相撲を取りたがる女 仲人をライフワークにして来た、元教師の老夫婦は百組で最後にしようと願掛けをしたが、何故か後一組が中々纏まらず、嘆きの日々をを送って居った。かって気の弱い男の子を虐めたおして居った男勝りの女が居ったのを思い出し。其の二人が未だに結婚も出来無いで居るのを知り、見るに見かねて縁談を持ち掛けた。恩有る恩師の事、二人は嫌々見合いをする事にした。恩有る恩師事、相手に断らせる為に、愛想尽かしを考えて居った。男は女の母親代わりに付き添った既に結婚して子供も有る女の姉に惚れてしまった。上品な女のい姉は本に素敵な女で有った。 堅苦しい挨拶も終わり掛けた時、女は緊張のあまりか、おならをもらしてしまった事から。何やら可笑しく成ってしまった。 後は二人でと言う事に成って、仲人夫婦と男の両親が退席した途端に、足が痺れてしまったのかいきなり立膝をついてしまった。 「これ、はしたないかっこして」「何て下品な事して」「もう二度とこんな役せいへん、こんな調子じゃ一生結婚なんかでけへんわ、泣きついてでも、この人に嫁にもろて貰い」愛想をつかしてしまう姉。 二人きりに成って。 「其方は先程から、間の抜けた返事ばかりして居るが、其方には信念が無いのか、夫婦に成って欲しいと頼めば、願いを叶えてあげ無くも無いがのう」「其方は口がきけんのか、何か言ってみなされ」 「汚れて居る」「何処が」「此処が」男は女の前を触ってしまった。 「ああ、今何をし居ったのじゃ」「この阿呆、呆け、粕」突然拳骨が頭に飛んで来た。「痛」 「又、子供の頃みたいに、虐められたいのか」「男は良い歳こいても子供みたいな事し居る者じゃのう」 女は鼻をかみ、前を押さえ乍立ち上がり。「あんたも尿せいへんか」二人は便所に立った。 女は男の家を見たいと駄々を捏ね、歩いて男の家に行く途中、序に佐太神宮に詣でた。 「懐かしいわね、子供の頃の儘やね、女だてらに相撲を取ってよう男の子を泣かしたもんやわ」 「子供の頃を思い出して相撲を取れへんか、さあ、行くえ」「人が見て居るではないか」 「そやね、一寸恥ずかしいわね、あんたの家に着いたら思い切り相撲を取ろな」 男の家に着いて。 「何じゃ、この部屋の暴れ様は、呆れ果てるのう」「鰥夫暮らしに蛆が湧くと言うのは本当じゃのう」 雨が激しく降り出し、女は一向に帰る気が無いらしい。 「夕飯は如何なさる積りじゃ」「うちが作って上げる」女はもう夫婦に成った積りで居った。 「なあ、あんた、仲人様の話聞いた、この縁談を纏めたら丁度百組目の念願が叶うねんて、思いを叶えて上げたいものやね。うちはあんたでもかまへんえ。あんたもうちで我慢しとかへん、一生尽くすよって」「せや、相撲を取るのを忘れて居たわね、後で思い切り相撲をとろな」 女は食事の片付けをして居る最中に急に尿がしたくなり何やらもじもじと淫ら行為を。 男はそんな女をみて、愛しく成ってしまい、突然接吻してしまい。女は生まれて初めて接吻されたショックで尿垂れをしてしまい、居直ってしまった。雑巾で厨房の床を拭きながら、喘いでしまった。 「嫌や、嫌や、愛想を尽かす前に、相撲を取って。うちが負けたらあんたの言う通りにするさかい」 女は痛烈な張り手を食らってしまい布団の上にひっくり返ってしまった。 「あああ、負けてしまった」女は子供見たいに足をばたつかせ悔しがった。突然帯を解きだし。 「何をして居る」「負けてしもうた。好きな様にせい」と着物の裾を乱し布団の上に大の字に成ってしもうた。「勝手にせい、わしは風呂に入って寝る」 風呂の中までは押しかけては来無いと安心して居ったら上がりかけに女は裸に成って入ってきてしまって突然に湯船の中に入りこんでしまった。「うんこがしたく成ってしてたら遅成ってしもうた」 「御免、掛かり湯するの忘れてしもうた」 女は陰部も隠す気すらも無いのか丸出しで有った。陰部を洗い出し、其の淫らな事と言ったら。 「そんなにうちのおそそばかり見つめ無いで、恥ずかしいわ、あんたも男やね」 男が寝て居ると女は布団の中に潜り込んで来た。 「其方は病気か、其れとも阿呆たれなのか、傍に女が寝て居っても催したりはせんのか」 「かまわぬ、何をしてもぶったりはせぬ」 「これ、その様うな所に接吻してはならぬ、又、尿垂れをしてしまうではないか」 朝に成って、女は散々しかりつけた。 「阿呆、呆け、粕。あんな悪さをしおって、私は恥ずかしくてもう御家に帰れぬぞ」 女は金曜日の夜に成るとっ相撲を懲りずに取りたがり、取って居る内にやや子が出来てしまい。二人は慌てて式を挙げた。女は双子の女の子をを産み落とし。乳離れが終わると又、相撲を取りたがり、取っていると又、やや子が出来てしまい、又双子の男の子が出来てしまった。 「もう、二度と相撲は取らぬ」「何も相撲を取るから双子が出来る訳ではないのんえ」 女は又、やや子が出来てしまい女の子をを産み落とした。女はひつこく相撲を取りたがったが男は二度と取ら無かった。 2005−10−23−70−OSAKA |
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