫は尻尾を掴まれるのを極端に嫌う、尻尾を掴むと爪を立てるが離した瞬間に攻撃を止める。無意味は攻撃は決してし無いので有る。
 虫の知らせや胸騒ぎ等不思議な心理が有る。未来が分かる事で未来が変わる不可思議の世界でも有る。3年前恰も政権交代が起こるかの如くにマスコミ各社が報道していた。政権交代が起きれば社会が良くなると思わせる大衆の群集心理を利用したので有る。今度は元に戻るかの如くの報道で有る。昔は三日後の天気等占い師でも分からなかったが現代では可也の確率で分かる。民主政権には一つの不運が有る。政治とは関係の無い天変地異で有る。東北地方太平洋沖海底大地震さえ起きねば民主党政権の評価が地に落ちる事は無かったので有る。大津波で多くの家屋が流され二万人近い人が亡くなり原発事故が起きた。其の後の対応の拙さで国政が風見鶏の様に変わった。一般大衆の一時的な群集心理を利用して場当たり的な原発のストレステストを言い出し、日本の原発が総て停止すると言う前代未聞の珍事が起きた。停めたのは政府で有るのに法規制付の節電や計画停電を軽々しく言い出す無責任政府で有った。間も無く二年に成るのに北海道では厳冬期の節電や計画停電は人命に係わる。最近のガスや灯油の暖房機も制御に電気を使うために電気なしでは起動しない。定期点検の済んだ原発の方が動いて居る原発より危険とする頓珍漢な理論が罷り通った政権でも有った。原発を政争の具にしないために政府の権限の及ば無い独立した組織の原子力規制委員会を発足させたのは良いが、原子力安全・保安院のした事を引き継がずである。電力会社が御金を使って行ったストレステストの審査をせずである。一から安全基準を自分たちで作るつもりである。政府は自分が作った傀儡の傀儡に成り下がってしまったので有る。唯一政府が動かしえた大飯原発の地滑りの後を活断層と言い掛かりを付けて停めて方規制付きの節電や計画停電を言い出す積もりで有る。地震や津波の被害を受け無かった関西の電力会社が受けた政災被害は数兆円に達する。電力会社の社長が次の原発の再稼働を御願いしたら大臣が非難し事を電力会社の会長が社長の発言を擁護する始末で有った。 猫は前足で顔を洗う家畜の中で極めて珍しい、肉食獣の習性でも有る。ペットにと人が勝手に決めている愛玩動物の猫は野生なので有る。鶏等も襲う。血の汚れを落とす為に洗顔は必須の行為でも有る。鼠に自分の存在を悟られ無い為に排便を砂に隠す。清潔好きでも有る。犬も砂を後ろ足で掛ける行為丈は行う 鼠が豊富に居た昔は猫の人に餌を強請る事も少なかったが、最近は天井裏で鼠と鼬が運動会をする事を聞くも少ない。借りて来た猫の様にと言う諺が有る。三日もすれば我が物顔で座敷の上を歩き廻る。三日間の間に其の家の事情を探って居るので有る。
 電力会社の株価が上がり始めた。政権交代が織り込み済みか。政権が交代すれば原発零の道筋も再検討が必須と成る。方針が簡単に替わって仕舞う軽がるさが気に成るが。原発を停めたのが政府で有るのに政府が原発を再稼働させたがって居ると勘違いして脱原発・原発再稼働阻止を叫んでデモする大衆も多い。 インターネット上でも群集心理がはたらく。書き込みの多い方の意見を書き込みたく成るので有る、少数意見を書いた方が検索リストの上位に載ると思うので有るが。原発再稼働阻止の書き込みも最近は少なく成った。節電の憂鬱や計画停電の損や電車の間引き運転でも満員電車の通勤の不快、電気代が上がっての財布の中身が減ったり、大阪市や神戸市等の関西電力の大株主は株価の暴落や配当の無配で大損で有る背に腹は変えられ無い事に気が付き出したか。
 千年に一度の地震に何処まで備えに御金を使うかが問題で有る。原発と同じに人の命も大切な筈、原子力発電所の周囲丈防波堤の嵩上げを命じるは可笑しな話で有る。転変地異が原因で起きた事故の責任を他の電力会社に迄押し付けるは間違いで有る。国費を使うべきで有る。電力会社の出来る事は元気代の値上げしかない、最後に一番弱い立場のものが損をする世界でも有る。
 弱電機器メーカーの赤字が続いて居る。節電が浸透し憂鬱は節電照明下では購買心もそそら無い。  








            2012−11−17−545−01−01−OSAKA  



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