アマリリス

 アマリリス(Amaryllis)は、ヒガンバナ科ヒッペアストルム属(ヒペアストラム属とも、ラテン名 Hippeastrum)の園芸雑種。学名 Hippeastrum×hybridum。多年草で原産は南アメリカ。初夏にユリに似た 六弁の大きい花を2 - 4個つける。花の色は白・赤・薄紅など。現在販売されている球根には、八重咲き のものが多い。また、通常の花は横向きだが、上を向いて咲く受け咲き種、香りのある品種なども作られている。
日本には江戸時代末期に、キンサンジコ Hippeastrum puniceum、ジャガタラズイセン Hippeastrum reginae、 ベニスジサンジコHippeastrum vittatum等の原種が渡来している。
春植え球根の代表種であり、こぶし大の球根は成長が早く4月に植えると1ヶ月後には開花する。植え付け、植え替えはソメイヨシノが散る頃が適期である。
ヒガンバナ科のほかの植物と同じく、球根などにリコリンを含み有毒。

 「アマリリス」という言葉は広く使われているが、学名を意識して考えるとややこしいことになっている。
日本で一般的な人が「アマリリス」という場合は、冒頭に述べたような意味である。Hippeastrum属であ るのに「アマリリス」というのは、かつてAmaryllis属に分類されていた名残である。
また、Amaryllis属というものがあるのに、Hippeastrum属の和名をアマリリス属としている場合があり、混乱があるようである。
Amaryllis属の植物、すなわち「本来のアマリリス」とでも言うべきものは、南アフリカ原産のホンアマ リリス、ベラドンナリリー、アマリリス・ベラドンナ(学名 Amaryllis belladonna)などと呼ばれる植 物であり、 数品種が夏植え球根として販売されている。


































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