灰猫の竃撰び
雪夜晩は灰猫も竃選びで大童、アッチの竃で頭を張られ、コッチの竃で尻を叩かれで有る。凍え死にする位なら、人の寝床で寝た方が益し、背に腹は代えられない。抱き猫の門出嫌いは有名で有る。飼い主を信用して居ない事が丸判り。首に巻き付いたり、額の上に載った地で有る。同宋異夢、同じ寝床で寝て居ても、灰猫とヒトでは見る夢は余りにも違う。生物図鑑を紐解くと、武漢新型冠状病毒肺炎(COVIDー19)は生物と物の間の存在で有る事が判る。宿主無しには増殖出来無い。月に2回程度変異株が現れる。変異は偶然のみが支配する世界、神仏はああ関与しない事が重要で有る。確率的には少ないが強毒化する場合も有る。強毒化すると宿主を寝込ませ感染は広げられ無い。宿主を殺すは自滅行為で自然淘汰が働き絶滅に向かう。本来は宿主と強制し共進化を遂げるが本来の姿、餌のミトコンドリアを体内に取り込み、共生の道を歩み、共進化を遂げた前例が有る。
『犬も歩けば棒に当る』の諺が有る。犬が棒みたいな賞も無いものに、怯え、唸り、吠え、猛ぶを知ら無い人には理解し難い。洗濯用の物干し竿に迄唸る。棒に当る事が幸運の女神に出会えるかの如くに勘違いして仕舞う。ガラパゴスのイグワナは観光客が近付いても逃げ無い、南海の孤島で人との接触が無かった。奈良公園の鹿の横暴は徳川五代将軍綱吉の天下の悪法の『生類憐みの令』が元凶、奈良県の人は早起きが多い、朝起きて家の前で鹿が死んで居たら大童で有る。奈良には悲しい伝説が有る。寺子屋で習字の手習いをして居た三作が、勝手に上がって来て習字の半紙を食べて仕舞う鹿を追い払おうとして、文鎮を投げたら、急所に当たって鹿を殺して仕舞った。春日大社は無慈悲にも、三作に石子詰めの刑を科した。大きな穴を掘り、殺した鹿と一緒に生きた儘埋葬し、上に石子を詰めた。三作は三日三晩泣き通したが四日目の朝に泣き止んだ。無念に狂い死した母者の怨霊に未だに怯えて居る。
日本の飼い猫は野良猫とも野猫とも区別が付か無い。開けっ広げの座敷に住んで、お外に遊びに出る。腹が減ると家に戻って来る。飼われて居るとは思って居無い家畜で有る。昔、猫は繋いで飼ってはいけ無いと言う法例が実際に有った。結局野良猫が増え、泥棒猫が増えた。されど、火山於噴火で凶作で飢餓が訪れると、何故か犬や猫が居なく成る。
昔は鼠が多く、天井裏で鼠と鼬の運動会で安眠が損なわれたら、他家から猫を借りて来た。借りて来た猫の様にと称されるが、最初の三日ほどで、後は勝手気儘で遣りたい放題で有った。
『飼い犬に手を咬まれる」の諺も有る。毎日餌を貰って居た、老婆の手迄咬む、余りに美味しそうに食べて仕舞ったので、モット入れてやろうと餌の皿を取ろうとして咬まれる。骨まで見える大けがで有る。明日から誰に餌を貰う心算遣ったのや。咬むのは老婆の手丈では無い。自分が産んだ我が子の子犬迄咬む。咬み傷を幾ら嘗めても二度と生き返らない。
猫は鼠より賢い、犬は猫より賢い、猿は犬より賢い、されど、猿はペットには向か無い。飼い主に赤子が産まれ、嫉妬を感じた猿は赤子を噛み殺す。
スペイン映画に『カラスの飼育』が有る。飼い犬に手を咬まれるの同じに、『飼って居る烏に眼を穿られる』の諺からきて居る。美人の継母を殺そうとする恐ろしい映画。何故か母親役が喜劇王のチャップリンの娘で有る。何故かスペイン語喋れる。
バベルの塔の伝説が有る。天の神の戒めに背いて、摩天楼な塔を建てた王が天の神の怒りにふれ、言葉を乱され国滅ぼすの物語で有る。英国がEU連合を離脱して仕舞った。移民が入り過ぎ言葉が乱れ、国滅ぼす為でも成る。亜米利加は移民が作った国、今後、純血の白人が益々減って行く。黒人やエスパニック系が増えて来て居る。アーリア人は好戦的な性格、アメリカインデアン600万人を絶滅させた前例が有る。黄色人種の日本人を東洋の黄色い猿と詰られ、360万人が虐殺された。今や赤字大国で有る。倒れ無いのはドルが国際基軸通貨の為で有る。其のドルの信用が最近揺らぎ出した。グローバル企業のGAFAは最早亜米利加を必要としなく成った。中国は原油の決済を人民元出と言いだした。人民元電子マネーの試験運用も既に始めた。日本の日銀も、円電子マネーを計画中、既に円や金建ての仮想通貨は既に発行済み、投機には向か無い。