どつぼ(野壷)

 実に恐ろしきは人の心で有る。水の中に居て渇をほざくが如くでも有る。原子力発電所が営業運転を続けて居る時に原発は危険だと決め付けて運転停止を求めるは理解出来るが、日本の原子力発電所の総てが止まって居る状況下では理解に苦しむ。前の総選挙で脱原発を掲げた民主党が惨敗し政権が交替したのを見ると民意は原子力発電の再稼働に向いて居る様にも思えるが。天災地異での被害は仕方が無いと思う人も実際に多い。大きな被害の出た後も復興が進み平常に戻るが通常。しかし、3年も経っても平常に戻れぬ世界が続いて居る。西日本の電力会社は東北地方の太平洋沖で起きた海底大地震の被害は殆んど無かった。動いて居る原発より定期点検の済んだ原発が危険とする屁理屈が罷り通って仕舞い大変な事に。後の世の大学生が卒業論文のテーマにしたく成る様な人の心の恐ろしさを見ることが出来た好機でも有った。法治国に在って政が法律通りに行なわれない事にもどかしさを感じるのは私丈で有ろうか。国は原発事故の賠償を電力会社にさせるため電力会社を悪者に仕立て上げてしまった。原発事故は世界に前例が無い訳で無く、政府も危険を認識して居て、配管の一部の変更も国の許可を求めさせたので有る。一部の少数政党も原発を政争の具にして、党員を増やす為に脱原発を掲げた、政治とは本来関係の無い労働組合の集会でも脱原発を訴え洗脳を行なって居る。中には原子力発電の再稼働を政争の具に使い原子力規制委員会の暴挙を暴いている政党も有る。日本の法律に外国で起きた巨大地震を引き合いに出す裁判官の頓珍漢も有った。日本の法律は日本の領土内で起きる地震の事を言って居るので有る。              子供の頃、どつぼに嵌ると名前を変えねば成らないと教えられた、名前を変えねば成らぬ程の人生の大変で有ったので有る。頭の禿かけた老人をどつぼから救い出すは至難の業でも有る。芸能人は良く芸名を変える、認知度が減って不利な筈が替えるので有る。死者の高名の徳を授かる世界で有る。知らない人が居ない程に有名に成った人も実際に此の世に居る。名前丈で郵便が届く。原爆と原発事故は違うと原爆の被爆都市の市長が平和式典で当たり前の事を言ったらニュースに成った。核兵器の廃絶、根絶が未だ完了して居ない現状では原子力の平和利用を進めるは被爆国として尤もとも思えるが。
 世に悪法は数多有れど悪法も従わねば成らぬのが此の世の理、哲学者のソクラテスの教えでも有る。法に従って居れば罰を受ける事も無いが拷問に因って罪を暴くも世の倣い、拷問が家族や親戚縁者に及べばしていない事まで自白してしまうも世の習い倣い。最初に全員に罰有りきの法は極めて珍しい。珍法でも有る。東北地方太平洋沖海底大地震で殆んど被害の無かった原発を総て停めて仕舞うは鬼畜の所業でも有る。電力会社は電気を作るのが営業、営業停止に近い厳しい行政処分は常軌を遺失している。火力発電所を持たぬ電力会社にも同様の仕打ちをした。赤字経営が3年も続けが銀行の融資も難しい、社債の発行も困難、倒産の危惧も有る。防波堤の嵩上げ工事等は原発を動かし乍でも出来たで有ろうに、3年の間電力会社は湯水の様に御金を使い安全対策を行なって来た。大飯原発が定期点検に入って久しい、そろそろ完了する時期の筈が誰も何も言い出さない。色々物議をかました前政権の民主党ですら出来た大飯原発の再稼働が現政権の自民党が出来無いでは全世界に恥を曝す事に成ると思われますが。今の日本はどつぼに嵌った状態で有る。ほざけはほざく程に肥が口に入る。大飯原発は前政権の民主党が唯二動かしえた原発で有る。今三度目の安全基準審査をしている事に成る。重複する部分は省略出来る筈では有るがそうはしないので有る。
 珍国日本のエネルギーが危うい。原子力規制委員はたったの五人で有る。二人が反対しても残りの三人の意見で総てが決まって行く。活断層の定義も10万年から40万年に勝手に拡大して仕舞った。地質学者が学会の中で論議を重ねて決めるべき事を。活断層が原子炉の真下に有ると原発は営業出来ない。電力会社はそこらじゅうの地面を掘り返し無い事を証明しなければ成らない。無意味な事に御金を使わされる結果と成って居る。10万年の間に一度も動かなかった断層が原発の僅か40年足らずの営業運転中に動くとでも思って居るので有ろうか。 独立性を持たせた原子力委員会を作って仕舞った為に政府の指導が出来無い。暴挙を規制・監視する機関が無い。原子力規制委員会は国会や政府に審査の進捗状況を報告する義務は無いので有ろうか。大飯原発の定期点検が完了すれば速やかに再稼働させ、たの審査中の原発も速やかに安全基準に適合を公表すべきで有る。雨後の竹の子の様に次々に原発が動けば電力会社の赤字経営も黒字化に向かい、株価価も通常にもどり配当の無配からも脱却し暗くて憂鬱な節電や計画停電の計画の恐怖からも逃れる事が出来るで有ろう。原発さえ再稼働すれば日本の未来も明るい。
 核融合発電は地上で第二の太陽を造る画期的な発明に成る。放射能汚染の心配は無いし燃料は海水の中に有る重水で有る。超伝導コイルの進歩も目覚しく実現が近いが莫大な研究費を使うよりは誰かが発明したら特許を買って実用化を計るのが得策と思う人も多く電力会社単独の研究は進んで居ない、国家的事業でも有る。国はもっと予算を取って研究施設の充実を計るべきで有る。









            2014−01−01−564−01−01−OSAKA  



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