猫の手

 忙しい時の猫のても借りたいと言う諺が有る。猫の手が役立たずの代表に成って仕舞って居る。猫が数多の諺に登場するは常に傍に居るが何もして呉無いので有る。座敷で昼寝をして居ると何処からか猫が遣って来て片足を御腹に載せて鳴く。勝手に乗ると叱れる事は分かって居るので有る。能有る鷹は爪を隠すと言う諺も有る。実際に鷹がつめを隠すた如何かわ疑問の残るところでも有る。鳶は鷹に似て居るが良く天空を舞うのでイメージが悪い。猫の前足は爪を隠せて音を立てずに歩ける。其の鋭い爪の御陰で犬の登れぬ樹に登る事も出来る。追っかけるのが好きな何義な犬に咬み殺される事も無い。猫は時々人の傍に遣って来ては自慢げに爪研ぎをして叱られる。叱られても懲りる様子も無い。
 動力エンジンが発明される迄は、牛や馬は良く働き人の為に成ったので有る。今でも多くの家畜の御陰で人は恩恵を受けて居るが。                                   猿は犬や猫に比べたら可也役立ちそうでも有るが、成体に成り凶暴に成ると飼い主の手に負え無い事と成る。孫が生まれ飼い主が孫ばかりを可愛がると孫に嫉妬して噛み殺した事例が実際に有る。
 かって地上を闊歩して居た生物が豊富な餌をもとめたて海に戻った例は少ないが有る。ガラパゴスの海イグアナの例も有る。鯨も遠い昔に海に戻った哺乳類で有る。海の中で子を産み乳で育てるので有る。他の卵性の魚より成体迄育つ確率が格段に高い。進化で体の巨大化が進んだ、当然天敵も少なく成った。餌が豊富で有れば個体数の増え過ぎが問題と成る。日本の捕鯨が海外の顰蹙を買って居るが、昔、西洋の鯨油を取る為丈に鯨を捕獲した為に個体数が激減したのを忘れて仕舞っての発言でも有る。昔の捕鯨風景は白鯨等の小説や映画で描かれて居る。間引きの為の捕鯨には意味が有るので有る。
 イルカや鯨の集団自殺が良く報道される。遠浅の浜では何方が沖かつかみ難い。マスコミは其処に居た人の言葉を其の儘報道する為にそう言う報道に成る。実際は何らかの原因で浜に打ち上がった事故で有る死にたくて集団で自殺したのでは決して無い。原因には様々な説も有り謎の部分も多い。死骸の処理費が何処が出すかが大問題と成る。昔は浜で解体して仕舞ったので有る。其の吸盤の構造を解析し接着テープに応用した事例も有る。
 引き潮の時、其の儘浜に残り泥の浜を這いずる魚が居る。魚が陸に上がった太古の昔を連想刺させる進化の不可思議で有る。雨の日に日干し煉瓦の中から肺魚が出て来たと言う逸話も有る、肺魚の乾期の時の休眠の技でも有る。日本では食用等に役立つ様にする為に養殖や幼魚の放流が為されて繁殖した台湾泥鰌等も居る。泥鰌の名が付くが泥鰌の仲間では無い。魚で有るのに肺機能も持って居るので有る。雷魚の別名も有る。雷が成る様な悪天候にも良く活動する、鼈の様に雷が鳴っても放さ無い程貪欲でも有る。
 守宮は家守とは書か無い、家守は家を守る職種にも使われる為でも有る。守宮の手には特殊な吸盤の様な物が付いて居て土壁や板塀や硝子窓も自由に登れる。通常は白い腹を見る丈の窓の外の別世界の生き物で関係の無い世界の生き物では有るがたまに隙間から家の中に入り込み大騒ぎと成る。

 民主党の菅元首相が安全基準の見直しやストレステストや防波堤の嵩上げ等次々に場当たり的に言い出し、定期点検が完了した原発が動いて居る原発より危険とする屁理屈が罷り通って、日本の原発が総て止まる前代未聞の珍事が起こって仕舞った。総ての原発が止まって仕舞って居る時に原発の再稼働阻止を叫んでデモをした人々が大勢いたので有る。止めたのは元首相で有るのに、政災を受けて居る被害者の電力会社の本社前で原発再稼働阻止を叫んでデモをした人も大勢居る。原発が政争の具に使われ。大臣の失言でヒョコヒョコ変わった。インターネット上の群集心理の為する技のぎ愚でも有る。何十年も安定した電力の供給を受けた原発の恩を忘れて役立たずにして仕舞った恩知らずでも有る。原発を超法規的に停めて仕舞った結果失われた国益は数兆円に達する。燃料費の高騰、株価の暴落、配当の無配、電気料金の値上げが節電を誘う皮肉の策で有る。炭酸ガスの排出の削減の世界に大しての公約は言っただけの話に成って仕舞った。化石燃料の枯渇問題、核融合発電の研究を促進出来て居無いのに原発ゼロの軽々しく公約して仕舞う無責任。遠い未来の事まで今の政府が決めて仕舞う非常識有権者の代替わりで政策は動的に変わっれ行くもので有る。地震学者は千年に一度の大地震も確率論の数字の魔術で人心の恐怖を煽る。
 核兵器は無用の長物の筈、人類の長い歴史の中で消せ無い汚点が二つ有る。原子爆弾の投下の決定で有る。日本は戦線布告した時点では原爆は此の世に無かった。有る事が分かって居たら戦線布告はしない。戦時中と事情とは言え戦争を終わらせる為と言う屁理屈が罷り通った結果でも有る。核兵器の根絶が未だ完了せず、核は使わ無いが保有して居る事が抑止力に成ると平然と政治家は言うので有る。政治家の狂気や発射装置の誤作動より千年に一度の海底大地震を危険とする数字の魔術が有る。

 天下泰平、腹上の寝猫は何を夢みて居るので有ろうか。猫は怒ると爪で引っ掻くのが一般的で有るが子供には叩く場合も有るらしい。怪我させ無い考慮か。義務教育の中学一年の数学の時間に多くの学生は平方根の計算を習った。皆んな知って居る筈では有るが筆算でする人は皆無に等しい、電卓では瞬時に出来る為でも有る。小学生の男生徒への授業は無駄にも思えるが男にも教えたので有る。新婚夫婦用に男性にも育児を教えるニュースをテレビで見たことが有る。赤子の替わりにキューピー人形を使って授業をして居たのを見て唖然として仕舞った。西洋の女学生の家庭科の授業風景が出て来る昔の映画を見たことが有るが本物の赤子を使って居た。傍で慣れ無い女教師の手つきに落とされないか心配顔の母親が立って居たので有った。次世代にかける教育への入れ込みを感じた。
 蛇足と言う言葉が有る。
 楚の昭陽は非常に強い将軍で、魏軍を壊滅し、八つの城を占領し、さらに斉まで攻め入ろうとした。陳軫は斉王の命を受けて、昭陽に面会し、勝利を祝福した後「楚の国の規定では、軍事に功労のあったものの官職と爵位は何か」と尋ねた。昭陽は「官職は上柱国、爵位は上執珪である」と答えた。さらに陳軫は「それ以上に軍功のあった者はどうですか」と尋ねた。昭陽は「令尹である」と答えた。陳軫は「楚王は令尹を二人も置くことはないでしょう」と言って例え話を始めた。「楚に祠者がいて、家来に酒をふるまった。家来は『数人で飲むには足りないが、一人で飲むには十分だ。地面に蛇の絵を描いて、一番初めに完成したものが飲むことにしよう』と提案した。一人が蛇を完成し、余裕があったので足を書き始めた。その途中でもう一人が蛇の絵を完成させて、先の男から酒を取り上げて『蛇には足がないのにどうして足など書けるのか』と言って、酒を飲んでしまった。蛇の足を書こうとした者は、調子に乗ったために酒を飲みそびれてしまった」。陳軫は続けて、「今、昭陽は大臣になって魏を攻め斉まで攻めようとしています。斉はあなたを恐れています。今の官職の上に加えられる官職はありません。さらに手柄を立てようとする者は、必ず身を滅ぼします。今の爵位も誰かに取って代わられます。ちょうど蛇の足を書こうとした者と同じです」と言った。昭陽はその通りだと思って、斉から軍を引き上げた。
 役立た無いものに鷄肋が有る、鶏の肋骨の事で有る。韓国ドラマの大長今の最初の口頭試験に登場するする                                             
 曹操は自ら漢中を平定して、さらに劉備を討とうとしたが、前進する事ができず、漢中を守ろうとした。功を立てる事は難しく、護軍以下は進軍するのかしないのか、何に従えば良いのか分らずにいた。
曹操はそこで外に出て指示を下したが、ただ「鷄肋」(鶏の肋骨)と言っただけであった。
属官たちは誰も理解できなかったが、楊脩だけは「鷄肋は食べる所は無いが、棄てるには惜しい物だ。公は帰還と決められたはずだ。」と言った。そこでそれを外の者に知らせ、緊張を緩めさせた。曹操はその後、果たして軍を帰還させた。
 韓国ドラマの大長今の三度目の口頭試験では孟子の戒めが登場。

孟子が梁の恵王に謁見した。
恵王が云った。
 あなたは千里を遠しとせずしていらっしゃったが、吾が国にどのような利をもたらさんとするのか、と。
孟子が答えて云った。
 王よ、どうして利と言うことがありましょうか。 ただ仁義をいうのみです。 王は何を以て吾が国を利するかと求め、身分ある者は何を以て吾が家を利するかと求め、官吏や庶人は何を以て吾が身を利するかと求める。 上下こぞって利を取らんと欲さば、国の危きは火を見るより明らかです。
万乗の国でその君を弑する者は必ず千乗の家の家臣であり、千乗の国でその君を弑する者は必ず百乗の家の家臣です。 万乗の国で千乗の禄を食み、千乗の国で百乗の禄を食む、決して少なくはありませぬにそ れでも多しとは致しません。 義を後にして利を先にすれば、窮まり無き利欲に惑いて遂には奪わねば飽 かぬようになるのです。 古を鑑みるに未だかつて仁ありてその親を蔑ろにする者は居らず、義ありてそ の君を忽せにする者は居りません。 されば、王もまた仁義のみを言うべきであって、どうして必ずしも 利と言うことがありましょうか、と。
 インターネットに繋がって居るパソコンとそうで無いパソコンでは利用価値が違う。インターネットに繋がる為には回線の契約やプロバイダーとの契約が必要。御金が掛かるので有る。          








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